被災地での「笑い」
みなさん、昨日の日記にも、たくさんのメッセージありがとうございます。ホントに感謝。TT今の私のキーワードは、受容と前進。アグレッシブな子ども達に、追いつけ追い越せ。しなやかな強さを身につける、いい機会ですよね。連日、高校や大学、会社の友人達が会ってくれています。おしゃべりして、笑って、笑って、デトックス。10代後半~20代前半を過ごした仲間達、土台が一緒なんですね。何でも話せるってすごい。ホントにホントに大切な人達です。で、最近、アゴの付け根が、筋肉痛。^^;***被災地では、電気・水ナシの生活、生きること自体に一生懸命でしたが、子どもと一緒の被災地生活、精神的にはとても満たされていました。その後の暗黒の日々を振り返っても、決定的に違うのは「笑い」の存在です。非日常な日常で笑っていた記憶が沢山ありますが、忘れられないのは、一発目。大津波の後で、感動の再会を果たした約1時間後。・・・はやっ!^^;;;再会した場所から、山の尾根を歩いて約30分、開けた場所へ。そこから向かいの山の上に、かつての姿のまま並ぶ家々が見えました。そこが、目指す我が家です。でもその間に横たわっていたのは、津波現場。(──┬──__──┬──)山を下りて、驚きました。目の前は木片や鉄くず、一面の瓦礫。山の上から見て、確認していたはずです。なのに、別の所へ来たような衝撃がありました。山の上から俯瞰したときには分からなかった、威圧感。その後テレビで画像を見たとき、あ、違うのはこれ、この威圧感だ!と思いました。テレビ、山の上、グランドラインという順番で、現実味が高まっていたのを感じます。山に突き刺さっている船、黒い窓を並べる建築物に垂れ下がるブイ、ガードレールに引っかかっている無数のワカメなどが、異様感を際だたせていました。辺りは、泥と腐ったようなニオイが漂っています。そして、極限の殺伐が画像として騒がしく入ってくるのに、耳には静寂で静寂で・・・こわかった。薄ら寒いって言葉がピッタリでした。津波注意報は出されたままだし、さらに、夕暮れも迫っています。瓦礫や泥で道は見えません。でも、明るいうちに越えなくては。子ども達の命は、私の判断に委ねられている。行くしかない!そう肝を据えて、「いい!?お母さんに付いて、 前見てテクテクテクテク歩くんだよ!」「はいっ」子ども達の緊張したまなざしを確かめて、いざっ!!!と一歩を踏み出して!、コケた。Σ('◇'*)どうなの、わたし。(--,)一瞬でドロドロ。手のひらは流血だし、本気ゴケ。そして、一同大笑い。「さすがお母さん!」って。さすがって。TT体を張って笑いを取る。芸人の鏡やん。(* ̄Oノ ̄*)その後、息子が足下の電線にからまるタコを発見して、「今日はこれ、食うべ!」って笑いあったり、建物の下をくぐるときには、娘が「トンネルみたいだね♪」って。肩の力が抜けました。「笑い」は私を冷静にし、結果、早く家に着く原動力になったと思います。