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カテゴリ:【小説】不動明王
堕胎記録をつけていたんだな。俺だったらそんな真似しないがね・・・おっととと、と菅谷は思った
その時携帯が鳴った 「先輩、すいません。寝てましたか」 中学の後輩の生田だった 「起きていたよ、なんだ」 「すいません、先輩。先輩の話はほとんど裏づけ取れたんですが、男のデーターがありませんでした」 「口を割らせれば良いだろうに」 「それが、西の息子なんですが、慣れているんですよ。取り調べ慣れというか、度胸があるというか」 「はっ、そんなことだろうと思ったぜ」 「違法な堕胎だけです、今のところは」 「じゃ、あとは俺がやっておくわ」 「そんな、無茶はしないでくださいよ、セン・・」 菅谷は電話を切った 「簡単なことだぜ」 菅谷は首をゴキゴキ鳴らした 「遊び連れてって」 栞が布団で飛び跳ねて言った 「丁度良いかもな」 菅谷は妙な事を言って布団から出た 「この馬鹿」 栞は叫んで部屋を出た。菅谷はパンツ1丁だった 「おうい、鉄、竜」 菅谷のこの声に反応したのは・・・ 「こら、民夫。あんたって子は」 怒りのあねさんが部屋に入ってきた 「何をしたんだい。こら。栞ちゃんに何をしたんだい」 箒でバシバシ叩かれた 「いて、母さん、いて、いて」 「栞ちゃん、泣いてたよ。馬鹿」 「いて、母さん、いて、いて」 そこへのっそり鉄と竜が現れた 「か、頭。まさか栞ちゃんに」 鉄がガッツ石松みたいな顔で、それでも目をできるだけ丸くして言った 「いて、母さん、いて、いて。止めろ、母さんを。俺は何もしていない。ただ布団から出ただけだって」 「馬鹿、そんな山の中にごろっと転がっているような岩に コケをつけて100年くらいほうっておいたような体を見せるんじゃないよ、子供に」 「意味わかんねえよ」 スガーミンは布団を被った 「いや、あねさんここはひとつ」 鉄と竜が割って入って、あねさん殴るのを止めた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/29 11:48:01 AM
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