大人の友情
河合隼雄さんと工藤直子さんのトークショー&演奏会に行ってきました。とにかく印象的だったのは、77歳の河合さん、70歳の工藤さんのはつらつとしたすがた!河合さんは60歳から、一番苦手な事ということでフルートをスタートしたそうです。工藤さんのハープとの演奏も、決して、「すごく上手!」ということではないけれど、何よりも当の本人が一番楽しそうでした。その年齢でも、新しいことに挑戦する姿はすばらしいと思った。いつもは「先生」という立場のお2人も、この時ばかりは、不慣れな楽器を一生懸命演奏していらっしゃった。工藤さんは顔がひきつっていたようにも見えたけれど、何事もないかのような振る舞いはさすが年の功?こんな姿を見ると、自分もこんなお年よりになりたいと思ったし、同世代の方たちも、きっと、励まされたと思います。人生の後輩を常に励ませる存在でいたい、そう思いました。肝心のトークショウは、「出会いと別れ」「大人の友情」についてでしたが、工藤直子さんの「ねこはしる」河合隼雄さんの「大人の友情」に凝縮されています!詩に、音楽に、本・・やっぱり秋だ・・