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• AED講演会を

  朝６時起床。今日はＡＥＤの講演会。スタートは午後から。昨晩中に揃えておいた資料や機材の最終確認を行う。講演会（特に短いもの）は一度スタートしたら途中では止めれない。何が起こっても進んでいってしまうのだ。その分、事前の準備は欠かせない。場所は都内中心部。車で１時間で十分に着くところだが３時間前に出発。現地そばで昼食。スタッフと待ち合わせ。現場入り。開始１時間前に最終打ち合わせをはじめたところ、スタートを３０分早めて欲しい旨要望。ぎょっとするものの、すぐに対応をする。公演スタート。プロジェクターを使って、救命の連鎖について説明、CPRとAEDの重要性、デモ器によるデモ。そして体験会。イメージしていたとおりスムーズに進行していく。終了！終わってみればあっという間の１時間。担当者にお礼を言って撤収を行う。受講生からはおおむね高い評価を頂いた。充実の１日だった．．．と言いたいところだが、今日は夜から別件の講習がもう一件。１８時スタートのため、目黒に向かう。講習修了。２０時。打ち合わせのために渋谷に移動。２２時終了。帰宅。ふぅ～。

  2006年11月15日

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• ＡＥＤのデモ器も準備し

  朝６時起床。明日の講演の準備。今回の講演は、知人の医師から紹介を受けたものだ。とある外資系の企業の年一回の健康安全日。今年はＡＥＤ（自動体外式除細動器）をテーマにした内容にしたいという。そこで、自分が紹介を頂いたのだ。当然ＡＥＤの事ならかなり幅広く話が出来るのだが、冗長になってもいけないしＡＥＤのデモ器に触れる時間も確保したい。ぎりぎりまで、スタッフとのやりとりを行う。

  2006年11月14日

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• 講演会の準備

  気分も新たに早起きして仕事スタート。今週の水曜日には講演会が一件入っているので、その準備をしなければいけない。１時間ほどの講演だが、万全の準備を整えたい。インストラクタースタッフも３名準備し、プランを練る。昼前に移動。午後一番で、銀座で講習会。夕方帰宅後、朝に続いてプランを練り続ける。会場の規模、受講生の数（１００名ほど）、講演と実演のバランス。考えなければならないことがたくさんあるのだ。

  2006年11月13日

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• 車いすの押し方を

  今日は車いすの操作法、目の不自由な人の手引きの方法などの座学と実習。ひとつひとつはそう難しいことではないのだが、知っているのと知らないのとでは大違い。そういうことばかりだった。丸一日の講習の最後に筆記試験。丸二日間のしめを行い、あとは結果を待つだけとなった。２週間ほどで結果が帰ってくるとのこと。楽しみだ。

  2006年11月12日

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• サービス介助士講習で

  朝５時起床。今日から受講するサービス介助士講習のため早めに家を出る。東京市ヶ谷にて２０名ほどで講習開始。鉄道職員やデパート勤務の方が多い。講師は女性２名。講習は極めて多くの事を覚えたのだが、中でも一番印象に残っているのは「高齢者体験」。目を見にくくし、肘・膝関節に行動を制限するサポーターを巻き付け、手首・足首に重さバラバラのウェイトを着けて、実際に町に出るのだ。今日は朝から雨。杖＋傘をさして町中を歩く。見にくく歩きにくくしんどいことばかりだった。こういうコンディションで生活している高齢者・障害者の方々の苦労をほんのさわりだが体験できて非常に感動した。

  2006年11月11日

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• 高齢者が町に出るとき

  明日から、サービス介助士の資格取得セミナーに参加する。この資格は、ヘルパー等の介護職の業務から食事・排泄・入浴などのお世話を抜いたお手伝いが出来るようになるためのものである。高齢者や体が不自由な人が町に出てきたときにお世話をする資格、２万人前後の資格保持者がいるとのこと。ＪＲや空港、量販店、大手デパートなどでも資格取得がすすめられている、公的性格の強い資格だ。既に予備試験は合格してある。土・日と二日の研修を経て、実技試験と筆記試験に合格すると、資格取得になるわけだ。明日からのことではあるが、今から楽しみだ。

  2006年11月10日

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• 一日に予定は三つまでにして

  朝１０時、新宿へ。今日は、経営についてのコンサルティングをお願いしているので、先方の事務所に伺う。会社及び自分自身のブランド戦略について各種提案を受ける。心強い。午後から銀座にて定期講習会。夕方半蔵門に移動。知人の祝賀パーティを開催。大きな会社の代表取締役に抜擢されたとのことで、祝宴だ。夜９時、渋谷に移動。会計士さんと打ち合わせ。今月末で財務報告をしなければならないので、大忙しだ。

  2006年11月09日

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• ホームページの問い合わせで

  京都出張の余韻もさめやらぬ内に、朝から仕事。最近ホームページを見たと言ってかかってくる電話やメールでの問い合わせが増えてきている。その返信作業。問い合わせの内容は必ずしも業務に直結するものばかりではなく、「心肺蘇生の方法が変わったというのは本当ですか？」とか「日本にＡＥＤは何台くらい有るんですか？」そういうものも多い。午後から、スタッフとの打ち合わせ。荻窪へ移動。夜から講習会。目黒。２１時過ぎに終えて、帰路。今週末は研修があるので、その準備もしなければならない。

  2006年11月08日

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• 京都からの帰り

  朝６時起床。軽く打ち合わせ。その後、一路横浜に向けて出発。行きと違って帰りの方が早く感じる。サービスエリアには相変わらずとまりながらだが、行きよりもずっと早いスピードのようだった。帰りは少々くたびれていたので、サービスエリア毎のＡＥＤの設置はあまりちゃんと見ることが出来なかった。帰宅後、入浴してぐっすり。

  2006年11月07日

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• 京都の外国人とＡＥＤ

  朝から京都市内を回り、各種調査。京都は（言うまでもないが）神社仏閣が多く、古都の雰囲気でいっぱいだが予想以上に外国人がいる。有名どころ（三十三間堂・清水寺など）には、場合によっては日本人以上に外国人がいるように見える。ＡＥＤの設置状況などもつぶさに見て歩く。ミーティング。夜遅くまで。

  2006年11月06日

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• サービスエリアのＡＥＤ設置状況

  出張のため京都へ。説明用の器械など満載した来るまで自宅を早朝出発。カーナビでは約７時間の距離。サービスエリアで休みながらのんびり行く予定なので、９時間程か？最後に京都に行ってから何年たつか。記憶は定かではないが、１０年以上ご無沙汰であることは間違いない。サービスエリア毎にＡＥＤの写真を撮ったりしながら、ひたすら西へ進む。さすがに東名高速。どこのサービスエリアにもＡＥＤがある。しかし、従業員の中には設置のことを知らない人もいたりして、まだまだ発展途上と感じさせられる。京都到着はちょうど９時間後だった。さすがにちょっと疲れました。夜、明日のためのミーティング。早めに就寝。

  2006年11月05日

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• ＡＥＤのデモを行う学園祭

  明日からの京都出張に備えて、資料制作。学園祭のこのシーズン、医療系の大学ではＡＥＤを使ったデモを伴うイベントを行うところもある。医学・看護・薬学系の学校はもとより、その他コ・メディカル系の学校・施設でもこういう動きは大歓迎だ。突然の心停止の主な原因である重篤な心臓の不整脈である心室細動という状態には、ＡＥＤが極めて有効である。しかし、そんな有効な道具も知らなければ仕方がない。存在は知っていても十分なトレーニングを積まなければ現実的には使えない。それが単なる紹介であっても、学園祭などの大勢の人が集まるところで行われるものには、一定の価値があるだろう。

  2006年11月04日

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• 寒くなっても溺れる人

  今日から三連休。しかし、仕事は止まらない。明後日の日曜日から京都で仕事が入る。早速専用の資料を作成。１１月にはいるとさすがに水の事故のニュースは減ってくる。しかしご用心。実は家庭内での子供の事故の高位に「溺水」つまり溺れる事故が起きているのだ。ではどこで溺れるのかというと「お風呂」。子供はもちろん、大人でもお年寄りや障がいの有る方などはお風呂場は危険な場所なのだ。人は洗面器いっぱいの水を飲み干すことは出来ない。つまり、飲みきれない水のある場所では人は常に「溺れる」可能性があるのだ。こう考えると、人工呼吸の出番は少なくないように思える。しかし、国際ガイドライン上ではこの人工呼吸の扱いは小さくなってきているのだ。これは、水辺をフィールドにしている人には大きな問題になってきている。詳細はまたいずれ。

  2006年11月03日

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• 中東のゲストに

  今日は、中東からいらしたゲストに救命法のデモを見ていただく。Ａ氏は日本の文化に興味があるそうで、武道や書道などを見学したいとのこと。前職時代のスタッフらと一緒に共同でデモをすることになった。前半は、武道アンド書道。後半が救命法。実技はインストラクターに任せて、タローは司会を行う。内容はＣＰＲとＡＥＤのデモ。インストラクターは皆手慣れていて、てきぱきとデモをこなしていく。心強い。３０分ちょっとの時間だったが、とても気に入っていただけたようだった。仕事にはあまり関係ないデモだったが、たまにこういうコトがあるとメリハリがあって良いものだ。

  2006年11月02日

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• 講演の準備

  朝６時起床。１０時千代田区へ。ある外資系企業から講演の依頼を頂いているので、その内容の打ち合わせ。ＡＥＤの存在意義・利用法を中心に１時間程度。講演は短い方が難しい。１００名前後の社員の皆さんに触れてもらうのが一番だが、短い時間でどこまで出来るか。使い方の解説そのものはそう難しくないが、利用の意義・使う必要性についてはじっくり話さないと、せっかくの講演も無意味になってします。先日、小学生が突然の心停止により無くなったというニュースを読んだ。なんと、この学校にはＡＥＤがあったのに使われなかったという。責任者は「突然のことだったのでＡＥＤにまで気が回らなかったのでは・・・」とコメント。突然じゃない心停止というがどういうものかは謎だが、いざという時に使おうと思っても思い出せない講習では意味がない。内容について、担当者様と話し込む。午後は、インターネットカフェに。明日は、救命法のデモンストレーションがあるので、その準備を行う。午後、目黒に移動。講習会。

  2006年11月01日

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• 小さなパーティでも心温まる

  昼過ぎ、某ボランティア団体を営業訪問。弊社プログラムの採用をお願いする。救命法の導入についてはとても積極的でいい感触を得る。夕方、半蔵門に移動。知人が代表取締役に就任したのでそのお祝いパーティを催す。５～６名の小さな催しだったが、こういう気心の知れた人同士でのパーティは心が温まるものである。

  2006年10月31日

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• 金沢滞在二日目

  金沢滞在二日目。インドＩＴ企業の日本支店開設のテープカット。支店内披露。その後県庁舎を訪問。県職員による誘致計画の概要と今後の発展について意見交換。２０名弱の関係者は、石川県とインドの交流について熱心に話を行なっている。さらに記者発表。日経新聞を始め、１０名を超えるプレス関係者は、創業者のインド人の話を熱心にメモを取っていた。タローは主催者側ゲストとして伺ったので皆さんと名刺交換が出来たのだが、「救命コンサルタント」という名刺は今回の趣旨とはかけ離れているの皆一様にあれ？という顔をする。そのスキを見て救命法の意義について、説明をするわけだ。夜、羽田に移動するための飛行機にトラブル発生。鳥と衝突（！）したとのことで、航空部品の交換が必要になったとのこと。結果、小松空港で２時間ほど待たされる。羽田発の飛行機に交換部品を積んできてもらってなんとか出発。深夜羽田に到着。自宅にて倒れ込むように就寝。

  2006年10月30日

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• インドIT企業の誘致

  朝６時起床、横浜駅からシャトルバスに乗り羽田空港へ。昼過ぎには目的地である石川県の小松空港に到着。当地にてインドのＩＴ企業の誘致に成功したとのことで、その支店開設パーティに招かれたのだ。まずは基本戦略セミナー。インドの大使がわざわざ出向き、１００名を超す地元の方々にインドのＩＴ戦略を披露。その後、支店を設けた会社の社長（まだ３０代！）の講演。意欲満々のスピーチに、地元の方々も熱心にメモを取っていた。その後、パーティ。国会議員さん数名、市長さんなどの歓迎のスピーチは本当にうれしそうである。タローはと言えば、新たな人脈作りに名刺交換にいそしむ。なんと５０枚持ってきた名刺がほとんど全部無くなってしまった。

  2006年10月29日

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• 若い講師にパワーを頂いて

  ６時起床。９時恵比寿へ。昼過ぎまで友人の結婚式。有名フランス料理レストランを貸し切っての披露パーティ。友人の結婚式に出るのは随分と久しぶりだ。午後から経営セミナーに参加するため渋谷に移動。起業家を対象にしたセミナーで自分自身のブランド力アップという観点からのセミナー。参加している人との名刺交換も出来、得るモノ多し。終了後、懇親会。１０名ほどの参加者だったが、なんと講師が一番若い。頑張るぞという意欲を頂いたセミナーだった。

  2006年10月28日

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• スタッフの方々からも要望が出ているそうで

  朝６時起床。週末に地方へ出張することになっているので、その資料作りを行う。航空券＆ホテルのチケットを受け取りに、開店時間に合わせて最寄りのＪＴＢに行く。昼過ぎ、先日講習を行った歯科医院を訪問。各種ペーパーの受け渡しを行う。この度の講習は院長クラスを対象にしていたが、ありがたいことに好評だったようで、各医院のスタッフの方々からも講習の要望が上がっているという。感謝。

  2006年10月27日

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• 人の出会い

  ５時起床。早朝勉強会に出席するために６時に家を出て東京へ。この勉強会は、経済の勉強のためにタローが一ヶ月に一回参加しているもの。講師の方は毎月異なり、各界一流の方がスピーチされるので大変参考になっている。その席で、弊社の顧問をしてくださっている方に簡単な月次の報告。その後、ホテル内のショップにて美術商のかたと、当方の知り合いを紹介する。タローの救命法の仕事に直接の関係は無いが、人と人との出会いにはいつも何かが生まれる可能性が秘めている。この出会いもそんな予感のする出会いだった。ランチ後、杉並区に移動。タローの現在の活動のバックアップもしてくれている前職時代のオフィスにて、ミーティング。応急手当の普及先、ＡＥＤの販売と講習などについて話し合う。夕方、横浜にて会計士の先生に月次報告。源泉徴収についていろいろとアドバイスを受ける。

  2006年10月26日

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• 渋谷にて終電近くまで

  朝６時起床。昨日の地方出張の後始末。追加用の資料作成などを行う。午後から新宿にて講習会。夜、渋谷にてスタッフにＡ国での件、報告。救命法普及についての戦略を練る。大きくなる可能性のある話なので、学年別のカリキュラムの可能性などを検討。明日は早朝勉強会なのだが、結局終電近くまで話し合ってしまった。

  2006年10月25日

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• ＡＥＤの設置場所計画

  ５時起床８時に東京駅。営業会議。ここのところアポイントメントの数が増えてきているので、営業トークの再確認を行う。１１時再び東京駅にて、新幹線に乗車。地方での営業だ。ある機械部品メーカーがＡＥＤを試験導入したいとのこと。講習についてはまだ未知数のようだが資料を携えＡＥＤ担当者と打ち合わせに伺う。広い敷地の中でいくつもの最新設備を備えた建物が建ち並ぶ風景は、付近の田舎然とした雰囲気からは想像できない。担当者は数ヶ月前からＡＥＤの設置を検討しているとのことで、その知識の豊富さは半端でなかった。ＡＥＤメーカーの新米営業マンなど裸足で逃げていくような詳しさ。真剣に導入しようとしている姿勢が感じられこちらも勢い説明に気合いが入る。また、ＡＥＤ導入後の設置場所計画も十分なレベルでの検証が行われたもので、見事な出来だった。このように意識の高い企業がこれからの日本には是非とも必要であると感じた。

  2006年10月24日

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• 横浜のおしゃれなホテルで

  Ｓ氏と、横浜のおしゃれなホテルで打ち合わせ。Ｓ氏は以前このホテルで働いていたことがあるのだ。打ち合わせの前半は、昨日も訪れたボランティア団体と何らかのコラボレーションが出来ないかという話し。後半はＳ氏の会社のホームページを作成するお手伝いをすることになったので、その打ち合わせだ。タローは以前ホームページを作成する仕事をしていたことがある。といってももう随分昔。動画配信なんて夢のような話だった頃、ＡＤＳＬ何て影も形もなく、繋げる度に電話をかけなければいけなかったころの、インターネットの極々初期のことだが。今でも「どうしてもすぐにホームページが欲しい」などという要望に応えてあげたりしている。ご縁があった方のみ。新業務を立ち上げたばかりなので、至急ホームページが欲しいとのこと。内容を打ち合わせた。

  2006年10月23日

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• 貧困対策としての教育

  Ａ国滞在４日目。あっという間に帰国する日になってしまった。当地は発展途上国として、長らく貧困にあえいでいた。海外から様々な援助が提供されてはいるものの、根本的な解決には至っていない。その解決の一番の基礎は、教育であるという。実際当地で高等教育を受けられる学生の数は決して多くなく、よしんば受けられたとしてもその先の就職口がないのだ。地方へ行けば、中卒どころか小学校卒、酷いときには小学校中退などという事態もままあるという。今回提携先となるＴ大学は、小学校から大学までの一貫教育。恵まれた環境で十分な教育を受け、本国の発展のために頑張ってもらいたいものだ。看護学科の学生を含む数百名の大学生に救命法を通して教育に関与できるというのは光栄なことでもある。アジアのメンバーとして発展するのをお手伝いできるのは、名誉なことでもある。そんなことを考えながら、彼の国を後にした。

  2006年10月22日

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• 大学のカリキュラムとして救命法が

  一昨日成田を出てＡ国に到着。昨日はＴ大学にて救命法のデモンストレーション。今日はＴ大学の創設者Ｇ氏との会合だ。ビジネスマンとしても大成功しているＧ氏は多忙を極め、ミーティングの時間がなかなか取れない。それでもなんとか３０分ほどの時間を調整していただき、会合の時間を取ることが出来た。首都有数のホテルの会長室にて緊張の一瞬。Ｇ氏が入ってくる。その席で、アジアの取るべき戦略、アメリカから輸入すべきものと輸入してはいけないもののはなし、人の命を守ることの大切さ、それが将来の社会の発展に必要であること、これらのことを若い内から身につけなければならないことなどを力説。結果、Ｔ大学のカリキュラムとして救命スクールを採用してくださるとの内諾を得られた。感謝！

  2006年10月21日

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• 数百人の前でデモンストレーション

  昨日成田を出てＡ国に到着。今朝は車で移動。地方の都市へ。Ｔ大学は地方の大学であるにもかかわらず、ぎょっとするほど設備の整った大学である。インターネット授業を行える教室がいくつも存在し、プールは国際規格のものと飛び込み専用の二つが完備。看護学科の学生のための、充実した施設。トレーニング用の病室まであって、十分にロールプレイが出来るようになっている。小学校から一貫教育のため、キャンパス内は小学生から大学生までがごちゃまぜになっている。食堂などは活気に満ち溢れている。学校内の施設を視察させていただいた後、数百人が入る講堂にて、デモンストレーションをさせたいただく。ステージの前で人にものを説明するのは、前職の頃から慣れたもので得意な方なのだが、英語で救命法をしかも小学生から看護学科の学生という幅広い年代に伝えるのは至難の業だ。難しくすれば小学生にはわからないし、簡単にしすぎれば看護学科の学生にはもちろんものたりないだろう。まずは胸骨圧迫（いわゆる心臓マッサージ）のデモ。昨年末ガイドラインが変更になって、圧迫の回数が１５回から３０回に替わったこと、胸骨圧迫のみでも一定の効果があることなどを解説。その後１０名ほどに舞台に出てもらい、順番に手ほどき。こちらも緊張しているが学生達も緊張している。なかなかリズムが上手く取れない子もいたが、最終的にはうまく出来るようになった。会場の拍手を後にステージを降りる。なかなか感動の一こまだった。考えてみたら、救命法の紹介でこんなに大勢の前の人の前に立つのは初めてだった。言いたいことも半分くらいしか言えず、いろいろと反省もあった。語学の勉強はいつまでたっても、必要だ。

  2006年10月20日

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• 突然の海外出張

  早朝、成田空港に移動。午前便で発展途上国であるＡ国へ飛ぶ。親交のあるＡ国人の知人らと会食。当地での救命法の普及状況のリサーチを行う。当地の現役の看護師に事情を色々と聞く。また、アメリカ系外資の会社に勤めている人にも更に色々と話を聞く。更に、看護師になりたての学生あがりの人にも、履修時の内容を聞くことが出来た。Ａ国では赤十字スタイルの講習は存在しているものの、一般市民向けではなくあくまで医療従事者向け、しかもその内容はベーシックライフサポートであるにもかかわらず、極めて厳しい内容だと言うことが分かった。明日は、地方の大学の施設見学を行う予定。

  2006年10月19日

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• ヨガで体をほぐしながら

  先日訪れたボランティア団体でヨガ教室があった。興味があったので参加。体を曲げ伸ばししながらも、そちらのチーフインストラクターの方とお話しをすることが出来た。ほがらかで、とても話をしやすい。練習場所は、そもそもモーションスキルを指導する団体なのでダンス教室が開けそうなフロアがいくつもあり、各種実習にはとても使いやすそうな所だった。次回の打ち合わせの約束をして、この日は席を立った。救命スクールの話をさせていただけるのが、とても楽しみだ。

  2006年10月18日

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• 気道閉塞の夜

  イカをのどに詰まらせた義父を大急ぎで病院に。到着するなり、受付に駆け込む。「７２歳男性。約３０分前から異物による気道閉塞で意識はしっかりしていますがかなり苦しそうです」と相変わらず親戚っぽくない報告をするが、当然のごとく、とたんに受付があわただしく動き始める。階上から若手の医師２名が降りてきて、処置室で作業が始まったようだ。これで安心。義母と一息つく。５分もしないうちに、医師が出てくる。「大丈夫、もう取れましたよ」みると、先ほど食べたいかがほとんど咀嚼もされていない状態で皿の上に乗っている。これではのども詰まるはずだ。念のためにとレントゲンを撮り、これも異常なし。今回の反省点は、結果的に初動の遅れだった。全く見知らぬ人か肉親だったら取れていただろう応急手当が、義父という微妙な人間関係の距離感のせいで出来なかったのだ。加えて、本人の意識は最後まではっきりしており、自力歩行も可能だった。しかし、ことの流れを正確に見ており、それを介助する方法を知っていたにもかかわらず二の足を踏んでしまった。つまるところ相手との人間関係が応急手当をする際に大きく影響すると言うこと。同じようなことは、相手が上司だったり取引相手だったりすれば、同じように起きることが想像される。会食中に社長が急にのどを詰まらせた時、若手社員がスムーズにハイムリック法などの手技を開始出来るものなのだろうか？救助を仕事にしている医療従事者ならともかく、市民レベルの救命法は「いつ」スタートさせるのか。自分自身にも、そして講習する際にも大きな課題を残した夜だった。しばらくはイカを見る度、花火の音がする度に、この夜のことを思い出すに違いない。

  2006年10月17日

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• のどを詰まらせた義父を病院に

  プライベートネタ再び。実家が茨城県にある。毎年この時期で花火大会が開催されている。花火大会見物のお土産に、イカを煮たこの地方独特の縁日の販売物がある。これを義父がのどに詰まらせた。最初はやけに長くもぐもぐしているなぁという感じで見ていたのだが、２～３分口を動かし続けているので、「大丈夫ですか？」と声をかけ始めた。夜２３時過ぎ。「うんうん」と口では言っているのだが、口の先からイカの足が見えたままだ。異物による気道閉塞→呼吸停止→（呼吸原生の）心停止というありがちなシナリオが頭を駆けめぐり始める。しかし、飲み込もうと努力をしているし、時折咳もしたりしている。意識も当然ながら十分にあり、緊急事態という雰囲気ではない。突っ伏したりしたらハイムリック法（気道異物除去の国際手順）を開始出来るのだが、残念ながら（？）まだもぐもぐしている。「一端出した方が良いですよ」と何度言っても、聞かない。救急車を呼ぶことも視野に入れて有線電話機を捜すが部屋の中で見つからない。後でよく見たら義父の体のちょうど真後ろにあって、自分からは死角になっていたのだったが、その時には分からなかった。家で救急車を呼ぶなら、自宅の有線電話に限る。消防機関の最新逆探知装置により、架電した場所が速やかに分かるからだ。携帯電話だとこのシステムが動かないので、住所を正確に言わないといけない。自宅以外の住所をすぐに正確に言えることはそう多くないはずだ。イカを食べ始めてから１５分以上たち、ついに飲み込みに成功したかに見えた。が事態は悪くなってしまった。無理に飲み込んだせいで、さらに呼吸が苦しくなり始めてしまったのだ。実の親なら問答無用でハイムリック法に取りかかるタイミングだった。あるいは口の中に手を入れていたかも知れない。しかし、そこは相手は義父。遠慮があって、二の足を踏む。しかしいつまでもそのままでいるわけには行かないので、病院へ搬送することを決断。本当は救急車を呼びたかったのだが、本人ががんとして拒否するのでこれは泣く泣く断念。「気を失ってさえいてくれたらなぁ」などと不謹慎なことを考えながら、自分の車に義母と一緒に乗り込む。そう言えばこの前、東京消防庁で患者等搬送乗務員資格を取ったなぁなどと漠然と思い出しながら、地元の病院に搬送する。続く（前回実母のときに皆さんに心配をかけましたので書き留めておきますが、義父は無事でした。ご安心を）

  2006年10月16日

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• すっきりくっきり酸素

  前日からの続き。高濃度酸素を人体に使った影響についての研究はまだあまり多くされていない。医師ですら具体的に何が起きるかはまだあまり正確には分かっていない分野なのだそうだ。そんな中で、実際高頻度で高濃度酸素を使っている一般市民がいる。それは、ある種のスクーバダイビング愛好者達なのだ。彼らの間で「ナイトロックス」と呼ばれている高濃度酸素は、ダイビング時の潜水時間を引き延ばしたり、減圧症の危険を防止する目的でもう１０年以上昔から使われている。普通のレジャーダイバー達が「ナイトロックス」講習を受けることによって、この高濃度酸素を気軽に扱えるようになるわけだ。ここで面白いのは、実際にナイトロックスを試してみるとその吸収が始まったとたん、急に頭が鮮明になった感触を得ることだ。タローはたまたま１００％酸素を取り扱ったり吸入するテクニカルダイビングというダイビングを行っていた。この濃度になるとその「頭脳明晰効果」は顕著で、吸い始めたとたん目の前が明るくなったり、耳が良く聞こえるようになったり、頭の隅々まで気持ちが通るようになるという経験をする。つまり、自分としては高濃度酸素の吸入による人体の影響はもう何度も何度も体感していたと言うことだ。こんな不思議な酸素だが、基本的な扱い方は弊社救命スクールの「緊急酸素供給法コース」で学べる。日本の法律をクリアする方法など具体的な方法も含めて、救命法に興味のある人たちにはお薦めのコースでもある。

  2006年10月15日

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• 高濃度酸素を吸うと記憶力がアップして

  高濃度酸素の吸入が記憶力増加によい影響を及ぼすという実験報告が提出された。松下電器産業と代々木ゼミナールの共同研究によると、約３０％の高濃度酸素の吸入が「記憶の向上」をもたらすという。以前から「リフレッシュ」「集中力の向上」をもたらすことは確認されていたが、「記憶の向上」を実験で確認したのは初めてとのこと。代ゼミ７７名の生徒を二つに分けた記憶力の検証実験によると、高濃度酸素吸入群はコントロール群と比べると記憶力維持能力が１５％アップしていたという。この実験報告には色々と思うところがあったのでいくつか考えを書き留めておく。まず弊社救命講習ではプライベートレッスンスタイルで「緊急酸素供給法」という講座を開いている。これは、ショック状態に陥り一時的に体内の酸素が減った人に対して、適切に酸素の吸入を手助けできるようになるための資格だ。日本では「応急手当に酸素？」という意識だがアメリカなどでは「ＡＥＤの隣には酸素」と言うくらい普及している地域もあるくらいポピュラーなものなのだ。また、日本と違って高濃度酸素が医薬品扱いにはなっていないため、気軽に使用できる点も大きく異なっている。おおざっぱに言って、血液中に酸素が不足して起こるのがショック状態なのだから酸素を吸入して悪いことは無さそうだし、事実医療現場では酸素吸入は頻繁に行われている。しかしながら、緊急現場における酸素吸入が傷病者の状態を良好にさせるか否かについては、推奨される研究もないし、否定される研究もない、というのが最新のガイドライン２００５で確認されている。なお、酸素投与と酸素供給とは全く意味が異なるので注意が必要だ。酸素投与は医療行為。酸素供給は一般市民が緊急時に行う被医療行為で、傷病者が酸素を吸うのを手伝う行為だからである。高濃度酸素の吸入については、次回も全く別の観点から続く。http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn061011-1/jn061011-1.html

  2006年10月14日

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• 突然のパーティ参加で

  午後一番で打ち合わせが入っていたのだが、先方と共通の知り合いであるＫ氏の主催するパーティーが夕方からあることが判明し、急遽打ち合わせをそのパーティー会場ですることに決定。各種資料を持って東京は市ヶ谷に移動。パーティは海外からのお客様の接待と親睦が目的のカジュアルなもので、Ｋ氏＆打ち合わせ予定のＳ氏以外は全く知らない人ばかりであったが楽しい雰囲気だった。ボランティア系を主目的にしているその団体は、その趣旨に賛同した多くの方々の期待を受けて、ビルの複数階に事務所を構えるまでに急成長してきている。ここでＣＰＲ＆ＡＥＤのインストラクターである旨の自己紹介をすると、大変反応がよいことに驚かされた。どうやら弊社の救命スクールの内容が、先方の趣旨にぴったり合致する内容であったよう。１０名近くの方々とお話しをさせていただいたが、皆さん熱意のある方々ばかり。熱い時間を過ごさせていただけた。先方の事業にどの程度コラボレーションが出来るかは未知数だが、自分自身の啓蒙になる一時だった。

  2006年10月13日

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• 確かな手応え

  今日は午後から営業。そのための資料の再確認を朝から。ちょっとしたミス（と言うほどのこともなかったが）を発見したので、思い切って資料の差し替えを行う。午後から目黒に移動。歴史のある会社なので、建物の印象もしっかりしている。規模からしてＡＥＤが設置してあってもおかしくないのだがどうやら未設置であるようだった。最初は３０分ほどという話だったので、出来るだけ手短に趣旨を説明。すると、先方の興が乗ってきたのかいつまでも質問を続けて下さった。結局２時間弱（！）も話を聞いてくださった。社屋内にＡＥＤが未設置であることも明確に意識していて、設置を急ぐ方針のように感じられた。確かな手応えを感じた営業だった。

  2006年10月12日

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• 形ある物いつかは壊れる

  市場に出回っている一部のＡＥＤに不具合が発生した。保管中にバッテリーが消耗し、電源が入らなくなってしまう現象が起きるＡＥＤが発見されたのだ。ＡＥＤは万一の際に使う医療器具だ。絶対に機器本体にトラブルがあってはいけない。ＣＰＲと違って、「使えば助かる、使えなければ助けられない」がはっきりしているのだ。器械だから壊れる可能性があるのは分かる。今回も、事前に分かったのはせめてもの幸いだったろう。お手元のＡＥＤが対象機器で買い取り形式で、かつ保証書を返却していないと、連絡が届いていない可能性がある。是非、確認していただきたいものだ。引用開始---------------------------------------------------------------ＡＥＤに不具合、２３８７台を自主回収2006年10月04日19時51分　医療機器輸入販売会社「日本メドトロニック」（本社・東京都港区）は４日、救命機器「自動体外式除細動器（ＡＥＤ）」に不具合が見つかったとして、米国の親会社が製造し、同社が今年１～８月に全国の学校や駅などに出荷した２３８７台の自主回収を始めた。　対象となるのは「ライフパック　ＣＲ　Ｐｌｕｓ」で、電子部品に不具合があり、保管中にバッテリーが消耗して電源が入らなくなるケースが国内外で２２件報告されたという。問い合わせは同社（０３・６４３０・７５９９）。---------------------------------------------------------------引用終了

  2006年10月11日

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• 心電図の異常も

  なんとか病院に運び込まれた母は、薬が効いてきたのか状態も安定してくる。「外に出ていてください」と看護師に言われたので、病院内を少し歩く。目に付くＡＥＤ。フィリップスのＦＲ２。病院好みのＡＥＤが置いてある。処置質の様子をのぞき見ると、点滴にも何も入っていないようで、静脈路確保程度の意味しか無さそうだ。酸素飽和度もコンスタントに９６を超えるようになってくる。しばらく様子を見ていたが、医師の診察の結果心電図の異常も無く、落ち着いているので帰宅の許可が出た。この時点で深夜２時頃。一時はどうなることかと思ったが、無事帰路につくことが出来たのだった。振り返ってみるに、胸部の発作から１０数分での通報というのは、悪くないスピードだろう。以前だったら、躊躇したままさらに１０分、２０分が過ぎていったかも知れない。また、自宅は元々消防署の近くにあり、それが３分３０秒という全国平均を遙かに上回るスピードでの現着に繋がったのは間違いないだろう。残念ながら搬送先の病院の確保に手間取って貴重な時間は浪費されたが、これは全く救急隊の責任ではなく医療システムそのものの問題だろう。実母の救急自体と言うことで、はからずも現在の日本の病院前医療が抱える問題点の一部を体感することが出来た。感謝。

  2006年10月10日

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• 救急隊の努力を無にするたらい回し

  救急隊の努力を無にするたらい回し (1) 胸部の痛みを訴えた狭心症の既往のある母は、救急車到着と同時に中に運び込まれた。深夜、肌寒い。救急車の現場への到着時間はここ１０年で１分近く遅くなったとは言え、それでも世界有数のスピードであることには変わりない。しかしここからが日本の病院前医療の問題点という指摘の多い、病院探しの始まりである。病院へ電話をした結果たらい回しにあったりすることが、地域によっては日常茶飯事であったりする。せっかく１分１秒を争って現場に到着した救急隊は、そのままで５分１０分と現状に居続けたりすることもあるのだ。実際、３分３０秒という、全国平均６分３０秒を遙かに上回る異常とも言える素早さで来てくれた救急隊は、我が家の前で赤灯を回しながら５分以上の駐車待機だ。ディスパッチャーが病院まで調べて調整する先進国のようなスタイルに、ならないものなのだろうか。いらいらを実感する。血圧、酸素飽和度、誘導を取っての心電図と手際の良い救急隊員は一気にバイタルをチェックする。酸素飽和度９３、顔色は青いものの、土気色にはなっていない。思ったよりはましか。その間、もう一名が電話口でひたすら何かをしゃべっていた。しかし、流石に傷病者が自分の母なので、そこまで聞く余裕がない。やっと病院に向かって搬送が始まる。さすが救急車、１０分もかからずに到着。夜勤の医師がたまたま循環器科。ラッキーである。心電図に顕著な以上がなかったようで、とりあえず点滴を開始。何はともあれ病院についたのだ、一安心。続く。復活したコメント：Re:救急隊の努力を無にするたらい回し(10/16) eyeこのめさん只今アクセスするまでお母様がそんな大変な状況にあったとは知らずにいて失礼しました。異常がないといっても点滴がまだ続いているのでしょうか。体力を維持していただきたいです。どうぞお大事になさってください。(2006年10月17日 14時45分25秒)

  2006年10月09日

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• 初めてのプライベートな話し

  今日の日記は、当ブログ初めてのプライベートネタ。深夜、母の声が。ただならぬ声に仕事の手を休めると、胸を押さえて苦しそうにしている。１０年ほど前から狭心症の持病があるので、すぐにぴんと来る。話を聞くと、１０分ほど前から発作、５分前にニトロを服用したが、一向に収まる気配がないとのこと。顔色は青く、息も絶え絶えだ。こういうときに使えるような、応急手当の方法を指導しているのだ。１～２分様子を見るが、さらに苦しくなっていくようだ。すぐに、１１９番通報を決意。「火事ですか？救急ですか？」「救急です」「どうしましたか？」「６８歳女性、１５分前から胸部の発作。５～６分前にニトロを舌下で一錠、様態が変わらないので、電話をしました」「すぐ救急車を出します。既往歴は・・・・・」・・・・・現在の救急車到着時間は、全国平均で６分３０秒ほど。ただしこの時間の計測方法は、世界的規準と言われているウツタイン方式とは異なり、電話をしたときではなく電話を切ったときを規準にしているところが多い。だから、世界標準の到着時間より短めに報告されやすいのだ。それはともかく、電話を切るなりストップウォッチをセット。急変時に確認できるように、玄関を開け放しにしながら救急車の誘導のために、外に出る。すぐにサイレン音。我が家の前で止まる。時間を見ると何と３分３０秒。すごい数値だ。救急隊員がすぐに駆けつけ、母を救急車内へ運び込む。続きは、明日。Ｐ，Ｓ．通報の仕方が家族っぽくなくて冷たい感じだったと、あとで聞いていた家の人に言われてしまった。これはこれで反省。

  2006年10月08日

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• 人が倒れていたら助ける：医療の原点

  今日は、歯科医院での救命講習。といっても普通の歯科ではなく、東洋医学を臨床にふんだんに取り入れていた統合医療という先進的な取り組みをされているところ。８名のドクターは当然のことながら基本的な知識はお持ちで、さらに年に数回の救命研修は欠かさないという、見本のような意識の高い方々だ。弊社の展開している「救命スクール」は現場直結型で、基本的にインストラクターによる講義の時間はほとんどない。知識教授はビデオが担当する。しかし、そこは皆さん、医療従事者。するどい突っ込みが入りまくる。ガイドライン２００５によって、救命法は大きく変わったのだが、その特長の一つが「医学的な正しさよりも、普及のしやすさ」にポイントを置いているところである。だから、医療従事者から見れば？と思うところがあるはずなのである。そこを皆さん、的確に指摘・質問してくる。こちらも「何故変わったのか？」について、懇切丁寧に解説させていただき、２００５年ガイドラインの趣旨を可能な限り説明。充実した講習は予定時間を過ぎ７時間近くかかってしまったが、最後には「帰りに人が倒れていないか期待しちゃうなぁ、助けちゃうぞ（笑）」と自信を深めていただけたようだ。「倒れている人を見たら助ける」という医療の原点を再確認する良い機会になったと、ご評価いただけた。十分な知識をお持ちなのにさらに講習を受けるその意欲的な姿勢にも感銘を受けた一日だった。代表者の方の感想が以下のブログにアップされていた。http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50251540.html感謝。

  2006年10月07日

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• お医者さんを見ると血圧が上がる

  朝６時起床。東京茅場町の某クリニックに。明日に控えた救命セミナーのために、最終打ち合わせに伺う。弊社の救命スクールの特長は、充実したロールプレイ。現場に赴いて、救急事態の発生しやすい場所・時間などをヒアリングしてシナリオを作成するのだ。クリニックと言うところは神経の張るところで、普段は血圧に以上がないにもかかわらず、お医者さんの姿を見ただけで血圧が上がってしまうことがある。これを専門用語で「白衣高血圧」と呼ぶ。注射、聴診器、診察ベッド、歯科の歯を削る音など、日常生活には無いグッズ（？）で溢れているのだから。そんなわけで、治療前後に血圧が上がったときに、不測の事態が起こることもあるわけだ。全国通津浦々の小さな病院全てで救命処置が出来ると思ったら大間違いで、中には単に救急車を呼ぶだけ（！）という病院だって存在している。つい十数年前まで、心肺蘇生法の実技練習時間の存在しない医学部も結構あったとある医師に聞いた。そんな中で医療従事者の先生方が弊社の講習を受けて下さることになったのだが、当然のことがながら気が抜けないだろう。質問のレベルは市民レベルを遙かに超えるわけだ（当たり前）。最近座右の銘となっている「ＡＨＡ心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン２０００」（中山書店）や「ＢＬＳヘルスケアプロバイダー」（同）などを読み返す。午後から浜松町で簡単な打ち合わせ。帰社後も明日の準備で忙しく過ごす。ところで、今気がついたのだが、ブログの登録件数が１００件になっていた。一日も休んでいないので、丸三ヶ月間書き続けたことになる。これは、自分としてすごいことだ。

  2006年10月06日

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• 厚生労働省は駅ビルだった

  朝６時起床。霞ヶ関下車、直通通路を通って厚生労働省へ。出向いてお話しをする。２年前の７月に高度医療機器であるＡＥＤが一般市民でも利用出来るよう規制が緩和された。その最終判断を下したのが、ここ厚生労働省である。市民の救命法について各種判断を下す親玉のような存在だ。日本で初となる救命コンサルタントのこと、ＡＥＤのこと、民間救命法指導員という存在について、熱く語ってきた。日本国民の命を守る役所だけあって、とても丁寧に話を聞いてくださった。また、いくつか重要な示唆も頂くことが出来た。感謝！

  2006年10月05日

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• 宿泊施設

  午前中、都内の宿泊施設にて打ち合わせ。宿泊施設は、ホテルであれ旅館であれ消防署との関係が深いので、普通救命などは受講ずみの事が多い。弊社の講習は「単に受けただけ」から「自信を持って実行できる」に変身するための講習であることを力説。午後からまた別の宿泊施設に。たまたま二軒重なったのだが、印象も雰囲気も全く異なる二つの施設だった。結果はどうなるかは分からないが、こうして営業に回っていると、だんだん感触がつかめてくるものだ。明日は役所に出向くので、帰社後又資料作成！

  2006年10月04日

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• 突然の心停止（ＳＣＡ）

  朝からひたすら営業資料の作成。明日は都内の某事業所に営業に行くので、細部の修正を行う。夜は会食。半蔵門のおしゃれなレストラン。弊社の顧問をしていただいている方と、最近知り合った会社の方々を一つ席を囲んでご紹介し合う。皆さんダイナミックな仕事をされている方々で、お話を聞いているだけであっという間に時間がたっていく。お互いのこれからの仕事の発展に繋がればよいのだが。その席で、救命コンサルタントの仕事についてまた話をさせて頂く。突然の心停止（ＳＣＡ）は国内でのワースト３に入る死亡原因だが、一端心臓が停止してしまったら蘇生される率は極めて小さい。大体５％から１０％の間である。しかし、質の高いＣＰＲとＡＥＤがセットになれば、この蘇生率は４倍ほど上がることが分かっている。虚脱から２分以内にＣＲＰ，虚脱から３分以内にＡＥＤのファーストショックを与えられる体制が完備しているラスベガスのホテルでの救命率は５０％を超える。これは尋常でない高い数値だ。この数値を元にいくつかの医学論文が書かれ、それがＡＥＤ普及の弾みにもなったのだ。アメリカ心臓協会が提唱している蘇生の連鎖は以下の通り。　第一の輪は「早期通報」　第二の輪は「早期ＣＰＲ」　第三の輪は「早期ＡＥＤ」　第四の輪は「早期二次救命処置」第一の輪から第四の輪まで順番に繋がらなければ蘇生は出来ない。どの輪がとぎれてもダメなのだ。この四つの輪のうち、一般市民が担当するのが１番目の輪から３番目の輪まで。近所に医師がいるとか会社の同じビルの中にクリニックがあるからとか言って準備を怠るのは、助かる可能性のある命をみすみす諦めるのと同義語なのだ。

  2006年10月03日

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• 新たな営業パートナー

  朝一番で登記簿謄本を取得。１１００　新橋に移動。営業会議。９月度の営業報告を受ける。架電の結果、好感触の業種とそうでない業種が絞り込めてきた。より効率の良い営業を行えるように各種指示を出す。１６００　営業パートナーの可能性のある企業を訪問。ＡＥＤの設置・紹介・講習の開催などについて考え方を話し合う。うまくいきそうなので、先方は稟議を上げてくれることになった！会社設立から３ヶ月。まだまだこれからだが、様々な方の強力も頂けて徐々に地盤が出来つつある。ありがたいことだ。

  2006年10月02日

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• ＡＥＤのショックは３回から１回へ

  朝６時起床。昨日に続けて、資料を作成する。日本国内にＡＥＤは一体どのくらいあるのだろうか？実は、ちゃんとした統計はない。２５０００台から２７０００台と推計されているらしい。その９９％がガイドライン２０００のプロトコルによって除細動が行われる。つまり、最大３回まで除細動を試みるわけだ。しかし、ガイドライン２００５によってこのプロトコルが変更された。除細動は１回だけ。ショック後にすぐにＣＰＲを行うように変更になったのだ。この変更は、状況によってかなりの確率で除細動よりもＣＰＲが有効であることが多いと言うことだ。確かにＡＥＤは、心停止者を救う強力な飛び道具だ。しかし、ＡＥＤ到着前にバイスタンダーによって行われるＣＰＲの重要性が、決して低くなるわけではないという証拠であるとも言えるだろう。

  2006年10月01日

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• 病院前ケア、救急車前ケア

  朝６時起床。明日の会社訪問用の資料を作成する。心肺蘇生を行った場合と行わなかった場合で、どの位差があるのかというデータが欲しいという要望だ。２００６年９月に総務省消防庁が、この手の情報を一気に公開した。だから、最新の情報を提供することが出来る。実際この両者の差はかなり大きく市民レベルの応急手当が侮れない効果を発揮しつつあることが数字でも出てきているのだ。心臓発作で人が倒れた場合、市民が担当しなければいけないのが、ＣＰＲ（心肺蘇生）だ。良質のＣＰＲを行って初めて救急隊→病院での高度医療措置の効果が発揮される。もし市民がＣＰＲを行わなければどんなに病院で頑張っても事実上蘇生の可能性はない。資料にはこういう点を、しっかり含ませることになるのだ。

  2006年09月30日

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• 各社と打ち合わせ

  早朝に起きて、出張。説明が長引いてしまって、午後からの打ち合わせに間に合わなくなる。事情を説明して、延期していただく。充分時間は取っておいたのだが、こういうことは注意しなくてはいけない。来週末に控えた講習会の打ち合わせを、先方の担当者と電話・メールで打ち合わせ。救命スクールの開講を検討中だった別の会社様からいくつか確認事項が送られてくるのでそれについて説明資料を作って送付する。夜、会計顧問の先生と打ち合わせ。弊社は９月決算なので今月末が締め日。いろいろと書類を取り交わす。応急手当の講習会は、欧米では義務とされているところが多いが日本ではまだそこまで追いついていない。その差もあって、現場での手当率の低さは目を覆うばかりなのだ。この状況を変えるべく、毎日頑張っている！

  2006年09月29日

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• 新幹線にＡＥＤ

  朝６時起床。今日はホームページの手直し、営業用資料の手直し、朝日新聞によると、東海道・山陽新幹線の全駅に、２００７年３月までにＡＥＤが置かれることが決定したようだ。遠くへ出張・旅行などをするときには普段より緊張が増すなどして心停止になりやすいという人もいる。「空港が危ない」と言われているのもそのような理由からなのだろうが、ともあれ着実に安心社会に近づいていてよいことだ。ただ記事中には、講習をどのように受けるのかは書かれていない。設置しただけでは宝の持ち腐れ。是非とも良質の講習を受けてもらいたいものだ。--引用開始---------------------------------------------------------------------東海道・山陽新幹線の全駅に救命機器ＡＥＤ設置2006年09月25日19時25分　ＪＲ東海、西日本は２５日、東海道・山陽新幹線の全駅で来年３月までに、心臓蘇生の救命機器である「自動体外式除細動器（ＡＥＤ）」を設置すると発表した。　ＡＥＤは、致死性の不整脈である「心室細動」を起こした人に電気ショックを与えて心臓の動きを正常に戻す機器。ホームや改札口などに置き、駅員を対象に使い方の講習も進める。ＪＲ東海は在来線の東海道、中央両線の計８駅でも来年３月までに設置する。　東海道新幹線では東京や名古屋、新大阪など４駅に設置済み。ＪＲ東海によると名古屋駅や新大阪駅では、看護師や駅員の手で電気ショックを与えた例もあるという。--引用終了---------------------------------------------------------------------

  2006年09月28日

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• 日本版救急蘇生法の生みの親

  講習三日目。普通救命の指導方法、上級救命の指導方法、それらをガイドライン２００５に適合させる方法、と講習は進んできた。最終日は、各界の先生方の講習が。日本版救急蘇生法ガイドラインの生みの親と言われている坂本先生を始め充実の講師陣。日本で応急手当講習が行われいる割に、実際の手当率が低い理由、法曹から見た救急隊の存在の問題点など、どれも興味深い無いようだった。応急手当普及員として指導員として救急救命士として様々な立場の消防関係者が集まり共に研修をした三日間だった。タローは門外漢も良いところだったのだが、皆さんとても気持ちよく迎えてくださった。感謝。無事、修了証を手に帰路についたのだった。

  2006年09月27日

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