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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2008.06.02
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夜更けの留置場に現れた、その不思議な老人は六尺四方にしか
聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遙かな昔を物語り始めた―。時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた
義賊「目細の安吉」一家。盗られて困らぬ天下のお宝だけを
狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説シリーズ第一弾。


4月末入院してた頃に読んでた本の感想を今頃、、、

ずいぶん前に漫画化されていて知った浅田次郎作 
天切り松シリーズ同じ経緯の”きんぴか”と
比べて こちらは内容は面白いのに
なにかしらテンポが悪くのらないな~と感じていて
原作はきっと 歯切れがいいのだろうと期待していたのですが
、、、、同じく ちょっとリズムにのれませんでした。

ただ 暇つぶしというか お願いされてというか
わざわざ 留置所に入れてもらって
 昔がたりをする老境に入っている松が 
話をしている時代はバブルもはじけたころで
本題の話の内容は明治、大正期ということを考えると 
このテンポで いいのかなと納得もしました。

闇がたり:六尺四方から先へは届かない
(仲間内しか聞こえない)夜盗の声音 とか

中抜き:財布の中身だけをぬきとって 
    財布は相手に返す極上のスリの技

ゲンノマエ:帯にはさんだ紙入れを真正面から抜取る技
   ー玄人も気がつかないから 玄の前(げんのまえ)

天切り: 屋根の瓦をはずして天井裏から棟木づたいに
     忍び込むこと

なんて すり、盗みに関して 職人技の 言葉を学び
 義理も人情もどっぷりある
味わい深い時代のお話を堪能しました。
  ♪ちゃんちゃん♪

博打うちのしょうもない父親のせいで
姉は郭(くるわ)に売られ、自身は夜盗の所にあずけられた
少年の松が 人情あふれる親方、兄貴分のなかでそだって
いき 姉を捜しもとめて ひょんなことから友人を得て
さらにその友人や兄貴分のつてに助けられ
つかの間の再開の結末には涙しました。






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最終更新日  2008.06.02 23:10:12
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