仙燐眼

彼の性質は、とっても繊細で傷つきやすく
何でも考える事から始める慎重派
でも、自分星が３つもあるから、
それにめげることもなく却ってそれが個性となりえる

しかし、感情の星が人一倍鋭く
その上、その感情を被す頭脳の星も鋭い
こういう場合は絶対にバカな人はいません、
頭も切れ、先を見る目を常に持ち
自分の信じる道さえ見つかれば
突き進む力は誰にも真似できないくらいの力を発揮する。

彼の小さい頃は親が会社を経営してかなり裕福に暮らしていたということでした、
しかし、7歳の頃に父の会社が倒産して
一転して、極貧生活
これは、星にも出ていました。
7歳と言ってますが、
昭和41年であったろうと思います。

この後も、彼は決して幸せな生活とは言えなかった。
母親もその後亡くなってしまい、
彼は大人になるまでに、
人生の浮き沈みをいっぺんに経験してしまったのです。

しかし、彼はいつしか、社長になるんだ！という信念を持ち
24歳で開業スタート
それに至るまでは、普通な生活ではなかった。
毎日3時間ほどの睡眠で
宅配の仕事で300万貯めて資本金を稼ぎ
経理を学び、外食チェーンの経営学を身をもって学んだ。

開業した時期も
今までも彼にとって決していい運気とは言えなかった。

この運気を見て思ったのは、

よっぽどの、彼の信念と計画性と実行力があったのだ
と確信しました。

彼の苦労は体力的にも精神的にも
普通ではなかったはずです。
並々ならぬものだったと伺えます。

でも、
彼は親の成し得なかった復讐を必ずやり遂げると信じ続けたのでしょう。

このように運気が悪くても
強い信念と精密な計画性があれば、
成功は出来るのです。

彼がそのいい見本です。

彼の星は私がこの占いの勉強をスタートした頃からの疑問でもありました。
とっても発達できる星で決して頭の悪い人がいないけど、
ちょっと両極端な感がありました。

私が占ってきた人たちでも身近な人でも
成功している人と全くそうでない人といました。
共通する点は、頭が良いので
野望がある人ばかりという事でした。
そして、この野望はかなり大きいということ。

実践できるためには、わき目も振れない事
しぶとく計画して
一つづつこなしていく事
つまり、迷いやすい星でもあるのです。
その代わりに才能にあふれているから、集中すれば
すごく伸びるのです。

彼は、人生をスケジュールにしているそうです。
社長業を辞めるための退任式も既に何年にするか決めているそうです。
彼の走り続けた人生は老後にちょっと落ち着きます。
でも、忙しいのは変わらない、
今よりは自然にしていても安定できる人生が待っているという事です。

だから、54歳くらいになったら、
すこおし気を抜いてもいいのですよ。
気張らずに自然にリラックスしていても安定出来るはずです。でも、きっと彼はそれは出来ないんだろうなぁ。

＜終＞