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2014年07月26日
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カテゴリ:住まいの設計

最近 シロアリに対する対策として、ホウ酸を主成分とする薬剤の散布が広く認識されるようになってきました。

CoatingMedia ONLINE の記事です。

防蟻防腐を塗装業の新ビジネスに ホウ酸塩で優位性発揮 木塗協
2014/07/0
CoatingMedia ONLINE

国内の低層住宅は土台は加圧注入、地面から1メートル以内の柱や筋かいには農薬系の防蟻剤処理がなされているが、「農薬系の効果は短く5年ごとの再処理が必要だが現実的には不可能。蟻害もさることながら被害額がその2倍になる構造の腐朽の問題も更に深刻」と住宅の置かれている環境を説明。

これに対して米国などの諸外国ではホウ酸塩処理がなされているという。「天然の鉱物であるホウ酸塩を水に溶かして木材に含浸させるとシロアリ、腐れ、ゴキブリ、カビに効果があり、金属の腐食も防ぐ。天然鉱物なので安全安心で、床下散布はもちろん室内、壁内散布も行え、既築の住宅で不可能だった床下以外の木材の防蟻防腐も可能になる。更に最大の特長は効果の永続性で、まさしく住宅の長寿命化の流れに合致する」と、国内で主流の農薬系防蟻処理の矛盾点とホウ酸塩処理の合理性、ビジネス性を説いた。


ホウ酸系の薬剤は、人間に対する害が低いと言われており、住宅の業界では比較的安全なシロアリ対策だと考えられています。

これについて ちょっと別の角度から解説したレポートもご紹介しておきます。

ホウ酸・ガラス繊維とシロアリ
岡崎シロアリ技研

高濃度のホウ酸を新築時に大量に吹き付けて「○○年保証」という「シロアリ予防」があるようです。
たしかにホウ酸は直接口に入れなければ人間への影響はないといえます。
しかしこのやり方がシロアリ対策として適切であるかどうかについては、かなり疑問が生じるところです。


シロアリの専門家である岡崎シロアリ技研の神谷氏が書いたものですが、リンク先の文全体はもちろん、出来ればサイト全体を眺めて、神谷氏の考え方を誤解のないように理解していただければと思います。

私も 建築士なので 設計する上で必ずシロアリの対策にぶつかるのですが、設計上の工夫をした上であっても、ついつい薬剤に頼ってしまいます。この当たりの考え方、対策、そしてシロアリとのつきあいかた は まだまだ自分の型というものが出来ていません。 言い訳をするなら、業界全体がそうである、とも言えると思います。

シロアリ駆除の業者もホント様々です。信頼できる会社を探すのは、意外に難しいと感じています。




http://kato-kazutaka.com/





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最終更新日  2014年07月26日 11時55分13秒
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