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カテゴリ:本の感想 作家別-あ行
ゴールデンスランバーを読了
映画はまだ見ていないんですが 主人公 青柳雅治はもう堺雅人で 学生時代の恋人樋口晴子 は 竹内結子 いち早く陰謀に気がつく森田森吾には 吉岡秀隆 と脳内にてしっかりキャスティングして読書を楽しみました♪ ケネディ大統領の暗殺事件を彷彿とさせるような 仙台市で首相が衆人環境のもと爆殺される事件が 起きる 容疑者として警察が発表したのは 元宅配業者勤務の青柳雅治 はたして彼は本当に真犯人なのか!!! といっても 最初っからぬれぎぬ着せられてる のが大前提で物語はすすみます。 しかし 5部構成の第二部 ”事件の傍観者”では たまたま病院に入院している患者が TVを通して状況を知る過程が克明に かかれているので、読んでいるこちらも 「実際に事件が起きて マスコミや警察による報道をそのまま受け止める」 という 通常の自分の姿勢も疑似体験できるのが 凝ってるというか伊坂作品の醍醐味 各章のタイトル、入れ替わる登場人物たちの視点など 伊坂流トリッキーな時間軸は今作では比較的 分かりやすいですが、一度読んだ後また手にとり たくなる魅力的な物語の構成でした。 ただまあ~ 警察のそりゃいくらなんでもといった 無茶振りの行動ともみ消しの露骨さに鼻じらむところも 少々 同時にそんなむちゃなこともオーケーなら 青柳の大外刈りの確定率や数々の危機を乗り越えるのも まっ 大丈夫ね! とフィクション 万々歳! とさほど考え込むこともなく 面白く読めてしまったのが いいのか悪いのかと 少し 首もかしげたくなりました。 **アフィリがなぜか開きません*** 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない─。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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