仙燐眼

引き際って大事らしい。

私の師である安田先生のお話ですが、
20代後半に建設会社を立ち上げ
その後倒産となった。

この時期の運期を見たところ、

立ち上げた頃の運期はかなり良く
彼のもっとも欲しかった星周りがきていて
しかも星の力もなかなかしっかりとした安定があった。

しかし、その後の運期ががらっと変わり、
次に来た星は彼にとっては最悪の運期をもたらすものだった。
知らないでその運期の中でもがきながらも
頑張っていたのだが、
結局はとうとう親会社の倒産による
大きなダメージを作り
とうとうダメになった。


何も知らずにいると
運気の流れに大概の人は流される。

分かっていても
大事な家族に怒鳴ってしまう人や

分かっていても
会社で上の人とトラブル作ってしまう人や

迷ってばかりいて
なかなか動けない人やら、

ついつい人の意見に押されて
同調してしまい、
結局相手のペースに乗せられてしまったり


みんな
悪いとは思っていながらも
つい・・・そうしてしまった、という人ばかり。


どうしようもなかった、というのが本音。


今年、安田会長はその会長の座を自分から退いた。

まだまだ、余力はあったようだった。

しかし、今までの安田先生の流れからの
その行動によった影響などを鑑みて
きっと、この時期に、
今の時期にあえて、
退くことがいいと判断したのだろうと思う。

多分、
私が見たところ
安田先生自身には、周りには見えない中でも

何かの限界を少しばかり感じていたと思う。

このまま続けていれば、
4年後には
（いい時期をその前に経た後で）
きっと自分の意志とは関係なく

退かなければいけなくなるのだろう、と判断したのだと思う。

まだ、何年かイケル。

でも、今辞めないとずっと続けてしまうだろう。
あえて今辞めよう。
そのほうが自分のためにも
全ての周りのためにもいいはずなのだ、
と、そんな決意が感じられた。

引き際はしなやかに

惜しまれながら

祝福の中で儀式は行われた。