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テーマ:最近観た映画。(40062)
カテゴリ:映画
15日の夜、NHKBSプレミアムで見た映画。
「ドライビング Miss デイジー」。 今から34年前、1989年のアメリカ映画です。 『内容』 南部アトランタで教職を退いて余生を過ごしている未亡人の デイジーは、少し頑固な老婦人。 車を運転して出かけようとした時に 隣の生垣に突っ込んで 事故を起こしてしまう。 デイジーを心配した息子ブーリーは 彼女の専用運転手として 初老の黒人ホークを雇う。 運転手などを使い金持ちぶるのを嫌がるデイジーは ホークに冷淡で車に乗るのを拒否するが 黙々と職務に励む ホークに心を開きはじめ 文句を言いながら乗るようになる」 いい映画でした。 古い映画で 何度もTVで上映されているでしょうから ご覧になった方も多いでしょうね。 いい映画だと思ったら アカデミー賞4部門受賞していました。 主演のミス・ディジー役は ジェシカ・タンディー。 80歳でアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。 黒人の運転手・ホークは モーガン・フリーマン。 ミス・ディジーの息子ブーリーは ダン・エンクロイド。 物語は1948年のジョージア州アトランタ。 第2次世界大戦が終わって、まだ3年という時代です。 ミス・ディジーが車で出掛けようとした途端に 隣の生垣に突っ込んで危険な状況になったので TVの前で「わっ!危ない!」と叫んでしまいました(^-^; ディジーの息子は会社の社長さん。 すぐに新しい車と運転手を手配します。 まだ自分で運転したいディジー。 これは今の日本の 高齢者ドライバーにも当てはまります。 頑ななディジーは 缶詰が1個食べられているのを 「ああいう人達は物を盗むのよ」とホークを疑ったり、 そしてそれが間違いで恥じたり。 ある日、お墓参りに行ったディジーは ホークに 「2列先に並んだお墓の中に、バウアーさんのお墓があるから このお花を置いて来て」と頼みます。 困り顔になるホーク。 「字が読めないんです」と言うとディジーは驚いて 「毎日、新聞を読んでるじゃないの!」 「あれは写真を見ています。写真でだいたいのことはわかります」 字が読めなくても 運転免許証は取れる時代だったのかな?? 「アルファベットはわかるでしょ? 最初がBで最後がRの名前を探して置いてきて」 「その間の文字は?」 「それはまた後で教えるわ」 ディジーは、クリスマスに書き取り帖をホークに贈りました 嫁・姑の問題も出てくるので 日本と同じだわと思うけど 日本のように陰湿な感じじゃないのがいい 息子のブーリーは 何かあるたびにやたらと母親に呼びつけられ 朝食もとらずに母親の家に向かうけど 嫁は別に そんなにイヤな顔もせず。 アメリカ人の母親と息子って 物凄く仲良しですからねぇ ディジーがアラバマ州に住む兄の誕生日に ホークの運転する 車で遠出します。 途中、休憩していた道端で 2人の警官に職務質問をされます。 ディジーは自分の苗字を「変わった名前だ」と言われ 「ドイツ系です」と答えます。 走り去るホークとディジーの車を見送りながら 警官たちは 「年寄りの黒人と ユダヤ人の老婆か。嫌な光景だ」 人種差別、民族差別があからさまに描かれ、 ホークはガソリンの給油所で 黒人だからトイレを借りることが できません。 でも、物語そのものは淡々と続き、ある日突然ディジーは 認知症を発症します。 学校に行かなくては、と教師時代に戻ってしまった彼女を ホークが落ち着かせ、ディジーはホークの手をそっと握り 「私達は 親友ね」と言いました。 老人ホームに入ったディジーと 会いに行ったホークの 静かで暖かい語らいの様子で 映画は終わりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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