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エイズ（後天性免疫不全症候群）を引き起こす病原体であるヒト免疫不全ウイルス（ＨＩＶ:Human Immunodeficiency Virus）に感染しているかどうか、が家庭で簡単にできる検査キットを、 薬局で店頭販売できるようにするかどうかを、いまＦＤＡ（米食品医薬品局）が検討していることが明らかになった。
〔日経health[家庭でできるエイズ検査－－米ＦＤＡが導入を検討[2005/11/07] 〕


この検査法は、「オラクイック・アドバンス」（OraQuick Advance）と呼ばれており、米ペンシルベニア州ベツレヘムにある「オラシュア・テクノロジ－社」
（OraSure Technolology）社が開発した。　

■　検査方法は
口の中の内側を、脱脂綿でこすって採取したサンプルを、検査キットについている小瓶の中の薬液に浸せば、２０分後にはサンプルのなかの細胞にエイズウイルス（Aquird Immunodeficiency Syndrome）に対する抗体ができているかどうかがわかる仕組みとなっている。　この検査法はＨＩＶを直接検出するものではないが、９９％以上の正確度で検査ができるという。

■　日本のエイズ検査
これでまで日本のエイズ検査は結果が判明するのに二週間ほどかかっていたようだが、青森保健所では１１月１日より　即日検査を開始しており、十五分ほどで結果が分かり、採血やカウンセリングを含めても約一時間で済むという。

■　日本国内感染患者数
厚生労働省エイズ動向委員会によると、国内のＨＩＶ感染者とエイズ患者の累計が平成１６年、１万人を超えた。同年は新たな感染者、患者とも過去最多で、年間の感染・患者合計が１０００人を初めて突破し、１１６５人に達しているという。最悪ペースで増加しているという。

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