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この北海道に伝わる郷土料理として知られる氷頭なます（ひずなます）は、生鮭の鼻柱（頭部軟骨）氷頭を薄切りにしたものが入っていて、一般的ななますとちょっと違う。

この氷頭なますに使われる
サケの鼻の軟骨に含まれる糖タンパク質「プロテオグリカン」(Proteoglycan)が、厚生労働省が難病に指定している特定疾患「潰瘍（かいよう）性大腸炎」などの炎症性腸疾患に効果があることを、弘前大医学部外科学第２講座の研究グループが、マウスの実験で突き止めた。

大腸の粘膜などにかいようができる炎症性腸疾患は原因が解明されておらず、治療法も確立されておらず、厚労省によると、国内に計約１０万人の患者がいるという。

『プロテオグリカンは保水性に優れ、人工臓器を作る医療素材や化粧品原料などに応用できる素材。牛の気骨軟骨から一グラム当たり三千万円という値段で抽出されていたが、弘大医学部らの研究により、サケの鼻軟骨から大量かつ安価に精製することが可能になった』

免疫系に効果のある薬の中でも天然物由来のものはほとんどなく、副作用の少ない医薬品や機能性食品としての活用が期待されそうですね。
それにしても、鮭は捨てるところがないと言われますが、軟骨まで上手に食べた 先人の知恵には驚きです。

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　関　連　日　記　

〇　鮭皮　コラーゲン
〇　アスタキサンチンの効果を4～5倍にして食べる

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