|
全て
| 徒然奇2
| 【小説】加藤英雄無頼控え
| 【小説】但為君故(完)
| 風来坊の唄
| モリの大冒険~金曜の夜と土曜の朝~(完)
| Jeysomコーナー(旧ギャラリー)
| 【小説】風来坊旅の途中にて
| 【ドキュメント】ハムレット
| 【ドキュメント】細谷十太夫
| 【小説】加藤英雄無頼控え最終章(完)
| 実話控え
| 【小説】恋愛小説?
| 【小説】フィクションアクションハクション
| 【セミフィクション】無頼控え外伝
| 市民Ken
| 【小説】十太夫先生お日向日記
| 片岡さん
| 片岡義男北紀行(北海道2007)
| 嗚呼 先輩
| 片岡義男北紀行(北海道2009)
| 【小説】不動明王
| 【小説】鴉組
| ミステリーハンター
| ちゃーちん
| 武術
カテゴリ:【小説】不動明王
「やれ」
うっうっっと吐き気をもよおしながら菅谷は言った その声で鉄と竜は藤田の携帯を取りあげた 「出た出た出た。こいつら意外と間抜けですよ」 竜が言った。藤田は鉄に抑えられている 「何しとるんや。乱暴な真似したらいかん」 栞が言った。やはり同級生の父親だと思ったのだろう 「大丈夫だ。喜んでいる喜んでいる」 菅谷はタバコに火をつけた。吐き気が止まったようだ 「何が喜んでいるんや」 栞の質問に答えず 「普通の電話もパソコンも持っていくぞ。携帯も別にある?あるんだな。あ・る・ん・だ・な」 菅谷は藤田を恫喝した 「ない。何者なんだ。乱暴は止めろ」 「安心しろ。あんたには危害をくわえねえ、俺はな(点々)」 その時、茶を入れてきた家政婦がこの異常事態を見て 「警察を」 と叫んだが 「呼ぶな」 と言ったのは藤田だった 「大丈夫だから。お前は二階へ行っていなさい」 その言葉を聞くと、菅谷は 「二階だってよ。ちゃんと話を聞いて来い」 と竜に言った。竜は家政婦を連れて二階へ上がって行った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/29 11:45:14 AM
コメント(0) | コメントを書く
[【小説】不動明王] カテゴリの最新記事
|
|