仙燐眼

先日、知人の姉妹の生まれたばかりのお子さんの鑑定をした。
もう、本格的な鑑定をお休みして久しいが
勉強のためにも
時々ちょっとした鑑定は自分なりにしたり
声かけられてすることはあるんだけど・・・。


女の子が生まれたらしく
初めての出産で喜ばしいお知らせで
早速仕事を休めて簡易鑑定を・・


命式を並べて見たところ
あまりの偏りに少し仰天した。

鑑定に当たり
一番シビアに感じるのはこんなときである

一目その並びを見て感じたことが
「危ない・・！」
　　という印象。

10年運の方なので
大きな危険時期が0歳～9歳まで続く

とにかく
心身ともに危険な状態と読めた

特に生まれてすぐの今年～来年は非常に厳しい

健康的に危険なのが、
鑑定していて一番辛い

やはり、どう説明していいものか
どう対処したらいいのか
それを指摘するのが
占い師としても辛い心境になってしまう。

傷官という星は
感受性の星でもあるのだが
いろんな読みが出来る

並びが良かったら
財を作りあげる金星にもなるが
周りの星によっては
事故や災難を呼び寄せたり
又健康上にも支障があり元々良くないと見る場合があり
今回の鑑定は
後者だった。

両親から受け継いでる何かが子の命式にも影響があるので
こういう場合
両親の命式も見れば、具体的にも解る

傷官性にも程度が様々で
また並びにも微妙な違いにより
その影響は大きく変化するのだが
この方の命式はとにかく極端で救いのない命式

もちろん生まれた日は同じで
男女別にも因るし
その時間にもより変化するから
同じ時間帯で同性ならば
この方と同じような人生になりやすい、ということになる

鑑定に忠実に
なるべく傷つかない言葉を選び
その注意点を伝えた
（当然その方の母親ではなく
姪になるわけで相談者は母親の妹である意味第三者なので
まだ話しやすかった）


「総じて9歳まで危険、
体に刃物が入るような手術か事故がほぼ必ずあります
しかし、うまくいけば
すっきり直るので
ぬかりなく・・悪いと感じたら早めに手術などして
切ってしまったほうのが
後で引きずりませんね。

生まれてからこの4年はその中でも激しく
9歳までは繰り返すでしょうね。

10歳過ぎれば
急に落ち着きますから
その間は親がきっちりと管理してあげ
守ってあげるのが大事。」

こんな風に、性質と将来の方向と共に伝えた。


聞いていた知人は
「やっぱり・・」と。

奇形で生まれたこの方は生まれてすぐに
三口の手術を受けたそうです。

また、その他の支障もあるようで
まだ、6ヶ月になるかどうかの子なのに
既に2回の手術をしたきたと。

占いの結果が当たるのは喜ばしいことかもしれないけど
出来ればこんな鑑定は本当は避けたい・・

ハッピーな鑑定をしていきたいのが心情だ。

しかし、
ここで両親共に気を引き締めて
この子を守っていこう、という気合のお手伝いが出来るならば
これは本望でもある。

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小さな子供といえども
生まれてすぐに大きな因果を持たされ
生きながら今後紐といていかなければ問題が与えられてる

私たち大人は
子育てを甘く見てはいけないと思う

新しく宿した命は他人のものであろうと
大事に扱わなければいけないのだ

純粋で学ぶべきものが沢山ある子供たちに
何を教えてやるべきなのか？

それは
その子が元々持っている天性のものがあるのだ

その天性をうまく育ててあげる環境が大事だけど
それ以前に
周りに大人たちが
基本的なことをちゃんと普通にしていくという事を
見せて
身をもって体験させなければいけない


きちんと整った部屋で規則正しい食生活をし
規則正しい生活をしていくなんて
もう
そんな事が出来なくなってしまってる家庭は日本にはゴマンとある。


部屋が汚くたっていい。

夜に洗濯してもいい。

たまに出来合いのお惣菜が食卓に並んでいてもいい。

コミュニケーションが家族でうまくいってること

これが一番大事。

大人同士はまぁいいとしても

子供にはちゃんと愛が確認される状況なのか？

どんなにワガママな子供だって
一番自分の身を心配してくれる親だって
肌で感じられているのなら
究極な非行まではならない・・

これはたまには親子で散歩しているから
とか
食事は家族でとっているとか

形ではない・・

気持ちで、
空気で感じるものだ。

でも、やっぱりこの気は形から入るものではある。

自然にこのコミュニケーションの形が作れる環境なら
安心だろう
でも、そうでないのなら、
無理にでも
形から入らなくてはいけない。

形と空気が一致する瞬間にそれは確認できるものだ

もし
それがあるなら規律ある生活はバラバラであろうが
別に気にしなくてもいいと思う

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とうとう香田証生さんは亡くなった

イラクの人質になったニュースを映像で見たときから
あまり、追いかけたくないような気分だった。

イラクで殺されてしまった捕虜たちの
唯一、日本人だけがなぜか遊び人
アメリカでの報道も多かっただろうが
やはり世界中で初めての例として
単なるボランティアでもなく自衛隊でもなく
「自分探し」と取りざたされていたように
遊びに行って殺されてしまった一人だった。

助けてあげて欲しいと訴える人はいなかったように
逆に批判は恐ろしく多く
ご両親の心境を考えたら
なんとも計り知れない辛い気持ちだと察する

だからと言って
恥じる・という気持ちにもならない

共感する気持ちはある
理解する部分もある

「しまった」という叫び。


親として
子に与えるものは手放す前に出来るだけのことはしていくものだ

香田さん自身に憤りは感じないのだが
私は香田さんの親にそのような感情が芽生えた

いい加減20歳過ぎたら・・
自分で考えるものだとは思うが
それまでに
学ぶ環境がなかったら
いつまででも子供のまんまで体だけが成長してゆくのだ

今回の事件だって
他の沢山の事件だって
どっかに必ず親から受けた影響が根ざしている

それを20歳過ぎてるから本人の全責任だとは
どうしても片付けられない。
（追伸・・香田さんが亡くなってから鑑定しようと思い始めたのだが
今更生年月日があるとこが見つからない
元々パスポートも公表にならなかったので
今回は入手困難だった、
どなたか分かった方いたら教えてください）



香田証生さん

本当に心からご冥福お祈りいたします