カテゴリ:社会
愛知で突然のスーパーでの殺傷事件 買い物している人の中で無差別に大人と子供2名が刃物で刺され、 子供の一人は重態に。 またまた、社会が不安になるような事件だ。 原因はまだ不明・犯人は拘束されたので 今のところは安全だろうが、 無計画で感情的な背景が思い浮かぶ。 一方 先月末に 東大阪市で去年の事件だが ひきこもりの末 両親を殺害した者の初公判が行われた。 36歳になる男性が20年にも及ぶひきこもりの中で 母親が脳梗塞で寝たきりになり 父親が介護に専念されていながら 年金でその生活をしのぎ 段々生活が行き詰まり、借金を作るようになり 250万ほどの債務の取立ての追い討ちが重なり そんな将来の展望が皆無になったのを悔やみ 引きこもった子が両親を殺害して 自首してきたものだった。 昨日、なにげなくテレビを見ていたら 里親制度の家庭のドキュメントに遭遇。 荒川区に住むその家族は娘が二人いる普通の家庭なのに もう7年ほど前から里親制度により 事情により両親と一緒に住めなくなった子どもを 自分の子のように 同じ家で育てるといった事をしている。 これは養子制度とはまた違い 施設にいくような子供に家庭生活を経験させてあげる というような心の育成の支援活動でもあるようだ。 もちろん 里親のほうには毎月決まった養育費が 国から支払われるようだが、十分なものではなく 結局はボランティア精神が強くなければ 気軽にやっていけるものではない。 番組に出ていた里子のほうは この家庭に初めて連れてこられたときは 14歳時で既に妊娠中だったそう。 両親は離婚で父親側に引き取られ その後父親が仕事を辞めて酒に溺れていくなか 彼女も学校に行かなくなり 段々ひきこもりがちに・・ 何もやることがなく、相手にしてくれる人がいれば その人と一緒にいることが多く 別に展望など何もなく ただ、「人生面倒くさくなったら死ねばいいや」 という気持ちでいたという。 そんな中、妊娠して いつの間にか出産するしか道はない時期になり 福祉を通じて この家庭に住むことになった。 始めの頃は お腹の赤ちゃんのことを全く話題にすることもなく まるで全く興味がない、というようにも見えた 次第に毎日の食卓を通じて 家庭の一員に彼女はなっていき そして 今は2歳の子供の母親でもあり 高校の夜学を通う学生でもある。 まだまだこの里子たちは学ぶべきこと 学ばせること沢山あるようだが こんな重大なことを無償に近い状態で引き受ける家庭も いるんだなぁ、と感心でした。 _________ それにしても 経済大国のニッポンよ。 日清戦争の活躍から 確かにここまでのし上がってきたのは認めるけれど 何かが欠けてるのは確かだ。 「こんなはずではなかった。」 そんな声があちらこちらから聞こえてきそう 現実の生活と心のズレが歪みとなり どこか壊れていく・・ 救いの手は個人個人で奮起して行おうとも限度がある。 現在の日本が持つ福祉施設はいつでも満員状態で 順番待ちでもあるそうだ。 事件にならなくても その予備軍は陰に大量に備えている・・・ 買い物くらい安心して行きたいものだけど こんなんじゃ、他人が怖くなってしまいそうですね。 80~90年代の頃は モノが少なかったけど まだ事件にしても、理由のはっきりしてる事件が多かったなぁ。 モノが手軽に手に入らない時代は もっと、それに一生懸命で夢中になれたし そんな時間も愛おしかった。 そーーいえば、 海外短波放送に夢中になっていた時期があり ソニーのクーガSシリーズの高価なラジオを手に入れるために おやつを買わずにひたすらこずかいを貯め 中1の冬休みに そのラジオをやっと手に入れ 3年間はほとんど毎日夢中になっていた そういう時間って今の子供も大人も あまり縁が薄いような気がするなぁ。。。。 テレビゲームは半期に一度は新製品が発売され 携帯の通信網は広がる一方で 果たして これで豊かな心でゆとりある生活でいるのでしょうかねぇ・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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