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2024.03.18
テーマ：赤毛のアン(148)
カテゴリ：赤毛のアン
私が「アンオタクの鑑」と呼ぶ 高崎のmiwakoちゃんが
昨日の日曜日に高崎から日帰りで来静しました  目的は静岡市美術館で31日まで開催の 「高畑勲展・日本のアニメーションに遺したもの」です。 この展覧会は2019年に東京から始まりましたが、その後コロナで 順延されて 5年かかって静岡市が最後の会場なのです。 どうしても見たかったmiwakoちゃんは いろんな障害を乗り越え？ 念願叶って笑顔で9時に到着  10時のオープンと同時に美術館に入館できるように来たのだけど 高崎を何時に出たの？ モーニングコーヒーを飲んで 1時間近くお喋りして 美術館のエレベーターに乗りました。 エレベーターの絵は ハイジの絵コンテ。  高畑勲展は1月31日に見て ブログも2月1日にUPしたのですが オタクの鑑ともう1度見るのも面白そうと思いました  展覧会の様子は、2月1日のブログで見ていただけたらわかると 思いますが、前回ぼんやり見ていたところに気が付いたりして 初めてのような気分で回りましたよ  入口の導入スペースに 高畑さんの年表があるのすが 三重県生まれは知っていたけど 岡山で育ったんですね。 岡山県立朝日高校って 岡山で1番の進学校ですよ。 で、東京大学仏文科だから 秀才だわ～  会場は撮影禁止なので 今回撮ったのはショップの写真だけ。 これはポストカードコーナー。  古い時代の、知らない映画のポスターなどから見ていくと おびただしい数の絵コンテ、レイアウト、原画、背景画、 直筆のノート、企画書、音楽設定など 1300件以上の展示は 実にこまかく高畑さんの字で指示されています  「ねぇ、これ何？」オタクの鑑に質問。 「これは音楽設定ですよ。ここでどうするかという全体の流れ」 「あ、これ見て！昔の映画【竹取物語】の高畑さんのノートに 『拒絶の美学』って書いてある！」 「拒絶の美学！『光る君へ』にも通じますね」 「源氏物語も 拒絶の美学？」 その隣には「安寿と厨子王丸（1961年）」 「声優が凄いですね！昔は声優はいなかったから 俳優さんが やっていたんでしょう」 北大路欣也、佐久間良子、山田五十鈴、東野英治郎、平幹二朗・・ へえ～、凄い人達がアニメの吹き替えをしてたのね 安寿の声が佐久間良子で、衣装を着てモデルになっていて 佐久間良子の声の通りにアニメの佐久間良子（安寿）が動いて ・・・面白い  「太陽の王子 ホルスの大冒険」の3分ほどの予告編が上映されていて 見ている人達が多かったです  多いと言っても、31日で終わる展覧会の日曜日の午前中だけど お喋りしながらゆっくり見て回ることができるぐらい 高畑勲さんのインタビューの映像は 「宮崎駿がいたから ここまでできた」と話していました  私は高畑勲さんと宮崎駿さんが頭の中でごっちゃになっていたけど NHKの「プロフェッショナル」で宮崎さんが高畑さんの影響を受け、 強く意識し、想いをよせ、憧れているという複雑な関係性を 知りました。 宮崎さんがまるで 片想いのように高畑さんを想っている  名作劇場ミニシアターでは 5分ちょっとのアニメの映像が 繰り返し流れていました。 「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」。 これはアンの豆皿です(*^_^*) 買わないけど＾＾  赤毛のアンコーナーでは 2人でガラスケースの中の 小さな文字を覗き込みました  昨日は 小さい声で話しながら回っていても注意されなかった。 ガラスケースには手をつかないように 気を付けましたけどね 「このノート、見て！」「こまかい～！」「登場人物全員の 性格まで書いてある！」「駅から何マイルとか 全部わかる！」 私達が特に気になったのは アヴォンリー村の地図。 「写真が撮りたい！」「miwakoちゃん、頭に焼き付けて 後で地図を再現してみて！」「無理無理  」アヴォンリー村の地図は ネットで探してもこれが正確と 思えるものが見つからないのだけど、高畑勲さんの作られたものは 間違いないと思えるのです。 絵を描かれないアニメーション映画監督の高畑勲さん。 その指示は厳しくて アンのことも「その骨格から 成長したら 知的で魅力的な女性像になるように 11歳の少女を描け」 というようなことを言われています(^-^; その絵もちゃんと残っていました  「かぐや姫の物語」の映像、すごいスピードで走り抜ける場面は 「短距離選手みたいね たおやかで雅なお姫様のはずよね？」というと、 「かぐや姫は月の人で ある意味宇宙人なんじゃないですか(笑)」 そっか！なるほど(笑) その走り抜ける場面は 全身から悲しみが伝わるシーンなのですが そこだけ映像で見るとフルスピードでした(^-^; 「こちらに名前のある、アニメーターの奥山玲子さんという人、 朝ドラ『なつぞら』で広瀬すずが演じた役ですよ」 どこまでも詳しいmiwakoちゃんと 見ること2時間。 2300円の図録を買おうかどうか 迷うmiwakoちゃん。 アヴォンリー村の地図が載っていなくて諦める  あのね、1月に高畑勲展を見たことを 東大卒の同級生男子に メールしたら、高畑勲のことは敬遠していたけど知っておかねば と思って、高畑勲展の図録を取り寄せたんだって(^-^; ファンじゃないのにね   もっとオタクな話題が続いたけれど ショップで少しだけ、 1000円以下のお買い物をして、ランチに向かいました。 マニアックじゃないランチへと続きます
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