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カテゴリ:【小説】不動明王
「こうら。ゲロしちまえっての」
「うら。死んだってまた生き返らせてぶん殴るからな」 道場にもなる板敷きの離れの広間で鉄と竜が浚ってきた男たちを痛めている 菅谷の方針で、事務所に連れてきた者と同人数でしか取調べはしない 二人のチンピラは鉄と竜だけで取り調べていた こうすることで一人一人の力を強くするのだ 場合によっては複数人を菅谷一人で潰すのを 別室でカメラ越しに子分たちに見せることもある その隣の和室で菅谷は栞と話していた あねさんが持ってきたケーキを栞は食べていた 「あんた。そりゃ犯罪だよ」 栞を連れてきたとき姉さんは笑って言った 「何言うんだよ、母さんは」 あっはははは、と相変わらず陽気な二人だった 「でな、俺たちは薬を追っていたんだ。それとウリ・・・売春・・・」 きょとんとしている栞に 「そうだな、最近は援交ってのか、ああんっ?」 菅谷はそこだけ不機嫌に言い放った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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