上級救命コースの指導方法は
消防の指導員講習会二日目。消防の救命コースには二種類あることは、昨日の日記で書いた。普通救命コースと上級救命コース。今日は、上級救命コースの指導法の研究会である。チームに分かれて上級救命の指導のデモを行う。受講生にわかりやすく、ガイドライン2005に準拠して指導。その後、他のチームのメンバーから講評を受けるのだ。指導そのものはもちろん十分に出来るのだが、ここは消防の研修なので当然ながら可能な限り消防スタイルで指導を行うことに留意する。消防には消防のスタイルがあるのだから敬意を払うのは当然だ。ガイドライン2000の発表後、消防の救命講習とグローバルスタンダードの間では実は細部がかなり異なっていた。それらの違いを受講生から問われて、返事に窮したこともあったのだ。しかし、ガイドライン2005によって消防も指導のアウトラインはほぼグローバルスタンダードに追随するようになったことが分かった。これは、一安心だ。収穫だったのは手話講習。講師の方の手話講習にかける熱意と工夫には脱帽。すっかり聞き入ってしまった。積み重ねたノウハウにより、手話講習の開催が現実的に。実は、弊社で採用している救命プログラムの主なものには耳が不自由な方向けに字幕が付いている。だから、少しの努力さえあれば講習は可能なのだ。もう少し勉強して、プログラムに取り入れたいものだ。