soul-eye

・・・回想

「おうら、ガキども。全部話せや」

菅谷は栞を残して道場に入った

「お、俺たちを殺さないって約束してくれますか」

長髪長身の男と力士みたいな男を連れてきていた。今言ったのは長髪長身の男

菅谷たち三人のパンチを喰らって意識が残っていた奴らだ

上の者だろうから情報を持っていると踏んで連れてきたのだ

菅谷は力士を殴った

「で、俺、いえ、僕たちは女を口説くノウハウを教えていたんです」

長髪が話し始めた

「な・ん・だ・と」

菅谷は理解ができなかったのでまた力士を蹴った

「男を集めるんです。それから会費をとる。それなりのルックスで金のある奴を

いえ、金なんか無くても良いんですけどね、女が稼ぐから

僕たちが捨てた女を口説いて自分の女にするんですよ、彼らは

表向きは恋愛をしているって女たちも思っているし

男の言うことを聞く良い子になりたいって思っているからかな、

男も絶対自分と同じと信じて、まさか組織化されているなんて思ってないし」

分からん分からん。これはウリなのか？男が会員？女が組織？恋愛？

「分かるように話せ」

「分かってくださいよ」

その時その男の顔が自分を馬鹿にしているように見えたスガーミン

いきなり力士に馬乗りになって殴りはじめた

ぎいぇやぁああ

面白い声を出して力士は失神した

「次に分からないことがあったらこうなるのはおめえだよ」

菅谷は血だらけの拳を見せて言った