仙燐眼

確かに性質って、みんないろんな面があって、

自我
感情的
優しさ
怒りっぽい
気が弱い
頑固
心配症

これら、みんなそれぞれの配分があって、
いかようにも形成される。

どれもひとつの感性のない人はいない。
みんな持ってる感性。


子供はとっても素直。

それゆえに、
意識しないまでも
自然に性質の配分により星や環境に左右された流れのまま
表に表れる。


この子は小さいときから、
なかなか人の言うことを聞かない子だ。

とか、

人見知りが激しく神経質な子だ。

とか親の判断で聞かされることがある。


占いは
小さいうちにその子の傾向を知っておく必要があるのでは？
とも思う。

特に星の偏りがない子ならば、
親が特に手を焼かずにも、
平凡に過ごさせることは出来る。

でも、
例えば、子供からの何かの信号を感じたら、
これは、この子には何かの特性があるのでは？
と、考えてもいいと思う。

環境がいろんな偏りを修正してくれる。

占いで、その子の偏った星の傾向を知ったとしても
それをうまく動かせるような環境がなかったら、
何の役にも立たない。

逆に言えば、
占いなんてしなくても
親の愛情が伝わった環境があれば、
偏った星の子供さんでも
上手に対処できる大人に成長できるのだ。


前にラジオ番組で聞いたことがある。

子供の非行について何とかできないかという育児相談。

その子は男の子で、
小さいときから、あまり、親に心配をかけることなく成長したのに、
中学に入った頃より、
急にわがままになり、
反抗することが多くなったそうだ。

両親は共働きでとても毎日が忙しかったので、
ほとんど、子供には構ってあげることが少なかったそうだ。
でも、その頃は子供も
ちゃんとしてくれていたので何も感じなく過ごしていたそうだ。

ラジオの相談員は

高校生になってしまったこの男の子の横に
お母さんがこれからは、
毎日添い寝をして夜休むことを勧めた。

最初は、
今までほとんど一緒に休むなんて経験のなかったことに
抵抗されていたらしいが、
じきに、慣れ、
少しづつ寝る前の会話を母子で楽しむようになったと。

それから、息子さんの暴言や非行もほとんど無くなったということでした。


母親からの無償の愛を受けることが
子供にとっての一番の財産。
また、
これが、得られなかったら、
子供の心は乾き、
偏った星の影響はさらに増加させることが。

ときに、
忘れそうになるけど、

黙っている子供に
愛情を注ぐほんの数分を与えてあげて。

そうすれば、
あなたの子供は最後に親を見離したりしません。
親のためにも
必ず、立ち上がる、という気持ちを持ってくれます。


哲学者の森信三氏は

「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、
全員が天から封書をもらって生まれてくる。

その封書を開いたら、
あなたはこういう生き方をしなさい、と書いてある。
しかし、せっかく天からもらった封書を一回も開かないままで
死んでゆく人が多い」
と述べています。

天命を知り、立命に生きる。

それが私たちの生かされてるとこなのです。

＜終＞