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カテゴリ:本の感想 作家別-は行
江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。 47冊目 今日も頭ぽわわんとして鼻水が~ 夕方から仕事なのにうつさないよう気をつけなくちゃ そんなほわほわした時は養生がてら妖(あやかし)の話が一番(逆効果かな)と 手にしたのが”しゃばけ” 人気シリーズとのことで読み終わって感想アップのタグ検索したら TVドラマ化のお話が それも今週 なんとタイムリ~ 若旦那の手越君はふ~んでしたが、 仁吉が谷原章介、屏風のぞきが宮迫博之って やっぱり見なきゃ(そこに興味がいくのか?) 公式サイト しゃばけ お話は う~ん 百鬼夜行抄や夏目友達帳などのほうがはるかに面白いかと 漫画と小説比べるのは間違いなんでしょうが もう少し一筋縄でいかない人物がほしいな~と思いました。 病弱で妖怪が見えて話をすることもできる若旦那と、 齢千年にもなる手代にばけた守り役の妖、 白沢=仁吉と犬神=佐助 どうにでもおいしく話をすすめることができるだろうに 意図してのことなのか この三人の人物描写の掘り下げがどうも 若旦那こと一太郎は17歳との記述がありますがどうもその年齢がピンとこない、 年相応の行動を期待しているのではないのですが 年齢が気になってしまうほど人物像が つかめない。 対する二人の手代兼守り役も 一太郎を大事に守っているのはわかるけど どんな思いで 守っているのかがちっともわからない。後半で一太郎の出生にまつわる話がでてきて 理由はわかるんですが、仮にそれだけだとしたら あまりにやすっぽすぎるというか安易すぎる まあシリーズなので続巻では明かされるのかと 続きを読む気 大なほどには期待も持てて面白いのですが 食い足りない。 登場人物で興味を惹かれたのは唯一若旦那に軽口たたく屏風のぞき(でも仁吉にのされちゃう)と幼なじみで菓子屋の跡取りなのに菓子作りの腕が上達しない栄吉ぐらいなのが寂しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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