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カテゴリ:本の感想 作家別-は行
有名なアーサー王伝説を
原典にはいない 登場人物を配し その人物の視点から アーサー王物語を 語っていく作品 私自身は アーサー王伝説の解説本を読んだ程度で 人物の相関図もさして 頭に入っていないのですが か~な~り 人間関係がどろどろしているんだとだけは 記憶にとどまってました。 主人公は 魔術師マーリンに命じられ グィネビア王妃に次女として使えるメイウェル 同様に命をうけて アーサー王の小性をしているフリンは双子の兄 そしてこの二人は鳥に姿を変えられる能力を もっています。 メイウェルはその能力ゆえに 王宮をめぐる陰謀のことを知り それを回避しようと試みます。 しかし 円卓の騎士達の何人かが アーサー王自身の甥っ子にあたるとか アーサー王出生の秘密からもう どろどろ状態なのが 少女メイウェルの視点から多少オブラートに 包まれているとはいえ えぐいな~と (えっ いま絵文字パレット見ましたが 動く絵文字はそのままですが 携帯互換絵文字の絵が変わっていますね) この伝説の 人間関係のえぐさっていうのは お国柄でしょうか? いや古事記も結構えぐいから 人の業って いうものでしょうか? 話は大変読みやすい 一方 登場人物の設定が 随分違う箇所もあるそうですが アーサー王物語入門書としては 良い選択だったなと 図書館でピックアップした自分を 褒めてます 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ぼくたちは、ぼくたちに出来ることをしよう。不思議な力を持つ双子の兄妹が見た、宮廷の光と影。日本を代表するファンタジー作家が、満を持して発表する書き下ろし長編三部作。第1巻は、王暗殺の陰謀をめぐる物語。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) ひかわ玲子(ヒカワレイコ) 1958年生まれ。小学生の頃からSFやファンタジーを書きはじめる。SF小説の翻訳からはじめて、88年『ドラゴンマガジン』(富士見書房)に「バセット英雄伝エルヴァーズ」を連載、デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.08 15:34:34
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