La　Feuille～ラ・フィーユ～

先日のお休みに最上地方へちょいと足を延ばしてみました。

今日は、新庄市内のかわいらしい銅像をご紹介。

新庄には沢山の民話は語り継がれており、この民話を通りの名前にしています。

金の茶釜とおり（駅前通り）、こぶとり爺さまとおり（大正町通り）、かわうそど狐とおり（大町通り）、鴨とり源五郎とおり（南本町通り）、笠地蔵とおり（北本町通り）の５つです。

昔話の中でももっとも代表的な話｢笠地蔵｣。ここの通りはとてもかわいい銅像とともに、
この地方で話されている｢笠地蔵｣のとんと昔を、新庄弁で、絵本を読むように番号順に歩きながらお楽しむことがでるんです。

沢山ある中からちょっとご紹介。

おじいさんが、町に笠を売りに行く途中、冷たいみぞれが降ってきました。

｢みぞれ降っては、困ったごど。あらあら、地蔵さま、だらぬれなって、なんぼが冷でんだが。｣

｢んだんだ。地蔵さまさ、この笠かぶせで行ぐべわ。足りね分は、てぬぐいでがまんして下せわあ｡｣
といって自分の手ぬぐいをお地蔵様にかぶせているシーンです。

帰ったおじいさんはおばあさんにその話をすると、おばあさんはやさしいおじいさんをとても誉めます。

今日食べるお金もないのに・・・

「一日食べなくても大丈夫。お湯でも飲んで寝ましょう！」って

既に、目頭が熱くなってきました（泣）

そして、御地蔵様は、やさしいおじいさんを探しにきます。

｢あゝここだここだ。昼間は、ありがでがった。　お礼に、米もでっつら持って来たさげな。」

そしておじいさんとおばあさんは幸せにくらしましたとさ～

あー。本当に、素敵な通りでした。

もっと沢山銅像があるので、機会があったら観に行ってね。