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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2007.03.17
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16歳で交換留学生として渡米。英語には少々自信があったのに、行きの飛行機の中でスチュワーデスに「あの娘は英語がしゃべれない」と言われ大ショック!温かく迎えられたホームステイ先の大家族ベイリー家では、文化の違いに驚きの連続。多様な生徒が通うハイスクールでの日々…。ニュースキャスターとして活躍する著者の原点となった、笑いあり、涙あり、事件ありの青春アメリカ留学体験記。

10冊目
古本屋で100円、留学にあこがれてて本を読むのがあんまり好きでないプライベートの教え子にあげよう⇒その前に自分で読もうと手にした一冊。発行1998年 著者の安藤さんの人気もあってかなり話題になったような記憶があります。話はステイ先のベイリー家の家族との日常のやりとりから高校生活など著者が感じたことがみずみずしい文でつづられています。
 でっ爆笑した点が二点スマイル私も昔カナダにワーキングホリデイでステイしたことがありますが、同じ経験があって吹き出しました。というかすっかり忘れていた事を思い出したのですが、一つは著者が帰国の時、空港でお母さんと再会したとき、すっかりアメリカナイズされておもいっきり母親に抱きつこうとしたらジリジリと後ずさりされ 次に「なんなのその格好は~」と小言の嵐ブーイング 穴空きジーンズにピアス・・・と説教されたそうですが、私も同じ事を母に言われました。ピアスこそあけてなかったけど強い日差しのせいで(おまけに帰国前にカナデイアンロッキーをハイキング三昧)真っ黒だわ、髪も一年3ヶ月の間で一回しか美容室いってなくてぼさぼさ、ジーンズも決してお洒落ではなく単に貧乏生活を満喫しすぎたゆえのボロボロ。よれたTシャツ「やっと帰ってきたと思ったらそんなみっともない格好で、はずかしいったらありゃしない」と「いや~あっちではこれは普通で、、、」「ここは日本です怒ってる」と
......懐かしい思い出です。
もう一つは留学前の自己紹介の手紙に得意なスポーツの項目にテニス(さして得意な訳じゃないけど書いたほうがましかという程度とのことでした)と書いたばかりにいきなり留学先の高校のテニス部に本人の意思に関わり無く入部させられた時のホストマザーとのやり取り「ここではちょっとできることでもデキマス!と大きな声で言うの!でなければ誰もアナタがそれをできるなんて気がつかないでしょう。20%の力もできるといった瞬間から50%になるし、そうしようと思うから頑張ったら80%となるのよ」との言葉。
すごく前向きな言葉で実践していけば様々な面で展望が開いていくとは思いますが、実生活でこれを目の当たりにすると結構異文化ギャップが起こるのを思い出しました。カナダで職探しをするのに必要なresume(履歴書)を書こうと頭をひねっていた時、恐ろしいことにあちらでは日本のような履歴書は存在せずに多少のスタイルはあるのでしょうが(代行で作成を請け負う事務所もあります)、職歴、学歴、ボランテイア歴、資格他、全部自分で項目決めて記入します。多少経験したことでも得意項目にあげときなさいとのアドバイスをされて「そんなの無理~、習っただけで実際はできるほどじゃない」との反論に”That's OK. Nobody knows."[誰もそんなのわからないから大丈夫]との言葉に口あんぐりびっくり   
それも一人じゃなくて結構な数の人から同じ言葉を聞かされました。はったりも実力のうちと判断されるのかなと。雇用に関しては、できないことをできると宣言して職に就いてから苦労する雇用者も採用に関して不可欠な要素の有無を判断できない雇用主も自己責任だということです。だから互いにババをひかないよう情報収集を怠らず眼をひからせろと話がつづいていきました。日本なら履歴書に書き込む以上「やってね」と言われたら多少の不慣れさはあっても体が動く程度の熟練さがないと許されないですよね。

 ただ黙っていては誰も存在を認めてくれないというのは、黙々と仕事をこなしていくと、見てる人はしっかりみていてそれを美徳と認めてくれる日本とはかなり違うなと思いました。
カナダで知り合った日本人学校とカナダの学校で教えている日本人女性(元小学校教師)が言っていたのが「二つの国の教育現場に身を置いておもったことは、教育というのは結局その国が望む人材を育てようとすることだ」 どっちがいいとは簡単に言えないしどっちもどこか変とも感じます。
 とつい昔話があとからあとからでてきて本の感想から遠のいていってる~わからん  
ここらでまとめ 読みやすいエッセイでした。アマゾンの書評を読むとハロウイーンでの服部君の事件を契機に「今書かなきゃ」と思い執筆されたそうですが、にぎやかで家庭的なベイリー家の面々と過ごす日々や異国の地で突然教われる孤独感が現れたりプロムでクイーンに選ばれた話などがちりばめられる中、留学生を文字通り家族同様にストンと受け入れてしまうアメリカの度量の深さ、また当時のベトナム戦争の終結後の傷跡などにも触れられています。16歳という箸がころげても楽しく、一方でなにかがあったら地底の底まで落ち込んでしまいそうになる思春期を体当たりで過ごしたサバイバル記でしょうか。





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最終更新日  2007.03.17 11:53:44
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