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カテゴリ:本の感想 作家別-あ行
シェイクスピア?1564~1616(ひとごろしイロイロと覚えます。謀略・発狂・嫉妬・情死、作品の登場人物は、考えられる限り様々な理由でこの世を去ります)。誕生日と命日は同じ4月23日。欧米の大衆娯楽演劇の原点、ハリウッドで最も売れている脚本家、世界で一番有名な作家です。名前は知っているけど、作品も大体見当がつくけど…、という方のための“アトーダ式”解説本。 7冊目 昔、多分高校生の時かな? ギリシャ神話についてちょこっと知りたいな~と思い多分岩波文庫で 「ギリシャ神話~」といったタイトルの本を選び読み始めて凍り付いた記憶があります。 なぜってレポート書く訳でもなく漫画や小説ででてくる神々の名前の背景しりたいな~程度ののりだったのに 地図がでてきて国のなりたちなどからはじまり、私にとって?マークのオンパレード 「私ごときが神々について知識得ようなんて身の程しらずだったわ~」と泣きくれはしませんでしたが本探しの難しさや、興味のない分野にはカチリとも働かない我が頭を少しばかり恨めしく思いました。 その後、阿刀田 高著”ギリシャ神話を知っていますか”を図書館で手に取った時の感激は忘れません。しまいに文庫を買ってそのことをすっかり忘れてまた同じ本を買ってしまいうなだれていました。 そんなで 解説にあるとおり“アトーダ式”解説本シリーズの一冊です。積読(つんどく)したまま居間の棚においてあったのを見つけて読み始めましたが、解説本というより読み物として楽しいし分かりやすいです。 誕生日と同じ日に亡くなったと言われるシェイクスピアの生誕のゴロ合わせから始まり11編の有名どころの作品の紹介がありますが当時の歴史的、勢力的背景や各作品の元となった作品の紹介、あらすじ、台詞における韻や洒落の翻訳の難しさ、登場人物の心情など盛りだくさんなのに文庫一冊 すごく得した気分です。まあ触りを知って全部読んだ気になるのはよくはないのですが 「戯曲はそうそう読んで楽しいものじゃない」という言葉に そうだよな~とうなづいてました。原作の ロミオとジュリエット読んでもオセロー読んでも悲劇っていいうよりすれ違いじゃんとしか感じなかった私って普通なのねと安心しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.27 15:43:59
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