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カテゴリ:嗚呼 先輩
アックスとK先輩はなんだかんだ言っても仲良し
二人の温泉での心も体も熱くなる話です アックスも十分起重機みたいな男なのに K先輩にかかっては話になりません 大体K先輩は若い時に力道山にスカウトされて断ったそうです 「なんで俺がおめえの下につくんだよ」と 久しぶりに金先輩と風呂で隣りになってな まあ、当然、K先輩の天龍源一郎的上腕及び前腕を眺めるわな 自分と比べたりしてな。密かにうちひしがれたりしてよ それにしても骨が太え それで言うに事欠いて、 「お前、骨が太いな。しっかりしてるじゃねえか」 「はあ!?どこがですか」 「どこがって、腕の太さは、この中では俺かお前だろう」 俺は全然喜べねえ というのは、K先輩はそんなこと全然思ってねえからな あの人にとっちゃ、俺も息子のアキラ(小学生)も同じ腕力ぐらいにしか思ってねえ 「俺も腕が細っちまってな。お前、握力いくつだ」 「右は70くらいです」 「嘘つけ、そんなにあるわけねえだろう 俺は右が68だ。いいか、握力ってのは、実際に70キロを引き上げるんだよ 背筋を使うんだぞ。握力ってのは難しいんだよ」 「だって、病院の握力計で、70キロでしたけどね」 「バカ、握力計なんかで握力なんか計れるか あんないい加減なもん。アホだな、お前は 俺がやったのは、ミズノのテストマシーンだよ こうやって引き上げてな。パッと離すと肩を脱臼するからよ。静かに下ろすんだよ」 「ああ、なるほど」 「お前、人差し指出せ(俺の人差し指を握る) 俺の人差し指を握ってみろ(俺が握る)。どうだ、どっちが強い」 「先輩です」 「そうだろうが。お前は55キロだな」 「まあ、俺がK先輩より力あるわけないすからね」 「当たり前だ」 (了) 人気blogランキングへ くる天 ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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