La plus Coaching Salon

[想い出に花を咲かせて] カテゴリの記事

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• 香水と言えば思い出すのは恋ばかり

  こんばんは。ラプラスの長尾円です。ちょうど、ある方から「香水は何を使っていますか？」という質問をされました。香水と言えば・・・と思い出すのは、実は恋愛の想い出が多いのですが、せっかく思い出したので、愛用の香水について日記にしておきます。とはいえ、私は香水ではなく、オードトワレ（コロン）がほとんどです。 気が向いた時にほんの少しだけ着けています。 今、鏡の前に並んでいるものは・・・ドルチェ＆ガッバーナ★ライトブルー ブルガリ★ブルガリ クラランス★パル アムール トゥジェール イヴ・サンローラン★ベビードール　 あと、使いきってしまいましたが、日本未発売のもので、テュアリー・ミュグレー★スター　も好きでした。 当時は、ボトルデザインが変形星型で、実はボトルに一目ぼれしたのです。香りは私のイメージよりは大人なものでしたが、かなりヘビロテでした。どこかで売っていないかな～と今も時々探しています。 香水って、実は私が生まれて初めて好きな男性からもらったプレゼントです。 高校生の時に何とシャネル19番をもらったのです。オードトワレでした。勿論、香水なんて、つけたこともない子供でしたけど、そんな商品を買いに行ってくれた彼の気持ちが嬉しかったです。 その後、お付き合いした恋人とお揃いでカルバンクライン★エタニティーをつけたこともありました。 なんとなく、恋愛と香りには、切っても切れない想い出があったりします。 皆さんは、香りで何か思い出すものがありますか？？？？

  2008年02月29日

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  いつも心から応援してくれた人

  おはようございます！天職コンサルタントの長尾円です。いきなりですが、私にあなたの時間を少しだけ下さい。そして、答えを考えてみてください。あなたを心から応援してくれている人は誰ですか？では、瞳を閉じて、ゆっくりとその人たちの顔を思い浮かべてみてください。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→ 私を応援してくれている人。たくさんの人の顔と、その人たちからもらった言葉の数々が浮かんできます。あなたは、どんな人のどんな表情が見えてきましたか？私の場合、中でもやはり家族の顔が真っ先に浮かんできました。学生時代「キャビンアテンダントになりたい！」と伝えた時には、冗談まじりで「円になれるの～？でも、ひょっとしたら小さい頃から自分のことはいっつも後回しするほどのおせっかいだったし、向いているかもね。頑張りなさい」という言葉が返ってきた両親の言葉と顔つき。家族全員で囲む食卓の様子を、今でもハッキリと思い出すことができます。実際に、自分の可能性を最後の最後まで諦めずに合格の電話連絡を待つ間というのは、最終試験まで来たそれまでの緊張の糸がプツンと切れたような心境で、生きた心地がしない程、不安で不安で、じっとしていられない日が続きました。合格発表の電話連絡の日。合格者のみ電話が来ると聞いていたのですが、私は電話のあるリビングで、落ち着かない様子で居ました。そんな時にも、私の両親は私の傍に居ても「もうダメなんじゃないか・・・」とは（内心では不合格だった時、どうやって娘を慰めようか考えていたらしいですが）決して言葉にすることはありませんでした。自分を応援してくれている人の態度や言葉とは、大きな力になるということを心底感じ、感謝した気持ちを思い出します。ＪＡＬに入社する直前のある日。会社帰りのスーツ姿の父が「はい。これは円への入社祝いね」と手渡してくれた包みの中身は、世界地図と目覚まし時計でした。残念ながらもらった目覚まし時計は酷使しすぎて、壊れてしまいましたが、少しくたびれた世界地図は、今でも私の本棚にあります。結婚式の前日の寂しそうな父の表情。アメリカでの生活を案じる電話の声。離婚の報告をした時の心配げな様子。フリーランスで仕事の依頼を受けすぎて、どうしてもロデムの面倒がみられずに困っていた時にも、すぐに飛んできて手を貸してくれたのは父でした。つい最近ですが、元気だけが取り柄だと思っていた父に異変が・・・。転んだ際にひどく頭部を打ってしまった日から、何となく様子がおかしかったそうです。頑固な父は、病院へ行くようにすすめる母の言葉には耳を貸さず、それから1週間が経ったとのこと。途方に暮れた母から連絡が入り「円の言うことなら聞いてくれると思うから、検査を受けるように言ってくれないか？」と言われ、私はすぐに父へ電話しました。電話口では「大丈夫だ。たいしたことない」と言っていても、娘の私にも呂律が回っていない様子や、話の内容がいつもと違って、食い違ってばかりいるのが分かります。すぐに、これは何かが起きていると思い「頼むから私の為に、嫌でも病院へ行って欲しい」とハッキリと伝えました。その電話の翌日。父は自分から「病院へ行く」と言ったそうです。すぐに母が付き添って精密検査を受け、病名もハッキリしました。不幸中の幸いなのは、1週間経っている割には、思っていたほど最悪の状態には至っていなかったこと。でも、今まで張り切り屋の父がしていた日曜大工、犬の散歩、夫婦揃っての買出し等、何でもない日常生活にも多くの制限を設けられました。いわゆるドクターストップです。階段の上り下りも危ないからダメだとのこと。検査結果を知らせる母の声は、聞き取るのが困難な程弱々しく、不安げで、明らかに動揺していました。その後、父から電話が入りました。「病名を聞いて、ビックリしているんじゃないかと思って電話した。まあ、円も心配だろうけど、大丈夫だから。東京での仕事、頑張りなさい」とのこと。母からの報告は、「本人が自覚している以上に、様子がおかしい。でも、ひとまずは大事には至っていないから、急ぎ帰ってくる必要はない。円も仕事が忙しいだろうから、頑張って」という内容。私をいつもさりげなく応援していてくれて、人間としても信頼してくれているのは、誰でもなく父だったのだと、今更ながら改めて気がつきました。日記に書くかどうか迷ったのですが、父の回復を祈りつつ、今の気持ちを残しておきます。もう1度、あなたにも質問します。あなたを心から応援してくれている人は誰ですか？応援の１クリックをお願いします→どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』公式ブログも宜しくお願いします。＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスだけのプログラム『英語習得コーチング』がスタートしました。体験レッスン受付中 ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・次回開催日のお知らせご希望の方は、ホームページよりご連絡下さい。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年１１月１５日（水）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は、１１月１日（水）開催です。１０月は施設予約の関係で開催がありません。その代わり１１月は２度開催の予定です。   コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪←どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』毎週月曜日、番組更新中♪ 

  2006年10月09日

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  おじさんにモテモテ＠カナダ編

  こんばんは！天職コンサルタントの長尾円です。先ほど、睡魔に襲われたのですが、頑張ってブログ更新しています。今夜は、カナダ旅行についての続編です。ちなみに、カナダ在住の友人もせっせとブログでカナダ旅行について日記をアップしているのですが、性格が出るな・・・と感心させられた素晴らしい内容なので（つまり友人は、私の感じたまま日記と違って、しっかり旅行記を書いています）今日の日記の中でもご紹介していこうと思います。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→ その前に、今日のタイトル「おじさんにもてもて＠カナダ編」についてですが・・・。そう、それはカナダ旅行の序盤に訪れたケベックシティでの出来事。友人宅のあるモントリオールから日帰りで訪れたケベックシティは、とてもキレイな港町。高いところ＆キレイな景色が大好きな私のリクエストで、港を見下ろすことの出来る公園を訪れたりしながら、主にふらふら～と街を探索していました。ちなみに、その港を一望できる見晴らしの良い公園からの景色を見て思い出したのはイタリアのナポリ。何故か似ていたんですよね、印象が・・・。さて、そろそろ帰るかな・・・と思いつつ、街の中心（と私は思っている）にある階段を登りきったところで、友人Bella（彼女のブログネームです）は「マドカ～、写真撮ってあげるよ」と快くカメラ片手に階段とその先の小道をバックに記念撮影をしようと、私の先をトットットッと歩いていき、ファインダーを覗いていました。「う～ん、ここは1番の目抜き通りなのか、観光客もたくさんだな～」と思いつつ、ちょっと照れながら（しつこいですが、私はカメラは苦手なのです）カメラを持つ友人へ視線を向けタイミングを待っていました。すると・・・。私の前を次から次へと横切っていくおじさん集団が・・・・・。　あぅっ、これでは一向に撮れない・・・・ と困りつつ苦笑いをしていたところ、そんな私の表情を見かけたその集団の皆さんの何人かが「あの子が写真を撮るから、ちょっとどいてあげて」と声を掛け合ってくれました。 何て、優しいんだ ・・・・・と思ったのもつかの間。「写真なら、おじさんと一緒に撮ろう」と言いながら、にっこり隣でハイポーズすると・・・。 同じ集団からおじさん2号が登場。  「俺も、俺も・・・・」と言いながらやってきて、ハイポーズ友人bellaは、その時の私の様子が面白かった・・・・と喜んで、次々をシャッターを切ったそうな。わははっ。ちなみに3度目の正直ならぬ、4度目の正直で、やっと友人とも記念撮影ができました。　友人の顔がわからないように小さくしました。あしからず・・・。意図せず、おじさんにモテモテ現象に見舞われました。ちなみに、今後の旅行の参考になる為になる情報たっぷりの別名：ガイドbellaのカナダ旅行（主にバンフ）についての日記は、下記をご参照下さい。彼女の方が、写真への拘りが高かったので、とても美しい写真と共にお楽しみいただけますバンフでの日々　カナダドル札にもデザインされたこともあるモレイン湖の写真あり。どうしてこんな色なのか？　2日連続で見に行ったペイト湖の写真あり。ルイーズ湖の表と裏　ルイーズ湖畔でチャレンジした乗馬の一場面の写真あり。おすすめセスナ　上空から見た氷河の写真あり。目に見える理科　アサバスカ氷河の写真あり。ちなみに、セスナでは友人は前半キャピキャピと喜んでいたのですが、空酔い（英語ではair sickと呼びます）で後半はピクリともしませんでした。高いところ好きな私にたくさんつき合わせて、乗馬（1時間半）にセスナでの遊覧飛行と、慎重派の彼女にとっては大冒険だったようです。チャレンジャーな私のリクエストに付き合ってくれて、本当にありがとう　このセスナ機に乗ったのよ♪　ご満悦の私。セルフポートレートです。　これも同じく。景色が見やすいように画像をいじったら、変な色になりましたが、それでも窓の外の景色、これが氷河です♪すごいでしょ♪カナディアンロッキーを堪能できた良い旅でした。友人bellaに心からの感謝＆愛を込めて・・・・。セスナ乗りたい♪・・と思った方は、応援ポチッとお願い♪⇒どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』公式ブログも更新されました。最新のお話は『スペシャルなサービス？！』についてです。＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・次回開催日のお知らせご希望の方は、ホームページよりご連絡下さい。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年１１月１５日（水）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は、9月27日（水）開催です。  コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪←どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』毎週月曜日、番組更新中♪ 

  2006年09月25日

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  空の旅【ハプニング編】その２

  おはようございます！天職コンサルタントの長尾円です。前回の日記の続編です。まだ、そちらをご覧なっていない方は、全く話がわからなくなる恐れがありますので、まずはコチラ>>をご覧下さいね♪あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→ そんなこんなで「やれやれ・・・」と席について、ひとまずホッとしていました。でも、離陸後しばらくして「あれ？」と時計を見て思いました。「もしかして、この便の到着って、成田行きの便の出発時刻に間に合わないのでは？」（続きはここからです）はい。ご名答！そうなのです。12時の出発便だったのだけど、出発時刻は明らかに遅れていたし、途中でサービスしてくれたスチュワードに確認したら到着は13時35分だとのこと。私の成田行きの帰国便は、13時からボーディング開始。ま・・・、間に合わん。チーン！・・・と思っているだけでは始まらないので、ここからは私は出来る限りの悪あがきをしようと決意！まず、ダメもとでクルーに事情を説明して「前方の席に下りる前に移動したいのだけど、何とかならないか？」とお願いしてみました。しかし「残念ながらターミナルも違うし、どうせ間に合わない。それに席も空いていないからダメだ」と断られ、ショボボン。あえなく撤退そうだった。以前、私はカナディアン航空（今はエアカナダに吸収合併されたみたいです）の共同運航便でカナダ人クルーの皆様と何度もフライトしていたのですが、その時に思ったのが「カナダは航空法に関しても厳しいし、とにかく安全運航や機内での決まりごとに対して、非常に厳しいお国柄」ということ。ざっと見回してみたけれど、前方の席は全て埋まっています。私の移動できる席は無いんだわ・・・。ああ、どうしましょう。これでは、もし仮にギリギリ間に合いそうな時間に到着したとしても、降りるだけで時間をとってしまう・・・。ダメだ、さっきの前方の席をアサインされていたのには意味があったんだ。あの地上係員の女性は、何と頭の回転の速い、気の利くスタッフだったのか・・・と思ったけれど、今の状況では、望み薄だ・・・。うわ～んでも、もしかしたら・・・と思ったのが、友人とモントリオールからカルガリーまで利用した便以外、今回の旅行中の利用便が、ことごとく出発時刻が遅れていたので、もしかして、成田行きの便の出発時間が多少遅れていてくれていたら、これでもギリギリ間に合うかもっ！私、しぶとい。まぁ、どんなことがあっても、諦めない性格が強みだと自負していますから・・・。「さぁ、どうする、長尾円？」と頭の中で考えを巡らせること数分。そして、思いついたのが、飛行機がついて、ドア操作をクルーに指示するアナウンスと同時に前方へダッシュ！これなら、クルーの皆さんにも迷惑にはならないだろう・・・。と思いました。それに今回の旅行中に友人が私に言った「カナダ人は、飛行機やバスを降りる時に、我先に・・・と焦って通路に出てくる人がほとんどいないんだよ。お国柄だよねぇ」という一言を思い出しました。何気なく「そこがカナダ人の良いところなんだね～」と話していたことが、こんなところで役立ちそう。気持ちを決めたら、あとは行動のみ！がんばれ、自分！いよいよ飛行機が到着。最後にキュキュッという音と共に機体が少しだけ横揺れしたので「あっ、ボーディングブリッジがついた！」と長年の経験で察知した私は、アナウンスの声が始まったその瞬間に、猛スピードでシートベルトを外し（これも緊急避難訓練で何度も早外ししていたので、こんなところで役立ちました！何が役立つか人生わかりません）素早く通路をすり抜けて、何とか10人目位の順番で下りることに成功！しかしだからといって、これで安心なんてしていられません。時計の針は13時40分近く。もう致命的に遅い到着です。でもでも、最後まで諦めないぞ～と思っていた私は、出たところにいた係員に大きな声で話しかけ、ゲートナンバーとターミナル名を確認して、走る、走る・・・。走れメロスならぬ、走れマドカでした。そうして、ヘロヘロになりながら目的のターミナル入り口まで来た時に、そこにいた係員2人に「成田行きエアカナダは？」と声をかけると、いきなり大きな声で「ＲＵＮ！ＲＵＮ！」と叫ばれました。その瞬間、「あっ、まだ飛行機は出ていないのかもっ！」と察しました。ここまできた私は、更に走る走る。走る走る。走る走る。しつこい？ゼーゼー言いながら、ゲートに着いたら、何と出発時刻が延期されていました。ビバ！エアカナダは～、助かったぁ・・・。早速、出発時刻を確認して、ゲートの係員に預けた荷物の件と、今までのことを説明してみたところ、結局は「成田に着いてから確認してくれ」の一点張りでした。ううう。これはどうにもならないのか・・・その後、気分を落ち着かせる為にドリンクスタンドで飲み物を買って、一気のみしたら、しこたま咳き込み、苦しい思いをしましたが、久しぶりの心からの安堵感というものを味わいました。こうして何とか無事に帰国便に乗りることができましたが、最終的に、成田空港で自分の荷物がターンテーブルを回ってくるのを見つけるまでは、本当に落ち着かない気持ちでした。ちなみに、機内では、お隣が、カナダ人女性でした。私は精神的にも肉体的にもヘロヘロでいたので、彼女への挨拶もしないままにグッタリと寝ていたのですが、ほどなく彼女から話しかけてきました。ちょうどこれから1年の予定でタイへ行くとのこと。タイ国際航空やＪＡＬウェイズのご縁もあったおかげで、私にとってバンコクは何度も行った大好きな国ということもあり、タイの話題をしながら、イロイロとおしゃべりをしました。彼女は、話を聞いてみるとなかなか面白い経歴の女性で、格闘技の選手でした。一見、そうは見えないチャーミングな女性だったので、驚きです。何と1年間、タイでムエタイ（タイ式キックボクシング）のトレーニングを受けるとのこと。格闘技留学ですよ。凄いですね。お願いして、腕の筋肉を触らせてもらったけど、これが女性とは思えない程、すごかったです。世の中いろんな人がいるな～と思いました。そんなこんなで到着した成田は雨模様。旅先でのハプニングは過ぎてみれば良い想い出になりますが、今回は心臓にわる～い経験でしたバンコク便への乗り換えゲートの確認を彼女の為にしてあげて、最後は「一緒に写真撮ってもいい？」と頼まれ、空港内のエスカレーターを昇りながら、彼女のデジカメに納まりました。「この旅は不安だったけど、あなたが１番最初に会った人で良かった。ありがとう」とお礼を言われました。この出逢いもお互いの人生のほんの数時間の出来事でしたが、こういう出逢いは嬉しいものです。旅の最後が彼女の一言で、とても良い思い出になりました。今頃、トレーニングを頑張っている彼女。是非１年後、更に強くなっていて欲しいですね。他にもカナダ旅行のお話はいろいろありますが、本日はこの辺で・・・。間に合ってよかったね・・・と思った方は、応援ポチッとお願い♪⇒どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』公式ブログにもカナダ旅行の想い出の写真（こちらは飛行機がらみですね）をアップしましたので、良ければ遊びにいらして下さいね。 ＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・次回開催日のお知らせご希望の方は、ホームページよりご連絡下さい。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年９月１９日（火）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は、9月27日（水）開催です。オンパテ・コーチングに参加中！！「トレンドリーダー紹介」コーナーにて私のインタビューがご覧いただけます。WEBラジオ番組『コーチングでポジティブライフ』で紹介されました。番組はこちらからお聞きになれます。  コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪←どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』最新の番組です♪

  2006年09月14日

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  空の旅【ハプニング編】その１

  こんばんは！天職コンサルタントの長尾円です。カナダ旅行の報告も、帰国後の連日の忙しさでなかなかアップできておりませんでしたが、今日は第一弾として、空の旅【ハプニング編】をお届けします。旅先では、きっと何かある、何かある・・・といつも思っていますが、今回もありました！もう心臓にわる～いハプニングでしたので、元気の無い方は、まったりできる時に読みに来てくださいまし・・・。あぁ、思い出すだけでドキドキします。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→それは、旅行最終日の出来事。今日は、朝5時半起きでバンフのブティックホテルを出発し、レンタルした真っ赤な車で一路、カルガリー空港へと向かいました。友人はモントリオール行きの国内線、私はバンクーバー行きの国内線に乗る予定。友人は、私を見送って別れようと思ってくれていたので、私の登場予定のカルガリー→バンクーバー便が、先に出発の予定でした。搭乗開始予定は10時半です。10時を少し過ぎた頃。私は友人と手を振り合って「またね～」と笑顔で別れ、セキュリティーゲートを抜け、搭乗口前のソファに座って待っていました。少し早めに搭乗口へやってきたので、まだ人もまばらでした。窓の外を見ると、飛行機が到着したばかりでした。これから大急ぎで機内の清掃や備品の搭載が行われているであろう機体が太陽の光でピカッと輝いて見えました。すると、程なくして、その便に乗ってたった今到着したばかりの客室乗務員達がゾロゾロと降りてきました。彼らの制服姿でキャリーカートを引きながら歩く姿を見ながら「あ～、懐かしいなぁ」と昔、クルー仲間達と空港内を歩いていた頃の自分を思い出していたりしておりました。ここまではいいんですよ。ここまではね・・・。ここからがハプニングのスタートです。その後、搭載も清掃も終わったと思われる時間になっても一向にボーディングが始まらない。おっかしいな～と思ったけど、焦っても仕方の無いことなので、ひとまず搭乗開始のアナウンスがあるまで、ソファにちょこんと座って待っていました。すると早起きだったせいもあり、いつの間にやらウトウト・・・と寝ていたようです。ハッと気がついた瞬間、まずは便名を確認！「あ～、良かった。乗り過ごしたら日本に帰れなくなるところだったぁ・・・」と思いながら、時計の針に目を落とすと、時刻は11時半を回っていました。あれっ？と一瞬、わが目を疑いました。「これはおかしい・・・」と思っていたところ、地上係員がお客相手に搭乗ゲートの前で何か話しているので、私も確認に行ってみることにしました。すると、カナダ人女性のスタッフの話では、システムダウンで運航会社のＪＡＺＺ便（エアカナダとのコードシェア運航していた会社）が現在、全便運休中だとのこと。ひょえ～～～～～～「これはまずい！バンクーバーからの成田行きに乗れなくなるっ」と思った私は、すぐに地上係員を捕まえて、「私はこの後、バンクーバーで日本行きの便で帰国したい！！」と主張し、何とか交渉をして、「12時のエアカナダ便に振り替えてやる」と言われました。とにかく、迷っている暇は無いので、すぐにチケットを渡し、別の便のチケットに振り替えしてもらい、そのまま走って、12時発の便に乗るために別のターミナルの搭乗口へダッシュで向かいました。その間、預けたスーツケースは、もう1人の地上係員が私の代わりに確認して、変更便へ搭載してくれると言っていたけど「何色？いくつ？」と聞かれたのみ。ううう、不安・・・。でも、とにかくバンクーバーまで行かないとっ。そんなこんなで、バンクーバー行きのエアカナダへ乗ることとなりました。でも、今度はダブルブッキングの席だったようです。一難去って、また一難。「搭乗券を出せ！」とチーフパーサーらしき男性クルーにとても横柄な態度で言われたので「私が間違った席に座っていると思っているんだな・・・。何と失礼なっ！」と心で思いながらも、大人しくチケットを出して見せてみたところ、今度はコロッと言葉遣いも丁寧になったのはいいのだけど（私が正しい席番号に座っていたので）結局、1番後ろの席への移動を頼まれました。私も何度もダブルブッキングの席を見つけて、座席移動をお願いする側だったので、ここでも大人しく協力することとなりました。同業経験者だもん、ワガママは言いません・・・。それに、私の座っていた席は、お隣が空いていて、ダブルブッキングの相手は夫婦らしき2人連れだったことと、この状況から考えて、私の方が後からアサインされたと思ったのです。今は自動チェックインで座席も選べるから、きっと私のチケットを地上係員がカタカタカタ・・・とキーボードを叩きながら出してくれていたタイミングと、彼らがチケットを自動チェックイン機で取り出したタイミングがほぼ同時だったのかも知れません。そんなこんなで「やれやれ・・・」と席について、ひとまずホッとしていました。でも、離陸後しばらくして「あれ？」と時計を見て思いました。「もしかして、この便の到着って、成田行きの便の出発時刻に間に合わないのでは？」つづく・・・。（長くなったので、続きはまた次回アップします）もっと聞かせて・・と思った方は、応援ポチッとお願い♪⇒そうだ！どりくらＴＶで担当させていただいている「ＣＡにおなり！」の公式ブログを作っていただきました。こちらでは、番組の全トークも見ることができますし、時には裏話もご披露しています。是非、一度、遊びにいらして下さいね♪どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』公式ブログ元ＡＮＡのＣＡカコさんが、とっても楽しい記事をアップしてくださっています。私も書かないと～。＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・次回開催日のお知らせご希望の方は、ホームページよりご連絡下さい。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年９月１９日（火）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は、9月27日（水）開催です。オンパテ・コーチングに参加中！！「トレンドリーダー紹介」コーナーにて私のインタビューがご覧いただけます。WEBラジオ番組『コーチングでポジティブライフ』で紹介されました。番組はこちらからお聞きになれます。  コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪←どりくらＴＶ『ＣＡにおなり！』は、ここから見てね♪

  2006年09月11日

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  ＣＡ時代のあんな事、こんな事・・・・

  こんにちは！天職コンサルタントの長尾円です。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→私はプロフィールにもあるように、とっても好奇心旺盛です。面白そうなこと、新しいことにチャレンジしなくちゃ、人生おもしろくなーい！と思っている程のチャレンジャーなのですが、最近、またまた面白そうなことを始めてしまいました。（日記のタイトルの話に繋がるまでの前置きが長いですけれど、良ければ読んでみてね。）実は、以前、インターネットラジオ番組に出演させていただいた際、その模様を撮影していた方々がいらっしゃいました。「あれ～？ラジオ番組なのに、どうして～？」と思ったら、「実はインターネット上で映像配信をしてテレビ番組にして流しているんですよ」とのこと。「ふぅ～ん。そういえば、アメリカのインターネットテレビ番組が爆発的なヒットをして、今、メディアでもインターネットテレビって注目されているんだっけ・・・」と思いました。そして、しばらくしたら・・・その番組制作会社さんからお葉書が届きました。『この出会いを大切に、長尾さんとも是非何かご一緒したいと思います』といった文面。こうした言葉をいただくと、素直に嬉しいな・・・と喜んでいたのもつかの間。次にメールが届きました。『長尾さんと、是非、一度ゆっくりお話をしたいのですが･･･』とのこと。『わぁ～い。インターネット上の映像配信、興味ある～。どうやっているんだろう？今後、日本ではどうなっていくんだろう？』と興味津々。思い立ったら即行動の私は、仕事の帰りがけになってしまう日でしたが、何とか調整をして、すぐに、その会社のヘッドオフィスへお邪魔することとなりました。オフィスでは、たくさんの器材にドドーンと囲まれながら『先日のインタビューの様子、映像でご覧になりますか？』と見せていただくこととなりました。ここから、短時間に編集された私とクライアントさんのインタビュー映像が見れます。『きゃ～恥ずかしい・・・』と思いましたが、短時間に上手に編集したダイジェスト版は、まるでテレビ番組そのものでした。すごーい「そうか～。そういえば、ＣＡ受験生で留学中の子達からも毎日のようにメッセージで相談が寄せられるし、だったら映像配信というのも近い将来の可能性として検討の余地ありだな・・・」と瞬時に考えた私は、今後1年で日本国内での映像配信のツールとして改良されていくものやら、どんなシステムなのか？等など、現状も含めて、知りたいことを矢継ぎ早に質問させていただき、たくさんお勉強をさせていただきました。頭の中では「あんなことできるな、こんなことにも使えそう・・・」と思っていたのですが、そんな折、突然に思いがけないお申し出がありました。『うちの会社で放送しているインターネットテレビ番組の中で、長尾さんも何か番組を持ってみませんか？』『えっ？私？』一瞬、予想外の展開に、理解できずに固まる私の脳みそ。そして、次の瞬間に『それって、どんな内容でもいいんですか？』とやっと言葉が出てきました。『はい。どんな内容でも結構です！』そうして、翌日、お約束していた友人に、ちょっとした提案をしてみました♪彼女は、元ＡＮＡのＣＡ。同じ歳。国内線・国際線と両方の乗務をしっかり経験したという点も一緒。しかもノリが同じ（＝お笑い好き？）で、好奇心旺盛。お互いに話題が出てくる、出てくる・・・という組み合わせ。彼女と一緒にＣＡ時代のあんな事、こんな事・・・を「今だから話せるんだけど・・・」という感じでトーク番組にしたら面白いかも～と思いついちゃった！そこで、早速制作会社さんへお願いメールを出しました。『私1人で番組を作るよりも、きっと楽しい番組になりそうな相棒を見つけました。是非、彼女と一緒にやらせていただきたいのですが、宜しいでしょうか？』先方からは『円さんを信頼していますので、円さんがお声掛けした方なら、私共は大賛成です。是非、お二人で楽しくやってみて下さい』との快諾の返事をいただくこととなりました。この番組。よく『元ＣＡさん』っていうイメージを思いっきり打ち砕くつもりの本音トークをしていくつもりです。先日、番組収録を六本木で行ってきたのですが、カメラマンさんとタイムキーパーの方々が、収録中に笑いを抑えるのに身悶えていたので、恐らくかなり面白い内容になっているのではないかと自負しております。あっ、自己啓発をしようと思って見に来る方は、ご遠慮下さい。人に何か気づいてもらうコーチ的な発言は一切しておりませんあしからず・・・・。どんな感じで番組が見られるのかは、どりくらＴＶオフィシャルブログをチェックしてみてください。i-podをお持ちの方は、ダウンロードして通勤電車の中とかいろんな場所で見ることも出来るんだって。私も映像も見られるi-pod欲しいな・・・。私と友人が元ＪＡＬ、元ＡＮＡのＣＡとして2人で繰り広げるトーク番組は、ゆる～い、かる～い、明るい、自由な雰囲気で作っていくつもりです。ちなみに番組タイトルは、制作会社の方が命名してくださいました。その名も『ＣＡにおなり！』です（笑）むむっ、どこかで聞いたことのあるようなフレ～ズですが、まぁ、短くて分かりやすいのでいいのでは？とＯＫしちゃいました（←細かい点にあまりこだわらないのが、私の特徴です）相棒からのメールでは「8月14日配信スタートらしいよ～♪」とのこと。まぁ、もう2週間後だ！ドキドキ・・・。また、近々、発売予定の某雑誌にも「元ＣＡ」としてインタビュー記事が掲載されます。こちらは、発売日が分かったら、お知らせしますね。昨日、原稿のゲラ（元になるもの）が届いたのですが、私のＣＡ時代の愛用の品や新人時代の制服姿（新人訓練時代の写真や国内線のおしぼりサービス姿をお客様が撮影してくださっていただいたもの）や出向時のインストラクター時代の制服姿（オレンジ色に派手な花柄のスカーフなのでＪＡＬっぽくないです）の写真も一緒に掲載されていて、かなり良い記念になりそうです。ふふっここでは、何と「ＣＡ時代の恋愛話」をご披露させていただいておりますまたブログでもご紹介しますね。お楽しみに♪あんな事、こんな事が気になるぅ～と思った方はポチッとお願い♪⇒＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・２００６年８月２１日（月）＆２２日（火）開催予定。お申込はホームページから受付中。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年９月１９日（火）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は２００６年８月２９日（火）開催。オンパテ・コーチングに参加中！！「トレンドリーダー紹介」コーナーにて私のインタビューがご覧いただけます。WEBラジオ番組『コーチングでポジティブライフ』で紹介されました。番組はこちらからお聞きになれます。  コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪

  2006年08月01日

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  CA訓練生時代の思い出の品

  こんばんは！天職コンサルタントの長尾円です。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→先日、雑誌のインタビュー取材を受けたのですが、その時の担当編集者さんからのご依頼で、ＣＡ（キャビンアテンダント）時代の写真を探しておりました。実は私、写真はキチンと整理していないので、思い出の写真箱がありまして、そこにミニアルバムやら封筒やらに入った写真がワンサカと残されているのです。そういう箱を開けると、予想通りに「きゃ～、懐かしい」と思わずイロイロ見てしまうのが人の常。私も何故か残されていたキャビンアテンダント受験時代の証明写真を見つけて「ひょえ～、よくこの写真で合格したなぁ・・・」とまん丸な顔にパツパツな肌（←大人の女性ならこの表現でわかってくれるはず）の自分に赤面したり、訓練生時代の救難訓練（緊急脱出の訓練です）のツナギ姿や地上勤務時代の見学姿（これは整備さんと同じツナギ＆ヘルメット）を見てはニタニタしたり、退職前に撮っていただいた制服姿を見て「うわっ、結構、痩せてたんだ・・・」と驚いたりしておりました。「時間が経つのは早いな・・・」と思いつつも、顔があまり変わっていない自分のお子ちゃま度に鏡を見て「やはり童顔家系、恐るべし」と思ったりしております。ははは・・・（←乾いた笑い）そんな思い出の箱から出てきて「これは、何と懐かしい・・・」と思わず唸ったもの。それは、航空会社に入社した際にいただいた辞令と、入社後すぐに参加した合宿（研修）の最終日に行った「宝探し」競争が終わった後に、その合宿でお世話になったＣＡの大ベテランの先輩から贈られた言葉。ちょっと長いのですが、ご紹介します。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。　　　　　栄冠をかちえた乙女たちへちはやぶる神代も知らず、誰も知らぬ。みんなの宝はどこへ行った。あの山越えて里越えて、土気の木立の城あとに。15世紀に築かれし、JALの研修所の中で、みめ麗しき乙女らは、血まなこになりて何求む。乙女のつとめしJAL。今は苦しき時なりき。その苦境をば救わんと、けなげに立てる乙女なり。山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう、宝があると人のいう、その城あとで宝さがし。研修で学びし企業理念、かしこき乙女は理解しぬ。しかし各組対抗の、宝さがしの、この現実。えい、この際は「やむなし」と「仲間への共感」よこに置き、「時代への挑戦」ふり捨てて、「仲間への挑戦」も勇ましく、飛びまわりたる「世界一周」。いや、間違った「研修棟一周」。「きゃー、見つけたわ」のソプラノに、走りよりたる乙女らは手をとりあって喜びぬ。「今まで生きてきた中で、一番、し・あ・わ・せ！」と涙ぐむ。さすが世界の日本航空。一瞬にして、バルセロナへ、タイムマシンで乙女らを、土気城址から運び来ぬ。金メダルをば手にとりて表彰台で考えぬ。「でも、何か変、あたしたち。いえ、わたくしたち。私たちだけがこの幸い、ひとりじめしてよいものか。」心やさしき乙女らは、はっとめざめて考えぬ。「仲間への共感」あってこそ、すべてのことが生きてくる。「仲間への共感」ないものがどうして「お客様への感謝」など、心の底からできようか。我等は仲間。仲間は宝。そうだ、まわりの仲間こそ、我らの求めし宝なり。この城あとに集い来し、われら乙女子６２名。一緒に仲良くはばたこう！おおぞらに向かってはばたこう！。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。ご覧いただくとお分かりのように、かな～り頭を捻って考えてくださった贈る言葉だったんですよね。しかも社内の人間なら分かるのですが、実は社歌の歌詞、その当時の企業理念、研修所の地名、オリンピック開催地などなど。何とまあ、盛りだくさんの工夫をされていたことか。最近、キャビンアテンダントが題材のドラマが連続して放映されているせいか、またまたキャビンアテンダント志望の方が増えてきているようです。その一方、世間では「もうキャビンアテンダントも昔に比べて、魅力が無い」といったご意見もチラホラ聞きます。だけど、私はこう思っています。今の自分の存在そのものが、過去の多くの「選択」から成り立っているのだとしたら、あの仕事を選んだ自分の選択は、やはり「大正解だった」と今でも胸を張って言える自分がちょっと嬉しいな・・・。10年弱とそんなに長くも短くもないキャビンアテンダント時代の思い出の写真が、今度、インタビュー記事で少しだけ紹介されるようです。恥ずかしい新人時代の写真と退職前のインストラクター時代の写真など、いろいろと持参して、担当編集者さんに選んでいただこうと思っています。それから、記事ではキャビンアテンダント時代に愛用していた「フライトにいつも持っていっていた便利グッズ」も紹介したいとのことなので、明日は紙袋に懐かしい7つ道具（７つじゃないけど）を携えて、お渡ししてきます。雑誌に掲載される写真、便利グッズは一体どれになるのかな・・・・？と思うと、楽しみです。mixi「客室乗務員になりたい人」コミュ管理人を務めているおかげで、今回のような記事の取材申込があったと思うと、インターネットの口コミって影響が大きいんだな・・・と思い知らされますね。また記事ができあがったら、見せていただけるのかな？明日は、その辺りも確認してみようっと。一体どんなインタビューなんだと気になる方は、ポチッとお願い♪⇒＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋ラプラスの体験コーチング・・・お申し込み受付中♪エアライン受験対策★２日間集中セミナー・・・２００６年８月２１日（月）＆２２日（火）開催予定。お申込はホームページから受付中。コーチングの窓を覗いてみよう！・・・２００６年７月２０日（木）開催。申込受付中コーチング道場・・・次回は２００６年６月１４日（水）開催。私が進行役です★オンパテ・コーチングに参加中！！「トレンドリーダー紹介」コーナーにて私のインタビューがご覧いただけます。WEBラジオ番組『コーチングでポジティブライフ』で紹介されました。番組はこちらからお聞きになれます。  コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪

  2006年07月11日

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  私のＣＡ受験★失敗談【その３】

  こんばんは！コーチの長尾円です。あなたの応援ポチッ！で今日も頑張りますっ♪→さて、このシリーズ・ブログも第３弾となりました。勢いに乗って、更新しておきますね♪ 昨日の日記には、思いがけず、学生時代からの友人からのコメントが入っていたので少々ネタバレ気味ですが・・・、まぁ気にしない、気にしない 私が、背水の陣（←詳しくはシリーズ第一弾の日記をご覧下さい）で迎えた第１志望、第２志望の航空会社でのＣＡ受験も佳境に突入した頃、もう既に季節は真夏・・・。ちょうど８月に入っていました。 そして、いよいよ第一志望のJALの最終試験が終わり、合否待ち・・・。 でも、まだJAS（今はJALと一緒になりましたね～）、JAA（日本アジア航空の第一期自社採用ＣＡの年だった）とエアライン受験を続ける予定の私は、まだまだ気の抜けない就活生活を送っていました。勿論、第２志望のANAの最終試験も、もうすぐです。 さて、今日はＪＡＳの１次試験。 お気に入りのスーツに身を包み、髪型もキッチリまとめ、お化粧もバッチリ、荷物もＯＫ♪その朝も、集合時間より１時間程早く着くように余裕を持って、自宅を出ました。その時、玄関先では母がいつものように「いってらっしゃい♪頑張ってね！」と火打ち石を打つ真似事をしてくれました。（←明らかに時代劇の影響） 『昨日はよく寝たし、今朝の目覚めもバッチリ♪朝ご飯もモリモリ食べたし、今日も気分がいいな～』とルンルン気分で受験会場へと向かう私は、いつもの乗り慣れたＪＲ東海道線に乗っていました。余談ですが、この路線は、オレンジとグリーンの車輌なので、私はカボチャの馬車に乗るシンデレラと思うようにしていました。さしずめ母が魔法使いのおばあさん（ビビデバビデブ～の変わりに火打ち石だけど・・・・）として見送ってくれて、電車がカボチャの馬車。向かう先の航空会社は憧れの王子様（＝運命の人）という具合です。まぁ、今となっては恥ずかしい思いこみですが、若気の至り・・・ということで、お許し下さい。面接当日はメンタル面のノリも大切なのです受験当時の私は、通学でもドアtoドアで約２時間（茅ヶ崎市の自宅～千代田区内の学校）に通っていたので、高校卒業後は、本当に週５日、ず～っと電車に乗り続けていたのです。通学自体が、往復４時間の小さな旅でしたので、電車なんて屁のカッパへっちゃらでした。 なのに、なのに・・・。 電車に乗って約３０分。横浜を過ぎた辺りから『あれ・・・・・何コレ・・・・』と身体の異変に気がつきました。 まず、冷や汗がダラダラダラダラダラダラダラダラ・・・・（ながっ！）そして、頭がクラクラ～と来たと思ったら、今度は呼吸がおかしい。そのうち、息苦しくなってきて、目の前がテレビ画面の砂嵐のようなザザザーーーーーーというモノクロになり、目が見えなくなりました。その場でヘナヘナ～としゃがみこんだのですが、張り切って乗り込んだのは、朝の通勤ご苦労様ですっ！の満員電車。 残念ながら、誰も気に留めてくれる人は居ませんでした 川崎駅に着いたことを車内放送（音は聞こえていた）で知り、降りようかどうか迷ったものの『このまま乗り換え予定の新橋まで何とか行こう・・・』と思い、もう自分の身体が一体どうなっているのかよく分からなかったのですが、その場にうずくまった状態で（でもスーツは汚れないようにヒザを抱えていたような記憶があります）新橋駅まで。 しんばし～、しんばし～。（←車内アナウンス）の声がうっすらと聞こえてきたので、ほとんど何も見えない状態だったのですが、気力でホームのベンチまで辿り着きました。よくもまぁ、あそこまで持ちこたえたな・・・と自分でも驚きです。 ベンチに座って『このまま座って、とにかく回復を待とう。大丈夫。まだ１時間は余裕があるんだから・・・』と意識朦朧としていたところ、どこかで誰かの声がする・・・。 『私は怪しい者ではありません！お嬢さん、あなた顔が真っ青ですよ！大丈夫ですかっ！』という誰かの声がしたと思ったら、何となく顔の目の前に誰かの影が。そして何か紙を手に握らせられました。すると、今度は両肩を抱きかかえられるように、身体を支えられた・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「はっ」と気がつき、ガバッ！と身体を起こして、まず思ったのは『ここはどこ？』そして、バッと腕時計を見たら・・・・『ガガガーーーン。もう集合時間を２時間も過ぎてる・・・』 身体中の力がヘナヘナヘナ～～～と抜けるという感覚は、まさにこういう時のためにある言葉だと思います。 私は駅のホームの外れにある駅員さんの為の小屋？のような場所にスーツ姿の男性２人に抱えられて運ばれてきたらしいです。そして、握らされていたのは、声をかけてくれた男性の名刺だったようで、寝ていたベンチソファのような場所にポロンッと落ちていました。 気がついた時には、駅員さんが「気がつきましたか？大丈夫ですか？」と声を掛けて下さり、ココに運ばれてきた様子を教えてくださったのですが、私はその話を聞き、御礼を述べてフラフラ・・・と立ち上がった後『今から行っても、こんな状態じゃダメだ・・・』と思い、そのままカボチャ色の電車に乗ってお家に帰ることにしました。 『受験することすら出来なかった・・・・』 家に帰り、外出中の母の職場へ電話し「とにかく、今は寝ていなさい」と言われ、ベッドに横たわっていたのですが、どうにもこうにも眠れません。ベッドに横たわったまま、悶々としていました。『あぁ。これでＪＡＬもやっぱりダメだったらどうしよう。それに３日後にはＡＮＡの最終。面接と一緒に体力測定と身体検査があるのに、こんな身体じゃ合格できないよ・・・朝の私は舞踏会へ向かうシンデレラだったのに・・・。１２時の鐘は、しんばし～、しんばし～のあの声だったんだ。あ～、ダメだぁ。もうダメだぁ。』・・・と、今から思うと支離滅裂な落ち込み方をしていました。 そんな私でも、３日後のＡＮＡ最終試験では、腕立て伏せ、持久走、腹筋、背筋などなど・・・。ＪＡＬより更にキツイ体力測定も気合いで乗り切り、何とか受験をすることができました。 受験が終わったら、ＪＡＬ・ＡＮＡのＣＡ合格という、とても自分でも信じられない嬉しい結果となりましたが、本当に最後の最後までドキドキ、ハラハラの受験生でした・・・。 ちなみにＪＡＬの内々定の式典でも、私は悔やんでも悔やみきれない大失敗をしてしまったのですが・・・・、それはまた別の話・・・ということで、また機会があったら告白します このシリーズは、ひとまず今日で終わりますね。めでたし、めでたし？♪これからも頑張れ♪のポチッをお願いします→＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋コーチング道場・・・次回は２００６年５月２４日（水）開催です。詳しくはこちら＞＞をご覧下さい♪オンパテ・コーチングに参加中！！こちらは、ＷＥＢ上でメールによりコーチングを公開している企画です。複数のコーチによるコーチングも是非、ご覧下さい♪トレンダーズ「トレンドリーダー紹介」コーナーに私がコーチとして登場しておりますこちら＞＞をご覧下さいね♪コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪

  2006年05月08日

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  私のＣＡ受験★失敗談【その２】

  こんばんは！コーチの長尾円です。今日もポチッと応援お願いします→前回の日記からの続きです。何回かに分けてお届けしております♪試験当日には魔物が現れる・・・と書きましたが、言い換えると思いがけない質問やハプニングがあるということです。では、また体験談の続き、スタートグループディスカッションも何とか終わり、それで終わりかと思いきや、面接官同士が何やらゴニャゴニャ話しています。面接官１「○○君、せっかくだから何か聞いてみるかね？」面接官２「えっいいんですか～？」面接官３「何でも構わないから、聞いてみたまえ」という感じで退室前に質問タイムがありました。後で分かったことですが、グループディスカッション終了後に質問をされるグループとそうでないグループが居たようなので、私はその日の最初の入室だったこともあり、面接官としてその場に居た1番若そうな男性に面接慣れしていそうなベテラン面接官が気を遣って質問タイムを設けたという流れでした。私はその時「私に聞いて、聞いて～」という気持ちで面接官に笑顔でアピールしていたのですが、残念ながら質問を受けたのは、私のお隣の中央の受験生。「では、○○さん。あなたの好きな男性のタイプは？」おっと、いきなりですかいっ！と心の中でちょっとツッコミを入れながら、でも私にも振ってくれないかな～とお隣の受験生の答えを聞いていました。就職面接は業界によって、いろんな質問の傾向があるようですが、基本的に何を聞かれても不思議はないと思って臨むと良いと思います。その時、聞かれた本人はちょっとアタフタした感じで答えていましたが、私からすると「いいな～、いいな～。私も何か質問して欲しいな～」ととっても羨ましかったです。その受験生とのやり取りが終わり、質問をした男性は、何となく満足そうな雰囲気を醸し出していたのですが、ベテラン面接官が何か言いたげだったので、私は思いっきり「次こそ、私にきいてくださ～い」と目をキラキラさせて（いたつもり）待っていました。案の定、ベテラン面接官が「では・・・、長尾さん。」と声を掛けて下さいました。ヤッター！「あなたはタレントの○○と○○のどちらが好きですか？」おっと、好みの男性シリーズ！（←勝手に心の中でそう思っただけですよ）私はその場でお一人を選んで、その理由と、自分の好みの男性のタイプまで丁寧に答えてみました。心の中で「私に質問してくれて、ありがとう～～～。お話しできて嬉しいで～～～す」と本当に嬉しくて仕方なかった事を覚えています。多分、その気持ちのせいで、ニッコニコの笑顔で楽しそうに話をしていたことと思います。今思うと、質問は何でも構わなかったのだと思います。面接官は、お客様に突拍子もないことを聞かれたり、ちょっと答えにくい質問をされた時にどんな風に接するのか？といった受け答えの様子が知りたかったのでしょうから・・・。よくＣＡ受験生の方とお会いすると「思いがけない質問をされたらどうしたらいいんでしょうか？」と聞かれることがありますが、面接は質疑応答ではありませんし、その場の雰囲気をよりよくするつもりで、楽しく、会話が出来る内容なら、たった１つの答えがある訳でも、こう答えなくてはならないというルールがある訳でもないので、好きに思ったことをお話ししていいんですよ。とアドバイスしています。勿論、面接を受ける際のタブーやマナーはありますが、正解・不正解が問いたいのなら、面接なんて時間もお金も人手もかかる方法を取らずに難しい筆記試験を受験させておけばいい訳ですからね。人柄、考え方、人への接し方、聞く態度や、質問の意図をくみ取れるのかどうか＝臨機応変に対応できるのかどうか等、実際に会ってみないと分からない点を「質問」というキッカケを作ることでチャンスを与えてアピールさせてくださっていると思えばいいだけです。簡単に言えば、会社＝お見合い相手だと思って、初デートのつもりで行けばいいんです。ずっと片想いしていた意中の相手だったら、なるべく短い時間でも、できるだけその気持ちを自分の言葉や態度で示せばいいんですからその後、面接官同士が目配せし合って「こんな感じで終わりますかね？」という雰囲気になりました。5名のうち、2名しか質問タイムは無かったことになります。今、思い起こしても、質問をしていただけたことに心から感謝せずには居られません。 そうして、いざ退室となりました。ドアに1番近い受験生を先頭に一斉に退室していったのですが、先頭の受験生が例の思わず泣き出してしまった彼女でした。彼女は、最後の挨拶も声が震えていたのが分かりました。彼女にしてみたら「一刻も早くこの場を去りたい」と思っていたのかも知れません。彼女の後について歩いていくと・・・・彼女はドアへ向かって一直線に早歩きで突き進んでいきます。でも、私達は、席に着く前にまず部屋の中の手荷物置き場にカバンを置いていきましたので、このままだと彼女はまたまた大変な失敗をしでかしてしまいます。「あっ、あの子、カバンを忘れてる！」と私は一瞬にして思いました。その時、頭の中で「どうしよう、どうしよう」とグルグルと考えて、その後「え～い。彼女がこれ以上、嫌な思いをしないように助けちゃえっ！」と思った私は、こともあろうに面接の部屋の中でちょっと小走りに早歩きで突き進む彼女のすぐ後ろまで行きました。それまで散々、美しく堂々として見えるような立居振る舞いの練習をしてきただけに、自分の決断にはちょっと驚きですが、声を掛けるよりも、彼女のカバンを一緒に持って退室するよりも、彼女に面接官が気がつかないうちにそっと教えてあげられたら、それが1番良さそうだと思い、面接官が見ていないことを願って、タタタッと小走りに彼女に追いつき、彼女の肘に後ろからそっと触れて、ジェスチャーで荷物置き場を教え、小さな声で「カバン」と伝えました。彼女は「あっ」という顔をして、すぐにカバンの方へ向きを変え、最後はちょっとションボリとした様子でしたが、できる限りの元気な声で退室していきました。私も彼女に続いて、何事も無かったかのような様子で退室していきました。ドア口で挨拶をするまで、面接官の方は見なかったので、私が小走りをしてしまったことを面接官が見ていたのかどうかは今となっても分かりませんが、その日の夜から「あ～、走っちゃった。大丈夫だったかな～。でも誰かが忘れ物しそうになったら、出て行く前に教えてあげるよな？だからあれで良かったと思おう！」と自分に言い聞かせていました。でもでも・・・・。心の中では「失敗した！！あんなに立居振る舞いも頑張って練習してきたのに・・・。空港や飛行機でＣＡさんが走るなんてしないよな・・・。あ・・・、これでダメだったりして・・・。」と何度も何度も思い出しては、落ち込むことがありました。そして、そうやって落ち込む度に「でも、あれで良かったのかも。もしかしたら、あの様子を見ていた面接官が気に入ってくれたりする事もあるかも知れないし。いい方に考えよう」と思うようにしていました。そうして、不安な気持ちを一生懸命、打ち消すということを何度も何度も繰り返して合否の出るまでの日々を過ごしていました。今、就職活動で第一希望の会社の受験真っ最中の方も、面接当日のことをあれこれ思い出しては、後悔している人も居るかも知れません。でも、落ち込む言葉は、心の中で思っても、決してそのままにせずに、とにかくプラス思考で居て欲しいと思います。自分を信じる。最後の最後まで信じ抜くことは、人によっては、本当に辛くて、苦しいことかも知れませんが、ご縁があると信じて待つことを忘れないで欲しいと思います。私も不安でした。思いっきり楽しく自分らしく面接ができたと思った後の結果待ちの時だって、本当に本当に胃がキリキリするほど不安でした。みんな不安なんです。だから、下を向いて、終わったことをクヨクヨ考える位なら、顔を上げて、笑顔で、次のステップに進む自分のことだけ考えて欲しいと思います。さてさて、第2弾はそろそろ終わりますが・・・。その後の私の最大の失敗談が残っています。またつづきをお楽しみに・・・。今日もポチッ！とありがとう♪→～つづく～＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋コーチング道場・・・次回は２００６年５月２４日（水）開催です。詳しくはこちら＞＞をご覧下さい♪オンパテ・コーチングに参加中！！こちらは、ＷＥＢ上でメールによりコーチングを公開している企画です。複数のコーチによるコーチングも是非、ご覧下さい♪トレンダーズ「トレンドリーダー紹介」コーナーに私がコーチとして登場しておりますこちら＞＞をご覧下さいね♪コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪

  2006年05月07日

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  私のＣＡ受験★失敗談【その１】

  こんばんは！コーチの長尾円です。今日もポチッと応援お願いします→以前、日記でも書いたような書いていないような・・・という微妙な記憶だったので、ＣＡ受験生時代の失敗談を改めて日記にしておくことにします。只今、航空会社からの結果待ちでドキドキしている皆さまも、息抜きに読んで下さいね。長くなりそうなので、何回かの連続シリーズにします♪では、スタートその当時、私はピュア～な心のうら若き乙女でしたので『嘘も方便』という言葉を受け入れることができずに、バカ正直な就職活動をしていました。何をしでかしていたかと言いますと、本命のエアライン受験がスタートする直前までに受験していた企業からいただいた内定を全てお断りしてしまいました！もう、私のバカバカバカ～～～ッこれが本当の「背水の陣」だわ・・・。とか思っていた当時の自分の真っ直ぐさが今となっては恥ずかしい位です。今後、就活を経験するよい子の皆さんは決して真似しないようにね♪そんな私を不憫に思ったのか？今までの涙ぐましい努力が報われたのか？信じる者は救われる？火事場の馬鹿力？何が真実かはさておき・・・、背水の陣で臨んだ第一希望、第二希望の会社の選考試験は、思いがけず、順調に進んでいきました。後で聞いたら、両親は「ダメだった時に、どうやってこの子を慰めよう・・・」と気が気じゃなかったとか私には「大丈夫よ。頑張りなさい！」としか言わなかった癖に、やっぱり心配だったんですねぇ。今、改めて思うけど、親や家族、親友、彼氏という『自分の味方』は、本当に有り難い存在です。順調に進んでいたＣＡ受験も途中、第一志望と第二志望の会社の選考日が重なるというハプニングもありました。どうも、その日に他社のＣＡ受験があることを第一志望の会社の担当の方はよくご存じだったようで「皆さんは就職活動でお忙しい方もいらっしゃるでしょうから、優先的に試験を早く受験したい方がいらっしゃいましたら挙手してください。先に面接へご案内します」と言われました。中には手を挙げることを躊躇っている学生も居たようですが、私はその会社を信じて「はいっ」と元気に手を挙げて、朝一番の組で受験をしたことを覚えています。行われたのは、５人一組でのグループディスカッション。朝一のグループだったせいか、入室前に受験生同士で会話を交わす一瞬の猶予も無かったんです。でも、私のグループは午後には他社の２次試験を控えている学生ばかりのはずだから、問題無いだろう・・・なんて楽観的に思っていた私は、本当に甘かった！試験当日には魔物が現れるんですねぇ・・・。極度の緊張というのは、人にいろんなことをさせるものだと知りました。私は４番目に入室したので、面接官から見て右側の端から２番目の受験生。他の受験生に続いて、入室していったのですが、ドア付近に荷物置き場が用意されていたので、席に着く前にまず部屋の中の手荷物置き場にカバンを置いていきました。グループディスカッションのテーマは『あなたが行ってみたい国について』だったと記憶しています。テーマとしては、それ程、難しいものではないと聞いた瞬間思ったので、ホッとしたのを覚えています。でも、グループディスカッションですから、自分がただ話せばいいわけではない。そこが難しいですよね？最初に誰か先頭を切って話し出す方がいたら、お任せしよう♪と思っていたのですが、居ました、居ました。何となく「スクールに通ってました♪」風の受験生が威勢良く「では私からっ！」という感じで話を進めて下さいました。・・・でもね。司会進行役の彼女は、話を先頭切ってくれるのですが、だからといって会話が５人で進むのでもなく、１人１人がポソポソッと順番に話をしていくだけで、何となくドッチラケ状態です・・・。まっ、まずいっ！！これはディスカッションではない！そんな矢先に私の隣の受験生（右端の人）が、言いたいことが上手く言えないことで、段々と涙声になり、そのうち嗚咽をあげて泣き出してしまいました・・・。大ピ～ンチッこの人、このままじゃ会話に加われないまま終わっちゃう！何とかしてあげなきゃっ！！そう思った私は、日頃から培っていたおせっかいサービス精神旺盛な自分の本領発揮とばかりに「話を振る人」と「反応する人」と「質問する人」に徹して、その子も参加できるようにするために、その子に対しては頷いたり、首を振るYES・NOのジェスチャーだけでも何とか答えられるような質問を振るように頑張りました。そうして、満遍なく全員が参加できるように頑張っていたら、気がついたら、何故か盛り上げ係になっていました。私がした発言は、確か「中学の教科書で見たカナダのナイアガラの滝を間近で見てみたい。見学者が頭から足下までのおそろいのカッパを着込んで、エレベーターで滝の側まで降りていき、そこから見学できる場所があるそうなので、是非そこでカッパを着て、滝の水しぶきを浴びながら自然の壮大さを体感したい」と言ったような・・・。ほとんど、盛り上げ役だったので、まともに発言できたのは、この位だったんですよね。ディスカッション途中には、突然「オーストラリアへ行って、バンジージャンプがしてみたい」と言い出す方がいて、その方へ「でも、危険じゃないんですか？」とか「もし事故があったら・・・とか考えないんですか？」というツッコミを入れる受験生が出てきたり・・・。もう本当にヤキモキしましたライバル心丸出しな方は、一緒になると本当に怖いですちょっとした殺気を感じたこともありますよ。だけど、そういう方々は、ディスカッションでも、その気持ちが前に出てしまうのか、和やかな雰囲気で話す・・・ということは苦手のようですねぇ。気持ちって言葉や態度、顔つきに表れますからねぇ。あぁ、怖い、怖い。受験生の皆さまへのアドバイスとして、いつもお話している「受験生同士は、ライバルではなく、未来の同期＝大切な仲間だと思ってね。相手も一緒に合格できるように自分がしてあげられることを面接の場面でも忘れないでね」という言葉は、実はこんな経験から語っております。面接当日の魔物。まだまだありますので、また続きはこの次に・・・。～つづく～＋＋＋＋＋　お知らせ　＋＋＋＋＋コーチング道場・・・次回は２００６年５月２４日（水）開催です。詳しくはこちら＞＞をご覧下さい♪オンパテ・コーチングに参加中！！こちらは、ＷＥＢ上でメールによりコーチングを公開している企画です。複数のコーチによるコーチングも是非、ご覧下さい♪トレンダーズ「トレンドリーダー紹介」コーナーに私がコーチとして登場しておりますこちら＞＞をご覧下さいね♪コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング♪ 隔週水曜発行★購読手続きは上のバナーをクリックしてね♪

  2006年05月05日

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  サンタさんへのお願い事

  メリークリスマス！コーチの長尾円です。クリスマスだけど、全然クリスマスらしからぬ想い出をご披露します（笑）想い出したのです。私、ある時、職場の先輩方に「長尾ちゃんは、諦めないよね。食らいついたら離れないスッポンみたいだね（笑）」と言われたことがあったのです。今日の話は、この職場のスッポン話？いえいえ、違います。私、自分でも「諦めが悪い性格」だと思っています。よく言えば「とことん信じて頑張り抜く」とも言えるのですが、そのルーツは一体どこにあるのだろう？？？と自分の過去をなんとな～く振り返ってみました。そうしたら「あっ、あの日のあの出来事かもっ！」と思い当たるものを発見したのです。なので、忘れないように日記にします。当時、私は高校生。テニス部の合宿をしていました。私は中学で、軟式テニスを経験していたこともあり、硬式テニスを始めたばかりの1年生の春から、部活の全体練習が終わった直後に、顧問の先生に呼ばれて特訓を受けたりして、早い機会に試合に出させていただくことがありました。でも、自分の中では「特別扱い」みたいなことされるのがどうも心の奥でひっかかっていて、すご～く居心地が悪かったんです。また、今でこそ軟式テニスもルールが変わって、前衛・後衛との役割も交代しながら試合する（らしいです）そうですが、私は中学でず～っと前衛。レシーブを打つ以外は、後衛のサポートを受けて、ひたすらネット際で決め球をバシッと決める役割の特攻隊みたいなテニスばかり経験していました。ペアを組んでいた時には「ペアの○○ちゃんの為に頑張るぞ！」と必死になれたのに、硬式テニスになって、シングルの試合を経験したら、てんで点が取れないんです。サーブが下手というのもあるけど、相手のいるところにばかりボールを返してしまうのです。致命的でしょ（笑）今でも覚えているのが「お前のテニスはお嬢ちゃんテニスだ！勝つ為に打て！」と何度も怒られたこと。だから、ペアならまだしもシングルになると、全然勝てない。相手のミスで得点することはあっても、決め球が打てない。何よりコートに居ること自体が楽しくない。完全なスランプに陥っていました。そんなモヤモヤな気持ちで迎えた夏合宿。（本当に季節外れでごめんなさい）何日目だったか忘れましたが、富士山の近くで行われた合宿中に、地元でも強い高校との練習試合が行われました。もちろん、試合に出るのは先輩方がメインですが、よりによってシングルで私も試合をするはめになり、心の中は、まさにブルーでした。本当は出させていただくだけでも、喜ばなきゃならないのにね。私の試合の相手は、闘志むき出しのパワフルな女の子でした。確か２年生だったと思います。試合前から「これは負けそう。はぁ～、でも今日こそ頑張らないとなぁ」と弱気モード全開。情けないですよねぇ。そして、予想通りに試合は、相手のペースで進みました。私の得点はやはり相手のミスがほとんどで、自分で得点を生めない。相手の高校の応援も、白熱して盛り上がりっぱなし。その場にいた誰もが相手の勝利を確信していたことと思います。そんな中、雨がパラパラと降り始めました。雨脚は段々と強ってきましたが、試合を続けられない程ではない感じ。その時に、私の応援をしてくれていた仲間達の姿が目に入ってきました。「あ～、彼女たちは雨にずぶぬれになってまで、私のこんな情けない試合を応援してくれているんだ。申し訳ない。せめて少しでも得点を取って、喜んでもらいたい」という気持ちが湧いてきました。それで「１点だけでもいいから、気持ちよく決め球を打ちたい！」とその気持ちだけに集中しました。でも、そんな気持ちの変化が訪れたその時、実はもう時既に遅し！試合は相手があと１点取れば、ストレート勝ちで試合終了という絶体絶命の大ピンチ。「この１球だけは、絶対に諦めない」確か、相手がサーブ側だったと記憶しています。レシーブを受ける体勢を取りながら、その時、本当に一瞬だけど何も聞こえなくなったんです。人間の集中力って凄いですよねぇ。そうしたらですね。何かが私の中で変わったんです。「あと１球。これで負け」それまでがダメダメな状態だったから、今まで１セットも取っていない私には、たとえこの１球が返せたとしても、またすぐに「あと１球。これで負け」が待っています。厳しい現実は分かっていたけど、どうしても、どうしても納得のいく１球が決めたくて、その１球に賭けたかった。その時、雨に打たれながら、ラケットを構えた自分の心臓の鼓動しか聞こえない数秒がとてつもなく長く感じられたのを覚えています。この試合、どうなったと思いますか？その絶体絶命状態から、過去最高の集中力のおかげで１球のミスもせずにそのゲームを取ることができました。試合は、３セット先取で勝ちのルールだったので、２－０から２－１へ。そして、その後の２セットを連取して、私は生まれて始めてシングルの試合で勝つことが出来ました！試合が終わったとき、自分で自分が信じられませんでした。正直言って、実力でも相手の方が上だったし、気迫とやる気も全然違っていて、押され気味だった私が、ただ無心になって「納得のいく１球を決める！」という、ただそれだけの気持ちで試合に勝っちゃいました。その時「自分を諦めない」って大切だな・・・と思いました。私は、中学生の時から「将来は、世界中の空を飛ぶんだ！」と客室乗務員を目指していたのですが、高校卒業後、短大１年の夏には、航空会社の採用試験の厳しさを目の当たりにして愕然としました。「身長１６０センチ以下の合格者はほとんど居ない」とか「ファッション誌の現役モデルやミス○○とかとびきりの美貌の人がわんさか受験する」とか「帰国子女や英語ペラペラな人なんてザラに居る」とか「身体検査がめちゃめちゃ厳しいらしい。視力検査は基準に満たないと絶対落ちる」とか。ごくごく普通の平凡な女子大生だった私には、到底無理なのかなぁ・・・と思わざるを得ない話ばかり。でも、その時思ったのが「自分を諦めない」だったんですよね。何なんだったんでしょう？ただ、これだけ。私にはこの想いだけしか無かった。あの時の試合のことは想い出さなかったけれど、その時に感じた想いは無意識に、そして強烈に心に刻まれていたんでしょうね。コーチとなった今、私は時に弱気になったり、可能性が見いだせなくて立ち止まったりするクライアントさんを側で応援していますが、そんな時にも私が「あなたが諦めてしまわない限り、私はあなたの成功を絶対に諦めません」と言えちゃうのは、自分が人一倍「自分を諦めない」からなのかなぁ。サンタさん。クリスマス・イブの今日。あなたにお願い事が１つできるのなら、くじけそうになっている人に「自分を諦めない」気持ちを一緒に配ってくれませんか？そんな風に思う２００５年のクリスマスです。【おまけ】上海在住の素敵な女性が、先日行われたマナー講座へ出た時のことを日記にして下さいました。良かったら遊びに行ってみてください★★☆お知らせ☆★★コーチング道場・・・次回は２００６年１月１７日（火）開催です。詳しくはこちら＞＞をご覧下さい♪★トレンダーズ「トレンドリーダー紹介」コーナーに私がコーチとして登場しておりますこちら＞＞をご覧下さいね♪

  2005年12月23日

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  アメリカでのハロウィーン体験談

  "Trick or Treat？"という声と共にドアを元気にノックする子供達。ドアを開けると、おのおのが可愛らしい仮装に身を包んで、また元気な声で"Trick or Treat？"と繰り返す。今日、１０月３１日はハロウィーンですね。といっても日本では馴染みがないですから、よく分らないですよね？私もハロウィーンのイメージは、かなり曖昧でした。だって、経験が無いんですから当然です。ハロウィーンといえば・・・＊仮装して歩く日？＊カボチャのランプを飾る日？＊お菓子をもらいに子供がやってくる日？こんな風に思っていました。ちなみに、私がカボチャのランプと思っていたものは、正式には"Jack-o'-lantern"という名前がついているそうで、ハロウィーンについてインターネットで調べてみて分ったのですが、あの世にもこの世にも居場所のないお化けのジャックがランタンを持ってウロウロと徘徊している様を表す飾りのようです。私は以前、アメリカの田舎街に１年間住んでいたことがあるのですが、その時にハロウィーンを体験しました。ハロウィーンが近づいてくると、街のあちらこちらに大小さまざまな大きさのオレンジ色のカボチャが飾られるようになります。これが、半端無いディスプレーでして、私がよく買い物に行っていたスーパーマーケットの入り口には、カカシの人形や、仮装したお化けまでしっかり参加。かぼちゃもドサ～ッとてんこ盛りになっていました。私の身長位の高さまで飾り付けてありましたよ。そして、一軒家の続く田舎道などを車で走ってみると、結構楽しい時期でもあります。各戸の玄関先、アプローチの両側、窓辺などにヒラヒラと飛んでいるお化けやカカシ、カボチャが飾ってあるんです。年末・年始のクリスマス用ディスプレーも素敵ですが、ハロウィーンは何となく文化祭のお化け屋敷の飾り付けを街の住民が総出で行っているような感じが楽しかったです。この時期、スーパーのお菓子コーナーへ行くと、カボチャやコウモリのイラストが描かれていたり、オレンジ＆黒でデザインされているお菓子をみることができます。これも楽しい♪私は近所に住む子供達との交流といっても、時々アパートの庭先で遊ぶ子供のボールが私の部屋のテラスに入ってきて「ボール取らせて下さい！」とやってくる事位だったので、ハロウィーンだからって、子供がやってくるとは限らない・・・と半ば思っていました。でも、一応、バスケットに市販のお菓子（小さなチョコやキャンディー）をドサッと用意して「いつでも来い！来るなら来い！」という気持ちでアパートの部屋でスタンバイしていました。すると・・・。コンコン←ドアをノックする音。"Trick or Treat？"やってくるものなのですねぇ～。へぇ～、変装もなかなかかわいいじゃん♪小さなお子ちゃまの時には、少し離れて階段の踊り場からお母さんやお父さんが見守っていたりします。はじめてのおつかい＠ハロウィーン版みたいですよね（笑）用意していたお菓子はほぼ全て無くなる程、次から次へと小さなお化け達（仮装をした子供達）の訪問を受けて、落ち着いた頃に、他のアパートの住民も同じようにハロウィーンの夜は忙しいのかな？と思って、ちょっと様子を見てみることにしたのです。すると・・・。階下に住む学生さんの部屋のドア前には、バスケットに入ったお菓子がチョコンと用意してありました。なるほど～。いちいち応対していられないお家は、そういうこともするんだ～。ほほう～。ハロウィーンは、もともと古代ケルトのお祭りのだそうです。知っていましたか？ケルトでは、秋の収穫を祝うのと、冬を迎える前に悪霊を追い払う為にお祭りをしていたそうです。子供達の仮装はこの悪霊の格好を真似ているんんですって。へぇ～、そうだったのかぁ・・・と思っているあなた。是非ぜひ１度はハロウィーンの時期にアメリカ旅行してみて下さい。ちなみに、子供達の合い言葉の意味は「いたずらするぞ。いやならお菓子ちょうだい！」と理解していいみたいです。小さな悪霊（←には見えないよ、かわいいんだもん）の訪問を受けた際のマナーとしては「ハッピー★ハロウィーン♪」と元気に迎えて、用意していたお菓子を差し出すこと。私も最初で最後のハロウィーン体験は、ドキドキしながらお出迎えを繰り返しておりました。日本でもハロウィーンがクリスマスやバレンタインデーのように、一般的になる日が来るのでしょうか？でも、できることなら、私も子供の時に経験したかったなぁ・・・。～お知らせ～★マナーの達人養成講座～基礎編～＠新潟、開催決定！詳細とお申し込みはこちら＞＞まで♪★トレンダーズ「トレンドリーダー紹介」コーナーに私がコーチとして登場しております。こちら＞＞をご覧下さいね♪★コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング（隔週水曜発行）購読手続きはこちらから♪ 人気blogランキングに参加中！あなたの愛のクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます♪

  2005年10月31日

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  バンコクのケムさん

  こんばんは、La plusです。昨日に引き続き、今日も５時起き・・・。う・・・、眠い・・・と夕食を食べてから記憶の無い１時間を過ごしました←つまりはうたた寝。そして、クライアントさんとの振り替えセッションの為にムクリと起きました（笑）コーチングは大好きなので、起きるのも苦ではありません♪さて、今日は懐かしい友人から嬉しいメールが届いたので、日記にしてみようと思います。想い出話も久しぶりだなぁ。タイトル通り、今日は以前、仕事先で何度も通っていたバンコクで出逢ったタイ人のおばちゃんケムさんについて、書いてみようと思います。ケムさんは、バンコク在住の友人に紹介されたマッサージがとびきり上手なおばちゃんです。タイ式マッサージというと「痛い」と思われる方も多いのですが、本当に上手な方にお願いすると、もう全身とろけてしまいそうな位に「痛気持ちよく」て、癖になるんですよ。パンパンにむくんだ足、ふくらはぎ、腿もマッサージが終わる頃にはひとまわりスリムになっていて、履いてきた靴がカポカポするなんて不思議体験を味わうことも多々ありました。そんなケムさんとは、紹介を受けた時に、マッサージを受けながらいろんなお話をして、あっという間に仲良しになり、その後も何度も足繁く通っていました。そして、私が仕事を辞めると決めた時に、ケムさんにも今までのお礼とご挨拶を・・・と思って会いに行ったんです。すると、ケムさんは「La plusさん（ケムさんは、私をファーストネームで呼んでくれていました）と会えないなんて、ケムさん寂しい・・・」と何度も何度も口にしてくれて、終いにはうっすらと涙を浮かべていたんです。ジーーーーン。と私も涙腺が弛みましたよ。その時には、ケムさんを紹介してくれた友人も一緒だったのですが、ケムさんと友人と３人で一緒に写真を撮りました。その写真は、ケムさんにもプレゼントしたんです。退職後、１度プライベートでもバンコク旅行をしました。その時には、もちろんケムさんに内緒でいつものマッサージ屋さんに予約をして、ケムさんに会いに行ったことがあります。その時にも「La plusさ～～～～ん！ケムさん、嬉しい～♪」と本当に喜んでくれました。まさに感動の再会ですね♪でも、出会いと別れはつきもの。私は、ご存じのように今は早々簡単にバンコクへ行けるような仕事をしている訳ではありませんので、ケムさんとはその後４年ほどお会いしていないままでした。そして、今日になって、バンコク時代の友人（友人は駐在員だったのですが、既に日本に戻ってきています）からメールが届きました。ちょうどバンコクに出張で出掛けていたようです。○○（マッサージ店の名前）のケムさんがずっと僕らの写真をカバンに入れて持って居るんだってさ。「La plusさんは元気？」って言っていたよ。うわ～～～ん（涙）ケムさんに会いた～～～～い♪本当に本当に遠く離れたタイと日本で、こんなに私との出会いを大切な想い出として今でも懐かしく思ってくれているケムさんに感謝、感激。こうなったら、またバンコクに行って、ビックリさせなきゃっ！と改めて思いました。ちなみに、ケムさんが勤めているのは「有馬温泉」という不思議な名前の日本人駐在員やＪＡＬ客室乗務員でもごひいきにしている人の多い、マッサージ店です。もし小柄で、片言の日本語を話す、マッサージのとびきり上手なおばちゃんを見かけたら、それはきっとケムさんです。もし、もしも私のこの日記を読んだ方で、近々バンコクへ行かれる予定のある方は、どうぞ宜しく伝えてくださいね～～～♪ちなみに、マッサージ店ですが、飲み物もオーダーできます。私のお薦めはスイカジュースです。美味しいですよ♪う～ん、それにしても来年は、プライベートの目標も贅沢だな。カナダの親友のところとバンコクのケムさんのところ、両方行く為にはもっともっと仕事をバリバリこなして、お休みドカーンと取れるようにしないとな～。最近、本屋さんで来年度の手帳を物色中なのですが、手帳買ったら、いつ旅行に行くのかあらかじめ決めて書き込まないとなぁ・・・・（ニンマリ）あなたも大切な誰かに会いに、ぴゅぴゅ～んとどこか遠くに行くご予定を立ててみてはいかがでしょうか？～お知らせ～１０月８日（土）午前中に三軒茶屋にてワークショップを行います。毎月恒例のコーチの為のトレーニングジム・ＳＷＯ（スィングバイ・ワークアウト）です。次回は僭越ながら、私がミニセミナー担当しますぅ。只今、お申し込み受付中です。詳細をフリーページにアップしましたので、興味のある方は、こちら＞＞をご覧下さいね♪コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング（隔週水曜発行）購読手続きはこちらから♪ 人気blogランキングに参加中！やっぱり最初のページからは消え去って行く私・・・。あなたの愛のクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます♪

  2005年09月25日

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  男は船、女は港なの？

  皆さま、お元気でしょうか？今日は（もう昨日ですね）コーチング一色の１日を過ごしていました。ざっとご紹介すると、電話でのセッションあり、対面セッションあり、単発の対面セッションあり、コーチ仲間とのオンライン（スカイプ利用）勉強会あり。まさにコーチング漬けの１日でした。ちなみに、単発セッションって？と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これは本当にクライアントさんのご紹介から始まったサービスでして、面接を受ける直前など既存クライアントさんorご紹介者のある方で希望される方からのリクエストでお受けしている面接対策に特化した面接コーチングです。カウンセリング、コーチング、コンサルティング、ティーチングのいいとこ取りで行っている濃い１時間の対面セッション。非常に気合いが入る大好きなコーチとしての仕事でもあります。さてさて。今日の日記のタイトルが気になっている方もいらっしゃるでしょうが、最初にコーチング関係のお知らせを２つほど。まずは、先輩コーチからいただいた耳より情報をご紹介させてください。こちらは、以前の日記でも度々ご登場いただいていますオンゴーイングの斎藤コーチからいただいたお知らせです。是非、興味のある方にはオススメしたいと思いまして、斎藤コーチの許可もいただきましたので、ご案内させていただきますね。＊＊＊＊＊【斎藤コーチからのお知らせ】９月４日（日）ＡＭ９～ＰＭ１２　（早朝で大変ですが（＾＾；））『オンゴーイング創立２周年記念セミナー』を実施します。日曜日の朝、爽快にそして元気に過ごす為にも一歩足を踏み出して「六本木ヒルズ４９階」へお越し下さい。会場でお待ちしております。～当日セミナー内容～・独立から２年間の歩み（プロのビジネスコーチとしての歩み）・開発プログラム紹介（実際の研修プログラムをお見せします）・今後の事業展開　ネットラジオ・週刊コーチングニュース・ポータルサイト構築　（斎藤が何を考え何を目指しているのか？をお伝えします）・対談１　サラリーマン時代を語る　（ゲスト１名）　対談２　４０代に没頭していたネットワーク活動を語る（ゲスト１名）　対談３　私のコーチと語る（ゲスト１名）＜開催日＞　２００５年９月４日（日）＜開催時間＞ＡＭ９～ＰＭ１２＜場所＞　　六本木ヒルズ４９階アカデミーヒルズ　コラボレーションルーム１＋２＜定員＞　　４０名＊　申し込み方法そして詳細はこちらをご参照下さい。＊＊＊＊＊ちなみに、La plusからもお知らせしちゃっていいでしょうか？（誰に許可取ってるのかしら？というつっこみどころですが、気にせずに参ります）非営利でコーチ仲間と力を合わせて運営していますコーチングのワークショップについて、日程のお知らせです。＊＊＊＊＊★８月２８日（日）９：３０～１２：００　　スウィングバイ・ワークアウト（ＳＷＯ）第４回を開催します。今回は、経営者のクライアントを持ちたいな～と思っているコーチの皆さまにピッタリな内容のミニセミナーをご用意しています。「経営者の特徴ってどんなかな？」「実際に経営者と話をする経験を積んでみた～い」「経営者っていうだけでビビってしまうんだよねぇ。どうしましょう」なんて思っているコーチが意外と多いという声にお応えすべく実際の経営者の方と参加者全員がコーチとして対話できるような内容になっています。しかもここはワークショップなので、失敗ＯＫ♪チャレンジＯＫ♪という時間。「将来、ビジネスコーチングをしてみたい！」とか「経営者の方からのご依頼があっても躊躇無くお受けできるコーチになりたい」というコーチの皆さまの学びの機会にしていただきたいと思っています。興味のあるコーチの方は、夏休み最後の週末を有意義な時間にすべく、ちょっと早起きしてご参加いただければ・・・と思っています。トレーニング機関も問いませんので、お気軽にご参加くださいね！詳しくは、こちらをご参照下さいね♪＊＊＊＊＊なお、９月のＳＷＯも上旬に開催決定していますが、過去の参加者の皆さまにご連絡を差し上げた後に、ブログでのご案内をしたいと思っていますので、また８月２８日以降にお知らせをしようと思っています。８月の内容をふまえた上でご参加いただくと更に良いかも～と思うような、経営者の方のコーチングをメインに活動されている美人＆実力派の女性コーチがミニセミナーを担当してくださる予定です。この方、大好きなんですよ、私。楽しみにしていてくださいね♪そして。今日はお知らせで終わってしまうと思ったら大間違いです。ブログタイトルの「男は船、女は港」という言葉。これ、実は友人と話をしていて「あれ？この話、してなかったっけ？」「聞いてないよ～。なに、なに？演歌みたいだね～」という流れで思い出した私のにが～い、でも笑える想い出です。もう時効かな～？と思うので、ちょっと書いてみますね。私はとある男性とお付き合いしている時に「俺は男と女の関係は、男は船、女は港だと思っている」と言われてガーン！と打ちのめされたことがあるのです。その心は？と思って聞いてみたら、最初のうちは「男は外（社会）でやりたいことを思いっきりやってこそ男だ！女はそれを見守って、疲れたら帰ってくる場のような存在として支えて欲しい」という考えだったようなのですが、イロイロと突っ込んで聞いていったら、だんだん辻褄が合わなくなってきた彼の言い分。それが最終的には声を荒げて「俺は外で本命以外の女性との時間も男には必要だと思っているから、一生、浮気する！」という逆切れになってしまってトホホ・・・となった話し合いの一節なのです（笑）女同士で「こんなこと言われてどうする～？」という笑い話をしていたのです。そこで、私が言ったのが「船って、女性の名前がついているって言うじゃない？私なら大海原を大切な人たちを船として守って一緒に嵐がきても立ち向かいたいな～。それなら男は船乗り、女は船になるのかな？ちょっと強い女って感じだね～。これもありかな？」という言葉。ちなみにLa plusの父は、元船乗りだったりします（笑）外航船のタンカーでエンジニアをしていた時期があったとか。私の物心がついてからは、船会社から転職していたので、写真や家族からの思い出話からしか父のセーラー服姿や、船に乗っていた時の様子は知らないのですが、私の母は港だったのでしょうか？それとも船だったのかしら？と思いました。今度、機会があったら聞いてみようかな？男は船、女は港なの？あなたはどう思いますか？セルフコーチングセミナーを新潟でも行うことになりました。 ２００５年９月２４日（土）１０：３０～１６：３０ （開場 １０：００）会場は、 ＮＳＴビル会議室です。お近くの方は、是非ともご参加くださいね♪コーチ直伝「なりたい自分」になるセルフコーチング（隔週水曜発行）購読手続きはこちらから♪ 人気blogランキングに参加中！やっぱり最初のページからは消え去って行く私・・・。あなたの愛のクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます♪

  2005年08月24日

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  続・あなたに会いに行きます

  ＊昨日の日記の続きです。空港までのバスの中では、近くに座った親切なおじさまがたに質問を受けていました。そこで一応は、２つの航空会社のどちらかを利用しようと思っていることを告げたところ「○○航空利用する人、この中に居るか？」「あ、俺と同じターミナルだから、カウンターまで一緒に行くよ」「そうか。それならこの子を頼んだぞ！」と私のことをどうやら１０代（というよりも子供？）と思って心配してくださった方々のやりとりで、ありがた～く引率係１名が選出されました。そして、バスを降りる際にバスの運転手さんにチップを手渡すと「気をつけてね！」との声援を受け、同乗者の皆さまの熱い応援の声に見送られながらターミナルへ。もちろん、親切なおじ様と仲良く並んでカウンター前まで到着しました。おじ様には「あそこの○番カウンターが君のチケットを買うところだからね。僕はもう行くけど、くれぐれも気をつけてね。友達に無事に会える事を祈ってるよ！それじゃ！」という感じで最後の最後までご心配いただきながら、お別れしました。そんなこんなでカウンターまでスムーズに辿り着き、無事に国内線のチケットを購入。友人に搭乗予定の飛行機の便名と到着予定時刻を電話連絡し、一路セントルイスへと飛び立ちました。１時間ほどのフライトだったと思いますが、セントルイスの空港では、飛行機を降りターミナルビルに足を踏み入れた途端「La plus！よく来たね！」と聞きなれた懐かしい声が！おそらく今はもうこういう空港は少なくなったのかも知れませんが、アメリカでは到着した便のゲートまで出迎えの人達が入ってくることができました。私もまさかそんなところまで迎えに来てくれているとは予想していなかったので、不意うちを受けた感じでしたが、とにかく無事に会えて一安心。・・・と思いきや、友人の住む町までのロングドライブの始まりでした！日本でも友人の運転する車に乗ったことが無かったのですが、左ハンドル＆右側通行でフリーウェイを走る友人の横顔を頼もしく思いましたが、彼女の口から次々と出てくる言葉から徐々に恐怖心を煽られました。「アメリカってね、高速道路に野生のシカが出てくるんだよね。ほら！あれはシカに注意の標識だよ！」「シカってね、車が迫ってきても逃げないから、結構、車とシカの事故が多いんだよね。ほら！時々、路肩に転がってるでしょ？あれはシカだよ」「シカとぶつかると物凄い衝撃なんだって。シカが轢かれるよりも、ぶつかった衝撃で車が壊れることの方が多いらしいよ。怖いよね～」親友よ。私はあなたの話の方が怖いです・・・。「へ・・・へぇ。そうなんだぁ」と平気な振りしてみましたが「こわいよ～、こわいよ～。シカが出てきたらどうしよう。こんなところでシカと事故に遭いたくないよ～」と念仏のように心の中で叫んでました。私の心の雄たけびが効いたのか、何とか無事に友人宅へ到着。セントルイスからおそらく２時間以上はフリーウェイをひた走ってきたような・・・。もしかして、ものすご～く遠くまでやってきたのかしら？なんて思ったけど、来ちゃったものは考えてもどうなるものでもありません。久しぶりに会ったことですし、親友とのおしゃべりに花を咲かせておりました。彼女の通う大学を覗いてみたり、外食に出かけてみたりして、夜はアメリカサイズの彼女のベッドで女二人ゴロンと枕を並べながら仲良く眠りにつくのも、ちょっとした修学旅行気分でとても楽しかったです。翌日は、彼女の手作りランチを持参して、ミシシッピー川沿いでピクニックをしました。一緒に居られた時間は本当に丸２４時間程だったのでしょうが、ミシシッピー川を優雅に航行する大型客船などを見ながら、ちょっとした観光気分を満喫しました。シカゴに戻り、何事も無かったようにまたフライトで帰国。あっという間の４日間でした。その後、彼女から届いた手紙によると「この前は本当によく来たね。シカゴと私の住む町って、日本の地理で言うと東京と広島位の距離らしいよ」という一言が。知らぬが仏（ってこういう時にも使えるのかしら？）という感じで、我ながらよく遊びに行ったもんだと思いました。ちなみにその後のシカゴステイ中には、その長距離を何と１人で車に乗って、彼女は私の宿泊しているホテルまで会いにきてくれたこともあります。シカゴ市内のビュンビュンと車が行き交う道をドライブした時には「これなら、シカの恐怖の方がまだいいかも」と思ったものです。類は友を呼ぶと言いますが、チャンレジャーな私には、やはりチャレンジャーな親友。あなたも思い立ったが吉日です。誰かに会いに行ってみませんか？チャレンジャー大好きな私設応援団La plusが、心からエールを送ります！■「セルフコーチング」セミナー開始まで・・・あと２０日。本格的な告知が始まったら申し込み増えるかなぁ。まだ１０名には至りません（涙）■お仕事サイトでも告知ページを作りました★こちらも見てね♪■セミナーのご案内はこちらまで＞＞ 人気blogランキングに参加中！皆さまのおかげで上位でウロチョロさせていただいております★あなたの愛のクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます♪

  2005年05月06日

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  あなたに会いに行きます

  たった今、クライアントさんとのセッションが終わったばかりなので、この勢いに乗って日記を書くことにしました。私はコーチングをすると元気が出てくるんですよね。コーチの方々って、皆さん同じなんでしょうか？はて？昨日のことなのですが、１０年以上の付き合いになる親友が私のマンションへ遊びにやってきました。お茶好きな私の為に「さくら茶セット＆ケーキ」を手にしての登場です。いつもありがとう～！我が家に来る時には、もれなくロデムとの自転車散歩も予定に入れてくれている彼女のことをロデムもすっかり覚えているようで、彼女に甘えておりました。普段はあんなにふかふかしている場所が好きな癖に、ハッと気が付くと、彼女の足の上（スリッパのあたり）に背中をピッタリくっつけて足元でゴロンと狸寝入り。飼い主同様、分かりやすいです。実は、彼女はもうすぐ海外へ転勤します。１０年以上の付き合いになるのですが、彼女は私が社会人になった年からアメリカへ留学していたこともあり、離れ離れになっていた期間の方が長いくらいなのですが、彼女に言わせると「過去１番頻繁に会っている学生時代からの友人」が私らしいので、今回の転勤に関しても「もちろん会いに来てくれるよね？」という前提のもとに話が続いていました。「もちろんですわい！絶対に会いに行くから！」とこちらも意気揚々とおしゃべりを楽しんでおりました。そこで思い出したのですが、私には留学経験のある友人が何人か居るのですが、必ず何とかして現地まで友人（時には恋人だったりしました）に会いに行っていました。行くと必ず言われるのが「遊びに行くね！って簡単にみんな言うんだけど、実際はなかなか会いに来れないみたいだよ。でも、本当に会いにくるところが、さすがLa plusだよね」という一言。今日はそんな経験の１つをご披露しようと思います。その友人は、高校時代からの親友。「大丈夫かな？」と心配だったということもあり、フライトの合間に彼女の住む町まで訪ねていこうと計画しました。今思えば、かなり無謀な計画でした。もう退職したし、時効切れかな？と思って日記で暴露してしまいます。その日、私は東京⇒シカゴ便の乗務を終え、シカゴ市内のホテルに到着。ご一緒していたクルーの１人に「実はこのステイ中はホテルではなく友人の部屋に泊まりに行くので、何かあったら連絡してくださいね」とお願いをして他の方々には内緒で２泊４日のお仕事中にこっそりと１泊２日の「親友を訪ねて○○マイル」の旅を強行しました。友人はミズーリ州の大学生。当然、住まいも大学の近く。ちなみにミズーリ州というとピンと来ない方は、ミシシッピー川が流れているアメリカ中央に位置する州で「トム･ソーヤの冒険」の作者マーク・トゥエインや、ディズニーランドの創始者ウォルト・ディズニーなど著名人の出身地だというと、ちょっと「へぇ」と思いませんか？一方、私が居たシカゴがあるのはイリノイ州。お隣の州なので、近いといえば近いような錯覚を覚えますが、よくよく考えてみると、ミズーリ州内の主な都市でもあるセントルイスまで飛行機で飛んでいっても軽く１時間近くかかりました。その日は、何かトラブルでもあったらシカゴに着かない場合も考えて、何も用意せずにいました。友人には「とにかく行くね。どこまで行ったらいいかな？セントルイスまで？よっしゃＯＫ！じゃあ、空港まで迎えに来てもらってもいい？」という感じの打ち合わせのみ。当然のごとく、飛行機のチケットも当日空港での購入と決め込んでいました。ホテルから出ているシャトルバスに乗り込んだ私に、バスの運転手さんが「どの航空会社？」と聞いてきた時に「まだ決めてません。セントルイスに行きたいの」と言った時から面白おかしな珍道中が始まりました。そのバスは、近隣にあるシカゴ市内のホテルを回りながら、空港へ行くお客様を乗せていたのですが、みんな「どの会社を利用するか」について、乗った時に運転手さんにお伝えしなくてはならなかったのです。「まだ決めてません！」と言い切る私の一言に、バスの乗客の視線が一気に私に注目！その日の私の様子は、フライト後の疲れた顔。そしてシャワーを浴びてきたので、もちろんノーメイク。小さなカバンに替えの下着と貴重品のみを持っていました。「どこから来たの？ベイビー」と聞かれた時には「へ？ベイビー？」と思いましたが、もう仕事後のボーっとした状態だったので、こう答えるだけでした。「日本から着ました。セントルイスまで友人に会いに行きます。どの飛行機にするか決めてません」ざわざわざわ・・・。その場に居合わせた人達が一斉に「大丈夫かな、あの子」といった感じのおしゃべりを始めました。＊長くなりそうなので、今日はここまで。続きは明日のお楽しみ♪■「セルフコーチング」セミナー開始まで・・・あと２１日。どうか幻のセミナーになりませんように・・・。■お仕事サイトでも告知ページを作りました★こちらも見てね♪■セミナーのご案内はこちらまで＞＞ 人気blogランキングに参加中！登録しているカテゴリーのＴＯＰ１０に私を含め、コーチ仲間が４人もランクイン！となりました。いつかコーチングのカテゴリーが出来るかな？★あなたの愛のクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます♪

  2005年05月05日

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  幻のペンション「チングルマ」

  まずは、またまた嬉しいご報告から。先日、私の無料体験コーチングを受けてくださった方が、またまたご自分のブログにその感想を綴ってくださったとの連絡が入りました。ご本人の許可をいただきましたので、興味のある方は、是非コーチングとはどんなものなのかをご理解いただく参考にされてくださいませ。La plusコーチングの体験記はこちらから＞＞さてさて。本日の日記では、私にとって忘れられない人との出逢いと思い出のある幻のペンション「チングルマ」について書いてみようと思います。今日、ご紹介するペンションは、実はとある事情で既に無くなってしまいました。もし、まだ実在しているのなら、毎年でも遊びに行きたいような、私にとっては実家のような空間でした。ペンション「チングルマ」は、長野県のスキー場の麓にひっそりと建っていました。オーナーのご夫婦が力を合わせて切り盛りする、とても家庭的な宿でした。ペンションというと洒落たイメージがあるでしょうが、実はフリフリな花柄のカーテンなどが掛かっていそうな洋館とは程遠い、実直なオーナーのお人柄溢れる山小屋のような建物でした。私はダイビング仲間の1人に「偶然お世話になったペンションがあるんだけど、そこがすっごくいい所なんだよ。今度、みんなを誘って遊びに行かない？」と言われたことがキッカケで「チングルマ」とそのオーナーご夫妻に出逢いました。その言いだしっぺの友人は、茅ヶ崎時代のいわば私のお世話係？と言われていたほど、いろんなところへ一緒に出かけていく仲間だったのですが、その友人は長年ツアーコンダクターをしていたこともあり、私以上にサービスに対しての拘りのある人です。「へぇ。そんなにいい所って、どんなペンションなんだろう？」素直にそう思いました。実際に「ほら、ここだよ」と連れて行かれた時には「え～っ！ここが？」と思ってしまったほどの、ただのペンション。何がそんなに違うのか、とても疑問に思いました。でも、ペンションオーナーのご夫妻にお会いして、その疑問は一気に消え失せたのです。脱サラして念願のペンションをオープンしてから、もうすでに長い年月が経っていたオーナーご夫妻。お二人は私の両親よりも少し上の年代でした。建物もそれほど気の利いた作りではないけれど、オーナーのおじさんが手作りで作った大きな天然木のテーブルがど～んと置かれた室内。ガッシリとした木製バルコニーに目をやると、そこにはオーナーさんが備え付けたえさ箱を目指して色とりどりの野鳥が遊びにきます。前面に大きく広がる緑の木々と楽しいおしゃべり。そして、何よりもオーナーの人間味溢れるその様子に、1人また1人と全国各地から常連さんが集まるようになったそうです。決して特別なサービスはしていない、時には常連さんが厨房に入ってお手伝いをするような時季もあるそうですが、それでも「また行きたい」と思わせる何かがある素敵な空間でした。私は仕事柄（当時は国際線を飛び回っていましたから）友人たちとの約束もままならず、なかなか頻繁に遊びに行くことはできませんでしたが、お会いする時には元山男のオーナーのおじさんの大好きなお花を差し入れとして持って行きました。すると、その後しばらくすると嬉しいサプライズが届きます。オーナーさんから和紙で作ったお手製ハガキが届きます。それはどこか見覚えのある花。そうです。私がプレゼントした植木を大切に育てて、その中の１つをハガキにしてプレゼントしてくれていたのです。また、時には手書きのメッセージで縁取られた常連さんと私とオーナーご夫婦の写真だったり。本当にほんの少しの時間しか一緒に過ごすことができない私のことまで、まるで実の娘のように可愛がってくださいました。ある年の春。私はオーナーさんに手紙を出しました。それは、常識では考えられないようなワガママなお願いの手紙です。当時、私の両親は、私がフライトで留守中に、いつも私の愛犬２匹を大切に育ててくれていました。その感謝の気持ちを込めて、愛犬と一緒に泊りがけで旅行ができないかと思っていたのです。今でこそペット宿泊ＯＫの宿など、たくさん見かけることができますが、当時はまだまだそんな施設はほとんど無く、あったとしても犬は室内の限られたスペースで綱をつけておくかゲージ（籠）の中に閉じ込めておくことしかできないとか、人間の出入りするスペース以外の屋外に繋いでおくようなところばかりが目立ちました。ペンション「チングルマ」は、スキー場を訪れるお客様が多い冬場は大忙しとの話でしたが、春先は意外にお客様も少ないと言っていたことを思い出し、思い切って「私の両親と愛犬２匹を連れて泊まりたいのだけど、他のお客様が居る日は難しいだろうから、どこか予約の入っていない日程を貸切で利用させてもらえませんか？」とお願いしました。オーナーからの返事は「喜んで！是非ご両親にもお会いしたい。ペンションは客商売だからペットが飼えずに居るけど、犬は大好き。他のお客様の居ない日に、心置きなく泊まって欲しい。いつも室内で飼っているワンちゃんだったら、家に居る時と同じように寛いでくれて構わない。遠慮なく遊びにいらっしゃい！」というものでした。旅行の最中は、オーナーご夫婦と私たち３人プラス２匹で誰も居ないスキー場に出かけてみたり、きのこ狩りや山菜採りをしてみたり、スキーのジャンプ台まで案内していただいたり、夜はこの旅行の想い出になるように・・・・と機織を教えていただき、母と私はお手製のランチョンマットを作るなど、本当にあっという間の２日間。とても楽しい時間になりました。その後も、福井出身の両親がきのこや山菜が大好きだと知って、ことある毎に長野で採れた自然の恵みを茅ヶ崎の実家宛てに送ってくださいました。私がフライトから疲れて帰宅すると「チングルマのオーナーさんから届いたのよ」と嬉しそうな様子の母。そんな日は愛犬２匹も必ず「オーナーさんのお友達」としてお裾分けをしてもらっていました。そんな想い出いっぱいのペンション「チングルマ」ですが、数年前にある日突然オーナーのおじさんが倒れ、他界してしまい、今はもう幻のペンションとなりました。「チングルマ」という名前の由来をおじさんから聞いたことがあります。この花は、高い山にある時期になると白いお花畑を作るんだそうです。山登りが大好きで、サラリーマンから長野のペンションオーナーになったおじさんにとっては、大好きな花の名前をペンションの看板に掲げたそうです。もうおじさんに逢うことは叶いませんが、私の心の中には今でも「チングルマ」の想い出がたくさん詰まっています。いつかこの「チングルマ」のお花畑を見るために長野の山に登ってみたいなぁ・・・と思っています。 人気blogランキングに参加してみました！あなたの愛のワンクリックをお待ちしております。ご協力ありがとうございます★

  2005年04月21日

• 世界で１番になれるとしたら

  学生時代に友人同士でおしゃべりをしていた時のことです。「もし何か１つだけ、世界で１番になれるとしたら、何を選ぶ？」唐突にこんな質問を受けました。私がその時、どう答えたのかはもう少し後で告白しますね。できれば、あなた自身の答えを出してから、この先を読んでくださいね。 その友人は、こんな風に話しました。 私だったら世界一歌の上手な人になりたいなぁ。歌は国境を越えるって言うじゃない？それに、もしかしたら自分が死んでしまった後もずっと私の歌を聞いてくれる人たちが居るかも知れない。私の歌が残されて、そのうち自分の子供達や孫やもっともっと未来の子孫達にも「うちのご先祖様には世界一、歌の上手な人が居たんだよ」って思ってくれるかも知れないし。いいよね～。あなたなら、どんな答えが思い浮かびますか？ 私は、同じ質問を友人たちに投げかけたことが何度かあります。そして、この質問の答えからその人の「あること」が分かるんだなぁ・・・と後になって気がつきました。この「あること」とは何だと思いますか？参考までに、今まで私が聞いた答えで多かったものを書いてみますね。 ・世界一の大富豪になりたい・世界一異性にもてる人になりたい・世界一語学に堪能な人になりたい・世界一美しい人になりたい・世界一の人気者になりたい・世界一物知りになりたい・世界一の成功者になりたい いかがでしょう？意外ですか？それとも、納得しますか？ちなみに１番多かったのは「お金持ちになりたい」という答えだったのですが、私はそのうち「お金持ちはダメね！」と条件をつけて聞いていました。そろそろ、あなたもこの質問の答えから分かる「あること」について、もう何かお気づきではないでしょうか？実は、こうした質問からは、その人の「価値観」や「判断基準」や「大切なもの」が見えるように私は思うのですが、いかがですか？そして、私のこの質問に対する答えは「そうだね～。私だったら世界一友達の多い人になりたいなぁ・・・。」の一言でした。その時は何となく思いついたままに答えたのですが、後になって思い出して「なるほどねぇ」と思い当たったことがあります。 私は小学生の時に何かで目にした「友達とは、人間に対する最高の尊称だ」という言葉が心に響きました。このフレーズを知ってからは「友達」という言葉は気軽に使っている言葉の中でも、実はその人それぞれの意味合いが違うのかも知れないと考えさせられましたし、私もやはり「最高の尊称」として友人から「私のお友達のLaplusさんです！」と紹介してもらえるような人になりたいと思うようになりました。 さて、ここでもう一度あなたに質問します。 もし何か１つだけ、世界で１番になれるとしたら、あなたは何を選びますか？

  2005年02月28日

• ＮＹとチョコレート

  今日はバレンタインデー。都内のデパートでも世界中のチョコレートが飛ぶように売られていました。男性の皆さんは、チョコレートをいただいてニコニコして過ごしていたのでしょうか？私は生チョコが大好きなのですが、特にお気に入りのチョコがあります。ＪＡＬ・ＡＮＡのＮＹ線、ファースト・ビジネスクラスでサービスされているフィフス・アベニュー・チョコラティアというお店の生チョコです。ご存知ですか？このお店、実は名前とは違ってＮＹのフィフスアベニューのお隣のマジソンアベニューにあります。そして、お店の間口もとっても小さくて、うっかりすると見落としてしまいそうなお店なんです。でも、ピンクのロゴが目印なので、もしＮＹに行かれる機会があったらお立ち寄りくださいね。美味しい生チョコが試食できます。私もＮＹに行くと、お土産やプレゼント用にこのお店のチョコを買っていました。持ち帰るのが大変だな・・・と思っていたのですが、日本では手に入らなかったので、頑張って持ち帰っていたのです。私がＮＹを訪れたとある年の冬。もう航空会社を退職して随分経った頃です。私はまたそのチョコをお土産に買い求めようと、久しぶりにお店に立ち寄りました。すると、白い料理人姿のパティシエさんが、お店にいらっしゃいました。一通りチョコを選んで、お会計をしていただいている際に、そのパティシエさんに「私はこちらの生チョコが大好きなんですよ」と声を掛けました。すると、その方は嬉しそうにこんな話をしていました。うちのチョコを買いにきてくださる日本の方が多くて、本当に嬉しいです。最近では、毎年、バレンタインシーズンになると、銀座のデパートに呼ばれて、僕も日本に行っています。そして、たくさんの日本の方々にお会いしているんです。楽しいですよ！今年もまた２月になったらチョコレートを売る為に日本に行きます。アメリカ人もチョコレートが大好きだけど、日本の方にも美味しいと言っていただけて、本当に嬉しいです。僕は日本が大好きなんですよ！そういって、私が支払いを済ませた後に、小さくウインクをしながら「これは、僕から君へのお土産ね！」と生チョコの小さな箱を紙袋にそっと忍ばせてくださいました。今年もあのパティシエさんが日本に来ているのかなぁ・・・とバレンタインの季節になると思い出します。先日、友人との待ち合わせに渋谷マークシティに行った際に、何気なく見てみたら、このお店のチョコのコーナーが期間限定で設置されていたようです。待ち合わせが無ければ、私も覗いてみたかったのですが、その日は直ぐに移動してしまったので、どんなコーナーになっていたのか見ることはできませんでした。残念！男性なら、バレンタインのチョコと思い出話はたくさんあるのでしょうが、女性の私にとってもバレンタインとチョコは、こうした思い出がある素敵な１日です。今日もたくさんと人たちがチョコを通してハッピーになったのかと思うと、何だか嬉しいですね。来年こそは、またこのお店のチョコを今度は日本で買いたいなぁ・・・と思っています。ハッピー・バレンタイン！！

  2005年02月14日

• ストーカーに遭ったこと

  ここ数日、反省しながら、いろいろなことを考えています。実はかなりの凹みモードなのですが、そんな時に思い出した経験があったので、日記にしてみようと思います。飛行機でお仕事していた時に、ストーカー被害に遭いました。２回ほど経験があったのですが、そのうちの１つはそれほど嫌な思いはせずに済みました。でも、もう１つは、どこからどうやってなのかわからないのですが、私の自宅番号（しかも会社の社員名簿にも載せていない番号）を調べられていました。しかも実家に住んでいた時なので、実家の回線とは別に仕事の緊急連絡やスタンバイ時のために引いてあった私専用回線にその相手の男性から電話が来た時にはゾッとしました。また、その人は会社の人間でもある特定の業務に携わっていなければ知る事ができない、私のフライトスケジュールをどんな方法を使ったのかわかりませんが、全て把握していました。そして、そのスケジュールをもとに、不規則な勤務をしていた私が会社に出社する時間帯を狙って、所属するグループ宛に緊急の電話を装って電話をしてきて、上司にメッセージを残したこともありました。これは会社の代表電話番号ではないですし、客室乗務員だけでも約六千人も所属している部のうちの１回線ですから、本当に驚きました。他には、実際のフライトでも何故？と思うのですが、私の担当する座席に座っていて、プレゼントを無理やり手渡そうとしたり、手紙を一方的に持って目の前に現れたり・・・とイロイロありました。特にフライトの真っ最中やご搭乗のご案内中、降機中の場合には、他のお客様の前でもあるので、お断りしようにもどうにもできないタイミングを見計らって話しかけてきたり、一方的にデートの誘いをしてきたり・・・と、とても困りました。私は今から考えると、そんなに頑なに考えなくても・・・と思うのですが、仕事上で知り合った男性は社内の方も含め、お客様とも絶対に恋愛しないと決めていたので、思わせぶりな態度など一切した覚えが無いと自信を持っていたのですが、こういうこともあるものなんですよね。あの時は、さすがに精神的に参ってしまいました。私は「これぞ天職！」と思っていたので、厳しい指導や思うようにできない歯がゆさなど、苦労した時期もあったのですが、決して会社に行きたくないと思ったことはありませんでした。そんな私も、その時ばかりは出社するのが怖くて仕方ありませんでした。当時はまだ、ストーカー被害でそれほど大きな事件が起こっていた訳でもなかったのですが、こういう事件がその後、ニュースなどで流れる度に、その時の気持ちを思い出します。この冬も火事のニュースが頻繁に流れたり、思いもよらないような悲しい事件が起きることが多いように感じます。他人事だと思っていたことが、ある日突然、自分の身にふりかかることもあるのですから、身を守るということも忘れてはいけないですよね。若い女性の方は、特にお気をつけくださいませ。

  2005年01月28日

• ＯＪＴの想い出

  今日、私はスクール講師として授業を担当してきました。その授業中に生徒さんの参考になれば・・・と思ってお話したエピソードがあります。今日の日記では、その想い出話を綴ってみようと思います。それは、私がまだ２０歳の時。スチュワーデス訓練生として胸には「訓練生」というバッジをつけてＯＪＴ（ON THE JOB TRAINING)のフライトに乗務していました。厳しい訓練を受けたとはいえ、サービスというものの難しさは、フライトをする度に思い知らされます。まさに右も左も分からない状態の私は、先輩方にフォローされながら、全て訓練とは全く違う初めての経験ばかりです。「こんな時はどのようにしたらいいのだろう？？？」と頭の中には？マークが飛び交っていました。羽田→札幌便。当時は、まだ国内線のどの便でもお茶菓子とそれに合わせてお飲み物を提供していました。その便は、ガラガラと言ってもいい程、空席が目立っていたのですが、訓練生の私にとっては先輩のスピードに全くついていくことができていなかったこともあり、「時間がない」と焦ることなく１人１人のお客様に心を込めて私らしいサービスができるチャンスです。そこで、私は担当していたお客様に一言ずつ言葉を添えてサービスをしてみようと思いました。お客様から見たら私など、まだまだ制服に着られたひよっこクルー。ベテランのクルーに混じってサービスしている姿は、きっとどこか危なっかしいものだったと思います。お客様からは「君、訓練生なんだね。頑張ってね！」「笑顔がいいねぇ～」「ありがとう」と私の言葉かけ１つ１つに応えてくださる方がたくさんいらっしゃいました。それと同時に、お客様から教えていただくことも多くありました。そんな中、１人の女性のお客様だけどうも様子が違っています。ご搭乗いただいた時から気になっていたその方は、ずっとハンカチを口元に当てて、俯いたまま辛そうな顔をしていました。「どこか具合が悪いのかもしれない」そう思った私は、その女性に対して「お客様、お顔の色が優れないようですが、お水とおしぼりをお持ちしましょうか？」と最初に声をかけていたのですが、答えは返ってきませんでした。その後も何度かお声をかけてみたのですが、首をただ横に振るだけで、一言も言葉は返ってきません。その後も、何度かその方の横を通る度に、様子を伺っていました。でも、お出しした飲み物に少し口をつけただけで、おしぼりもお水も結局は未使用のまま。お菓子もテーブルの上にそのまま置いてあります。「私は一体、どうすればいいのだろう？」訓練生には、必ず１名のインストラクターがついています。私はその先輩クルーに今までのいきさつを話し、相談をしてみました。すると、その先輩からの答えは「あなたがしてあげたいと思ったことは全てして差し上げたんでしょ？だったら、後は見守って差し上げるしかないわね」というものでした。「何もせずに、ただ見守るだけのサービスというものもあるのか」と思いながらも、やはり気にかかって仕方がありませんでした。結局、その女性は到着後、飛行機を降りる際にも最初に見かけた様子と何も変わらないまま。やはり、ハンカチを口にあてたその表情はとても暗く、俯いたまま降りてゆきました。「やっぱり、私なんてダメだなぁ。サービスって本当に難しいなぁ」と思いました。そして、数日後。札幌→東京便。まだ私は訓練生として乗務をしていました。その便は、ほぼ満席に近いお客様にご利用いただいていたのですが、私は偶然にもあの女性の姿を見つけました。ただし、今回は私の担当の席とは反対の通路側にいらっしゃいました。私は「何もしないで見守ることもサービス」という言葉を思い出し、フライト中は自分の担当のお客様へのサービスで必死だったということも手伝って、その方と接する機会はありませんでした。そして、あと１０分程で飛行機は着陸態勢に入る為、シートベルト着用のサインが点くかも知れないという頃。私はやはり気にかかって仕方がなかったので、先輩クルーに質問をしてみました。「実は以前、ご搭乗いただいたお客様を見つけたのですが、その時には具合が悪そうで私は何もできなかったんです。そういった方にお声をかけるのは止めておいた方がいいでしょうか？」すると先輩は「そんなことないわよ。同じお客様とご一緒できるなんて、なかなか無いことよ。いいじゃない、別にきにしないで。あなたが覚えているんなら、お声をかけてらっしゃい！」と言われました。そのアドバイスで少し勇気が出た私は、その女性の席までお伺いし、遠慮がちに話しかけてみました。「お客様。東京からの便でもご一緒しましたね。あの時はお加減が優れないようでしたが、今日は大分良さそうですね」すると、その女性はこんな話をしてくださいました。「実は、あの時は入院中の父の危篤の連絡を受けて、取るものもとりあえず病院に向かう途中でした。父の最期に立ち会えるかどうか心配で、不安で不安でどうしようもなくて、すごく取り乱していたんです。スチュワーデスさんがいろいろと声をかけてくださった時にも優しくされて、本当は涙が出そうで、ただ気持ちを抑えるのに精一杯で・・・。でも、あなたのお顔は覚えています。あの時はありがとうございました」その後のやり取りで、その女性は、何とかお父様の最期の瞬間に立ち会うことはできたそうですが、その日はお葬式を済ませて東京に戻るところだとわかりました。悲しそうな顔をしてはいましたが「長い入院生活からやっと開放されたことを思うと、最期に父と少しだけでも会えたので、これで良かったと思っています」とおっしゃっていました。私は俯いたままでいらしたと思っていたそのお客様が、私の顔まで覚えてくださっていたことに感激しましたが、それと同時に飛行機は楽しい気分でご利用になる方だけではないということも改めて知ることができました。その時、ほんの数週間のＯＪＴで、こんな貴重な体験をできたことを絶対に忘れないでいようと思いました。その便は程なく、羽田空港に到着しました。満席に近いお客様が一斉に立ち上がり、私の席からは反対側に座っていらっしゃるその女性の姿は全く見えなくなりました。「最後にもう一度、お声をかけたかったなぁ」と少し後悔しながら、お客様の数がだんだんと少なくなってきた頃、その女性の座っていた辺りに何気なく目を遣りました。すると、何とその女性はまだその席の近くの通路でこちらを見ています。そして、私と目が合ったその瞬間に、優しい笑顔で深々と丁寧にお辞儀をして、降りていかれました。ここまで書いていて、あの時の情景を思い出し、やや涙腺が緩んできました。子供の頃、母は私にこんなことを言いました。「人にしてもらいたいと思うことを、人にしてあげなさい」私は訓練所で教わったことをそのまま行動できる程、器用な新人ではありませんでした。しかし、いつもこの言葉と同じ気持ちでお客様や職場の先輩たちと接していました。そして、自分の行動に自信が持てなかったり、裏目に出てしまった時には、あの女性との出会いを思い出しては自分を励ましていました。今日、お会いした生徒さん達も、近い将来、胸に「訓練生」のバッジを着けてフライトをしているかも知れません。彼女たちが、どんなお客様と出会うのか、とても楽しみでもあり、ちょっぴり羨ましい気持ちもします。

  2005年01月19日

• 永遠の青春一人旅

  もう随分前の話です。私が引越しの際に持て余していた家具類を、一人暮らしを始めるお嬢さんの為にもらいうけてくださるというご夫婦を紹介されました。そのご夫婦とは初対面だったのですが、家具類などを実際にご覧いただいて選んでいただく為に、私の自宅マンションに来ていただきました。そのご夫婦は、旦那様がまもなく定年を迎えるとおっしゃっていたのでおそらく私の親世代。第一印象からご夫婦共に穏やかそうなお人柄が伝わってきました。一通りの家具類などの選別を終えて、一緒に紅茶を飲みながらお話させていただいたのですが、その時にとても興味深いお話を伺いました。その旦那様は、年末年始のお休みになると「青春１８きっぷ」というＪＲが期間限定で発売している乗り放題乗車券を使って、日本全国を普通電車を乗り継いで一人旅をして廻っているとのこと。今まではどちらかと言うと物静かな雰囲気で、お話なさるのも奥様と私が中心だったのですが、まさに“水を得た魚”のように活き活きとした表情で楽しそうにお話をしてくださいました。私は「青春１８きっぷ」という位ですから、年齢制限があるのだとばかり思い込んでいたのですが、どうやら年齢制限は一切無し、逆に子供料金の設定も無い、誰でも好きに利用できるきっぷなのだそうです。私は空飛ぶガテンな仕事をしていたことと、人ごみが得意ではないので、ついつい車移動をしてしまうのですが、こうしたお話を伺うと、じっくり時間をかけた電車の旅も面白そうだなぁ・・・と思いました。車窓からの眺めが少しずつ変化していく様子を眺めているだけでも風情が感じられそうですよね。「時間ができたら、旅行にでも行きたいなぁ」という言葉は、よくおっしゃる方が居ますが、それを実際の行動に移すことができる人は意外と少ないような気もします。そんなことも考え合わせると、この方は、自分の人生と与えられた時間を大切に使うことのできる素敵な方だと思いました。今年も今頃、日本のどこかで電車のガタゴトという揺れに身を任せているのでしょうか？人生は１度きり。こんな風に自分へのご褒美の時間を持てたら素敵ですよね。私も「気ままな鉄道の旅に出てみようかなぁ・・・」と思ったのですが・・・、すぐ横でたぬき寝入りをしている愛犬ロデムと目が合いました。私が気ままな鉄道の旅に出る日は、もう少し先の話になりそうです。

  2005年01月02日

• 生まれて初めての雪

  今日は、東京で初雪が降りました。はらはらと舞い落ちる雪は、暖かい部屋で眺めるには最高ですね。心が洗われるような気がします。しかし、外出するとなるとやっかいです。うっかり街中で転んで夕方のニュースにでも流れた日には悔やんでも悔やみきれません。今日はクライアントさんとのオリエンテーションで外出予定。私は数年前にアメリカの豪雪地帯で生活をしていた時期に、防寒用のブーツやあったかダウンなどを完璧に買い揃えていたおかげで、洋服選びはいつもよりも素早くできちゃいました。鏡に映った自分の着れるだけ着込んだ怪しい姿にちょっと照れながらも「私の防寒着は完璧だわ！」と我ながら満足。もちろん、私は道行く誰よりも厚着でした。さて、今日もちょっと想い出話をご披露します。それは、数年前の冬のこと。私はコードシェア便の乗務で、タイ国際航空の飛行機に１人だけ会社の代表として乗務していた時期があります。その日は名古屋からバンコクへの便だったのですが、私達乗務員が乗り込んでから程なく雪が降り積もり、滑走路が大雪の為に一時閉鎖となってしまいました。お客さまはまだ機内にご案内していない状態でしたし、出発時間までには余裕があったのですが、雪の降り方を見ると、すぐには出発できそうにありません。私は「タイ人クルーはやっと母国に帰れるフライトだから、出発できるまでの待機時間はイライラしちゃうのかなぁ？」とやや不安気味でした。しかし、そんな私の心配は本当に的外れなものでした。その日のタイ人クルーたちは、そのほとんどが「生まれて初めて見る雪」だったので、もう大はしゃぎです。機内では搭載品（お食事やサービスアイテムなど）を運ぶ方達の利用していたドアがしばらく開いたままでしたので、彼女たちにとっては相当な寒さだったと思います。それでも「雪だ！雪だ！」とカメラを取り出して一同満面の笑みで記念撮影が繰り広げられました。これが、沖止め（ターミナルビルから離れた場所に飛行機を停めること）だったら、きっと全員で飛行機と雪の飛行場をバックに相当な枚数の写真を撮る事になり、誰か風邪をひいていただろうと思います。でも、そのドアもすぐに「寒いでしょうから、閉めておきますね」という地上係員の方の配慮で無事にクローズ。私はホッとしたのですが、タイ人クルーたちはちょっとがっかりした様子でした。その時に撮った写真。私の手元にも残っています。本当に楽しそうな、そして嬉しそうな表情のタイ人クルー。そんな彼らに囲まれて、物凄く寒そうな私が写っています。懐かしいです。こんな風に誰かの「初めての瞬間！」に立ち会えることも、ちょっとした喜びですよね。私はよく赤ちゃん連れのお客さまとお話させていただいたのですが、新米ママさん達から「生まれて初めての経験をする時の我が子のビックリした様子や、喜びの表情を見れた瞬間の連続で、毎日とっても楽しいです。そんな時は子育ての大変さも吹っ飛びます」というお話を本当に多くのママさんから伺いました。大人になってから「初めてのこと」って、どんどん機会が少なくなっていきますよね。でも、だからこそ「生まれて初めての○○」という想い出は、ちょっとしたことでも心に強く残るものです。私もあのタイ人クルー達の「生まれて初めての雪」体験を共有できて幸せ者だなぁ・・・と思います。ちなみに、その後の機内では、かなり長い時間待機していたのですが、飛行機を降りることもできない私たちは、タイ流ルールのトランプゲーム、日本で言う大富豪（＝大貧民という方も居ますね）を楽しみました。これも私にとっては「初めてのタイ人とのトランプ」だったので、良い想い出になりました。確か日本のルールにはない、マークによって同じ数字でも強さが違っていたと記憶しています。ちなみに、親切なスチュワードくんが一生懸命に私のサポートをしてくれたので、１回だけ勝たせていただきました。私の弱さは、ルールの違いは全く関係なかったような気がしました。最後に・・・。タイ、モルディブ、スリランカなどで暮らす方々と旅行やお仕事でその場に居合わせた方々など、先日の津波被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。

  2004年12月29日

• オペラ・アリアを聴いて・・・

  今日は友人のお誘いでレニングラード国立歌劇場管弦楽団の演奏会に出かけてきました。演奏された曲は、オペラの中でも１番の聴きどころと言われているアリアの名曲集ばかり。そのせいか私でも耳にした事のある楽曲が多く、思っていた以上に楽しむことができましたし「来年こそはオペラを観に行きたい」と思っている私にとって、超有名オペラのアリアを聴き比べることも出来たので、とても満足して帰宅しました。今日の演奏会では、１部がロシア語、２部はイタリア語（だったと思いますが、もしかしたら違っていたらすみません）の歌も一緒に聴く事ができたのですが、イタリア語の歌を聴きながら、何年か前の夏に訪れたベネチアでの出来事を思い出しました。その日の夜は、カフェでお茶を飲みながらのんびりと広場のあちこちで繰り広げられていた演奏会の様子を見たり、小さな小道をフラフラと歩きながら散策を楽しんで過ごしていたのですが、ホテルに帰る前に通りがかりの小さなレストランで食事を取ることにしました。私はテラス席に案内されたので、食事とおしゃべりの合間にお店の前の通りを行き交う人々の様子を眺めていました。そして、私が食事も一通り食べ終えて、食後の飲み物を飲み始めた頃、その通りの一角にどこから現れたのか紺×白の横じまＴシャツに赤いバンダナを首に巻いたお爺さんの団体が集合し出しました。総勢１２名ほどだったと思います。すると、そのうちの一人が奏でるギターに合わせて全員が声を揃えて歌い始めました。その方達は、どうやら地元の合唱団だったようです。その前からずっと通りを眺めていた私は、その歌声が響き出した瞬間にその場の空気が明らかに変わったように思いました。そのお爺さん達の歌っている様子の楽しそうなこと。満面の笑みをたたえたその様子を見ているだけで、こちらまで楽しい気分になりました。その活き活きとした表情は本当に印象的で、通りを行き交う人々もそのレストランに座っている人々も、その場に居合わせた全員が楽しげにその歌を聴いていました。中には調子っぱずれな声も混じっていたようですが、そんなことはお構い無しです。「今は歌うことだけを心の底から楽しんでやる！」とでも言うような弾けた歌いっぷりはこちらまで「そうだ！そうだ！音程なんて気にしないで思いっきり歌っちゃえっ！」と声援を送りたくなる程でした。そうした時間が過ぎるのはあっという間だったのですが、おそらく４０分位はお爺さん合唱団の陽気な歌声を聴いていたと思います。１曲終わるごとに、あちこちから「ブラボ～！」の掛け声と大きな拍手が沸きあがり、とっても楽しい気分になりました。私は今日の演奏会にお誘いを受けた時に「オペラも観たことがない私なんて、アリアもよく解らないけど、いいのかしら？」と思っていたのですが、例え言葉は理解できなくても、それを聞いて「何かを感じて、自分なりに楽しむことができればいいんだ」いうことを思い出しました。頭でっかちになってはいけませんね。あの夜の楽しそうなお爺さん合唱団を思い出した後は、楽曲のタイトルやオペラの種類に関係なく「この歌はこんな気持ちを表しているのかな？」「これはきっと熱愛の歌だろうなぁ」と自分なりのイメージを湧かせて勝手に楽しんでしまいました。どんなことでも同じだと思うのですが、同じ経験をしていても、楽しいものになるかどうかは本人の気持ち次第なのかも知れませんね。

  2004年12月27日

• 忘れられないプロポーズ

  もう数年前の話です。私はその年のクリスマスシーズンにニューヨークに居ました。この季節のニューヨークはキラキラと輝いていて本当に素敵です。５番街を歩くだけでもショーウィンドーの飾りつけはそれぞれ趣向を凝らした素晴らしいものばかりで、楽しい気分を味わえます。私は凍えるような寒さにもめげず、その日も名物のロックフェラーセンターのツリー見物でもしようかと夜の街を歩いていました。テレビなどでもお馴染みなので、ツリーの前にはアイススケートリンクがあるのをご存知だと思います。私も何度か滑ってみたのですが、ちょっと滑っているだけでもその場に居る人がほぼ把握できちゃうくらいのこじんまりとしたリンクです。その日は、クリスマスイブ当日だったということもあり、その場は大勢の観光客やデート中のカップルで賑わっていました。私は幼少時に両親からスケート靴をプレゼントされて、よく滑りに行っていたこともあり、滑っている人たちの様子を見物しているだけでも自分が滑っているような感覚でとても楽しい気分に浸っていたので、その場でかなり長い時間を過ごしていました。そうこうするうちに夜も更けて、少しずつスケーター達の姿が少なくなってきました。そんな時、その出来事は起きました。あのキラキラと輝くツリーをバックにリンクの中央で１組のカップルが立ち止まっています。そして男性がおもむろに片ひざを立てて彼女の胸元へ両手を伸ばします。そう、彼が捧げているのは間違いなく指輪のケース。その場に居合わせたスケーター達もその様子を見守っていた見物人達の囃し立てるような口笛の嵐に何かを感じ取ったようで、気が付くとそのカップル以外の人たちは滑りを止め、その場に居合わせた誰もがその２人を見つめています。そして彼女が照れくさそうな表情で、その指輪を受け取ったその瞬間。一斉に拍手の嵐が吹き荒れました。勿論、私も心からの祝福の拍手をプレゼントしました。その時、本当に素敵な場面に立ち会えて、心に小さな灯りが燈るような暖かさを感じながら、私はその場を後にしました。そのカップルは、私の見た印象ではどう見ても若いとは言えない年齢でした。おそらく男女ともに４０代だったと思います。これが２０代そこそこの若いカップルだったら「あらあら～。彼女へのクリスマスプレゼントかしら？」と思う人も居たかと思うのですが、あのカップルは明らかにプロポーズだったのではないかと思っています。彼も断られるかどうかドキドキしながら一大決心して、あの場に居る人たちの力を借りてプロポーズをしたのではないでしょうか？今頃、あのカップルはどんなクリスマスを過ごしているのかと遠く離れた日本人が思いを馳せているだなんて思いもしないでしょうね・・・。私がクリスマスシーズンになるとニューヨークを訪ねてみたいなぁ・・・と思うのは、きっとこのカップルのおかげかも知れません。世界中の人たちへ、メリークリスマス！

  2004年12月24日

• 謎のオイスターおじ様

  今日はコーチングセッションをして参りました。クライアントさんは私の旧友だったということもあり、対面セッションの前にお食事をしたのですが「Ｒの付く月はオイスターが美味しい」と言われていることもあり、喜び勇んでオイスターバーに行ってきました。彼女と私は数年前にニューヨーク＆カナダ珍道中をした仲なので、その時にも地下鉄を乗り継いで、ニューヨークで評判のオイスターバーに繰り出したことがあります。その時、私たちはカウンター席に座っていました。いろんな種類のオイスターの説明を受けながら、気になるものを選んでは、味の違いを「これはかなりクリーミーだねぇ」「う～ん、これは大きくて食べ応えがあるねぇ」などとキャッキャッと話ながら食していたのですが、私の隣の席に恰幅の良いロシア系アメリカ人のおじ様がやってきました。そして「俺はここのオイスターが好物で、週に３日はこのカウンターに座って思う存分食べているんだよ」などと話しかけてきました。おじ様がオイスター以外に好んで頼んでいたのがチェリークラム。日本でいうハマグリです。私たち２人は「えっ？生でハマグリ食べちゃうの？」と思いながらも沸々と湧き出る好奇心を押さえられずに「私たちにもチェリークラムをお願いします！」とすぐさま注文。その様子を見たおじ様も私たちに親近感を持ったようで結局、その店に居る間、ず～っとおじ様と３人でおしゃべりしながらオイスターやチェリークラムを食べ続けることに・・・。その時のことを楽しく思い出しながら「あっ、この名前。あのお店で食べて美味しかった種類だよね～」などと話が弾みました。その後、場所を移してコーチングセッションを終えた後にも「あのおじ様の食べっぷりは物凄かったね～。今もあんな風にあのお店のカウンターでオイスターを食べてたりしてね～」と思い出話に花を咲かせておりました。旅先で出会った人は特に印象深く心に刻まれるものですが、私にとってオイスターを食べる度にあの謎のオイスターおじ様が思い出されることでしょう。私も、私と出会った誰かに「あ～、あんな人が居たなぁ」と懐かしく思い出されるような人になりたいと思った１日でした。

  2004年12月11日

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