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カテゴリ:【小説】不動明王
スガーミン・・・こいつ暴力顔面のくせに意外と捕まった事がない
警察が来ても街の連中が庇う。警官も菅谷がやっている事は分かっているが、 街中がアリバイを作るものだから捕まえられないし、警察もあまり捕まえる気がない 昔気質の、といえば聞こえが良いが、昔だろうが今だろうがやくざはやくざ しかしながら珍しく法の埒外にはいるが市民権を得ているやくざだ 携帯が鳴った 「頭(かしら)っすか」 ダボシャツ腹巻の鉄からだった 「鉄か。どうだった」 「へい。ぜんぜんトーシローのセイガクでした」 「そうかい。で、どうした」 「脅して返しました」 「ならいい」 アホくさ、スガーミンは思った 「今日は水割り?ロック?」 「ロックだ。それとラーメンと餃子とビビンバ」 「おなか減ってたのね」 「ああ。相変わらず飯を喰う気になれなかったからな」 「そう。嫌なもの見たのね。ね、新しい子入ったの。見る?」 「飯を喰ってからな」 「その方が良いわね」 めぐみは部屋をいったん出て行った 「くっそー。何で出てこねえんだ。どいつがちょっかい出してやがる」 ガキだけでできるバイじゃないんだ。サツカンも押さえていやがらねえときてやがる ネットがどうとかで手口が巧妙でスガーミンの頭じゃとても追いつけない 鉄と竜だって似たようなものだ 「祭りと博打と用心棒で充分じゃねえかよ」 菅谷はほとんど博打だけで食っていた珍しいやくざだった。しかしこれにも秘密があった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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