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Lake Moraine ~Book Cafe~

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2009.03.05
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 寝る直前に ちびりちびりと読み進めていた
伊坂幸太郎作 死神の精度

前半はスローペースで読むので十分だったのですが
 後半になると やはりというか もう面白くって
   コーヒーショップに入って
         一気に読んでしまいました。

そして 読み終わるとおもわず
 「おのれー どうしてこんなに話の運びがうまいの」と
心のうちで 叫んでおりました。



~あらすじ~
CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。


【目次】
死神の精度/死神と藤田/吹雪に死神/
      恋愛で死神/旅路を死神/死神対老女


主人公は死神 監査部なるものから 
 調査対象の人間の情報を受け取り

一週間の間 その人間と接触を持ち

「可」→死をみとどけるか
 死の「見送り」の報告をするのが 仕事

調査対象に対しての思い入れ、嫌悪、など感情移入は皆無
興味のあること ジャンルを問わず”ミュージック”を聞くこと

死神が狂言廻しとして
 調査対象の人間とともにする短い時が短編として
                 綴られますが

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」への
オマージュと思われる一遍もあれば
調査対象の死亡から始まる倒叙形式もあったり
ハードボイルドだったり などなど

様々な技法の短編ミステリーが味わえると同時に

死神が人の”死”を見届ける話でありながら
 しめっぽいものとはならず

むしろ”生きている”ことの 喜び、素晴らしさが
ひしひしと伝わってきて 

同時に自分自身が今”生きて” 今作品を読んでいる
ことに 心が浮き立ってきます。

伊坂作品の醍醐味は これだな!と一人ご満悦でした。







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最終更新日  2009.03.29 20:20:06
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