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カテゴリ:【小説】不動明王
今頃は・・・菅谷と同じ事を他の組員もしている頃だった
「藤田さん、西産婦人科の事で話があるんですけど」 ドアホンにそう言うとすぐ中に入れた 菅谷はまた吐き気がしてきた。うっうっと唸っていると栞が背中をさすってきた 「またかいな。胃が悪いんかなあ」 「大丈夫だ」 目を真っ赤にして菅谷は言った 鉄と竜は見慣れているが、どういう状況で吐き気がするのかさっぱり分からない 緊張する時に吐き気を催すのは胃が弱いからだが、 菅谷の場合、本当に緊張するだろうっていう場面ではケロっとしていて こうした普通の状況で時々吐き出す 「分かった分かった」 誰に行っているのか分からず菅谷は家に入った そこそこのでかい家ではないか 洋間に通された4人 栞を除いて、実は大学生風にしている。これは藤田を油断させるためだった 竜は優男なのでそのままで髪をリーゼントからただ下ろせばよいが 鉄はパンチパーマを隠すために昼なのにバンダナ(晩だな・・・らしい)、 目つきを隠すためにサングラスが必要だった 菅谷はアメリカの暴走族ファッションが意外と似合う 「何の用だ。家まで来て」 家のつくりからは想像できない貧相な男が出てきた 「うわっ」 菅谷が声を出した 「何だ?」 藤田はぼんやりした目をして言った 菅谷には物凄いものがみえているのだった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/29 11:46:14 AM
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