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熊本に続き大阪でも注意報レベル、検出ウイルスは香港型が主流

国立感染症研究所の感染症情報センターが12月13日に更新したインフルエンザ流行レベルマップによると、前週の熊本県に続いて大阪府で新たに１地域が注意報レベルに達した。第48週（11月28日～12月４日）には、熊本県の天草保健所管轄地域と大阪府の藤井寺保健所管轄地域が、注意報レベルに達している。 [ MEDWAVE ]

定点あたり報告数（医療機関あたりの患者数）が1.0を超えた都道府県は、
山形県（2.3）、山梨県（2.0）、熊本県（1.9）、岡山県（1.8）、長野県（1.5）、岩手県（1.3）、福島県（1.0）の７県。

全国の定点あたり報告数（医療機関あたりの患者数）の平均値は0.41と、前週の0.24の７割増になった。

なお、これまでにインフルエンザウイルスの検出（第36週以降）は
AH3（A香港）型59件、AH1（Aソ連）型9件、の計68件が報告されている。

検出ウイルスは香港型が主流なようです。

　用語の説明

　定点とは、
全国の医療機関の中から感染症発生動向調査を報告するために指定された医療機関のことであり、インフルエンザ定点、小児科定点、眼科定点、基幹定点があります。毎週、全県で５５か所の定点医療機関から患者数の報告があります。

　定点当たりの報告数OR患者数とは
１週間に一つの定点にどのくらいの患者報告数があったかを表す数値です。
１定点あたりの患者数＝患者報告数合計÷定点数（医療機関の数）
一つの病院に何人ぐらいの患者がいるというわけですね。

　インフルエンザの注意報レベルとは、
保健所管轄地域単位の流行の規模を示すもので、１週間の定点あたり報告数が10を超えた段階を意味する。

　警報とは
同じく１週間の定点あたり報告数が30を超える状況を示す。
ただし、注意報、警報とも10を下回った時点で解除される。都道府県が発令する注意報、警報とは異なる。

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