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2008/02/17
カテゴリ：嗚呼 先輩
前回のK先輩
（学生時代 青春無軌道編２） 先輩が金に困ってる人だったのはちょっと話したな。まぁそれは自業自得なんだがよ ある日ダチが先輩にいった訳だ 「ＯＯは酷いよ。気にいらない」  なんてことをな 先輩はまた金欠で困ってたもんだから 「俺がＯＯを500円でやってやる」  なんていって金をもらっちまったんだな 金を受け取ったからにはやるしかねぇ 先輩はそいつの帰り道を尾行して、決行の場所探しをしたりして、 いよいよその日がやってきたよ ある街角で夜の暗がりに息を潜める先輩  顔を隠すためにご丁寧にパンストも被って獲物の帰りをじっと待つ  何も知らずに自宅への道を歩く哀れな獲物は先輩の企みなど知る由も無い 獲物が先輩の前を通り過ぎようとしたとき、 道場でも高い評価を得ていた自慢のローキックが炸裂したのさ  不意に、しかも経験の無い衝撃を喰らった獲物は悶絶するより他は無し その隙に先輩は猛ダッシュで逃走したっていうぜ   「また一つ汚れちまった」と思ったかどうかは聞いてないがな とにかく先輩は見事「仕事」を成功させたわけだが、 俺としてはな、尾行調査したり、パンスト被ったり手間ひまかけて、 変態に間違われる危険を冒して、 しかも良心の呵責を受けながら500円の報酬とは今だに涙がでてくるぜ、先輩よ  ローキックの話がでたついでに言っとくが、先輩はかなり強ぇんだよ、これホントだ あまり真面目に道場に通った口じゃないが、ローキックの強さには皆一目置いてたんだよ ここまでの話で誤解されちゃいけねぇからな まぁ、得意の戦法はカウンターだったな カウンターっていっても、カツアゲしにきた連中を返り討ちにあわせて、 逆にカツアゲするってことだがよ おっと誉めようと思ったのにオチがついちまった  それはともかくとしてだ 先輩はデカいし、体操部（高校時代）で運動神経鍛えてバク宙やるし、 相当の素質があったのは確かだぜ 空手に打ち込むような人だったらな、最近人気のＫ-1とかもどうなってたか 相当な見ものだったろうな  人気blogランキングへ くる天 ブログランキングお気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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