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カテゴリ:母の教え
私の母は昭和12年生まれで 生きていればもうすぐ71歳
昭和53年1月 今から30年前すい臓がんからくる心不全で 闘病1ヶ月目に41歳で亡くなりました。 当時私は18歳、弟は15歳、父は46歳 こうして歳を書いているだけで 思わず「若いね」 体は丈夫で、畑を借りて趣味で野菜作りをするのが 唯一の楽しみでした。 当時私は下宿をして遠方の高校に通学をしており 母の体調がその様に悪いとは思いませんでした。 病院には行ってましたが前年の12月に入り 急に腹水がたまり身体がだるいので 検査入院することとなったのです。 当時の国立病院に入院したのですが 腹水がたまる原因がわからないのです。 腹水を抜く処置をして、それでも特定できないので 開腹手術をするため個室に移った次の日の朝 突然心臓の発作を起こして 夕方には亡くなりました。 前日、個室になった母が心細いと思い 私が泊まり、「手術が終わり退院できたら内祝いはなんにしょうか」と 母娘で 話していたものです 朝、「ちょっと家に帰ってくるね」自転車で10分です 家に着くとすぐ病院から電話でした。 「ちょっとお母さん、具合が悪くなったので来て下さい」 「大丈夫だから。」息が苦しそうでしたが私と話していました。 先生と父が話しており、だんだん緊迫していくのです。 昼前には看護婦さんから部屋を出るようにと言われ 母は笑ってうなずいていました。 それが生きていた時の最後の顔で、笑顔でした。 私は人間の命のはかなさを感じました。 その悲しみを乗り越えていたから 息子の死を受け止めていけるのかもと、最近特に思います。 「子供が早く元気になることが、お母さんの望みよ」 その様に沢山の人に励まされたこと、また 「そうだ・お母さんの分まで頑張ろう」 母の教えと言うことで、母に教えられたことなどを 書いていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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