soul-eye

なぜカテゴリーがミステリーハンターなのか。
ミステリー：神秘的、謎、不可思議なこと

『我々ミステリーハンターは、社会、歴史、神仏
及び我々の環境・存在の全てをミステリーと捉えて
魂の視点でハンティングする』
（暫定ミステリーハンター憲章前文より抜粋）


******************

琉球国の憲法前文ともいうべき万国津梁の鐘の話を書いたけど、

これミクロネシアの憲法と同じような格好良さがある。

自らの位置関係と交流交易をベースにしたくにづくりを明言した言い切りのよさ。

そのころの日本は鎖国と内向きの政争でしょう。

まあ江戸時代も文化 も含めていいとこあるんだけど、

ともするとすぐにガラパゴス化モード※に入っちゃうのは最近もおなじか。

でも、封建農本的でないDNAがかならずある筈。

わずかな期間だが、3000キロ移動した結果、

この長い多様性にとんだ国土を永田町で全部やるのは無理。

やっぱり道州制かなと思った。

沖縄が台湾と接近するのもそれは自然なこと。




※１万国津梁の鐘の銘文
１４５８年、第六代琉球国中山王尚泰久が戦乱の続いた国内の安定を願い建立した天尊廟のために鋳造した巨鐘に銘記させたもので、琉球王国の指針や国際性を有したもの。その後も琉球王国における大交易時代の支柱であり、資源も何もない東アジアの南海に浮かぶ小さな王国が、武力支配が中心となる１５世紀中半以降の世界でその地域的特性を活かして、アジアの南海の中心として平和的共存共栄の世界を実現しようとした国是。

（一部意訳）
琉球国は南海の勝地にして三韓の秀を鍾め、大明を以て輔車となし、
日域を以て唇歯となして、此の二つの中間にありて湧出せる蓬莱島なり
舟楫を以て万国の津梁となし、異産至宝は十方刹に充満し、
地靈人物は遠く和夏の仁風を扇ぐ。
故に吾が王、大世の主、庚寅に慶生す。
尚泰久なり。
ここに、宝位を高天に承け、蒼生を厚地に育む。
三宝を興隆し、四恩に報酬せんがために、新たに巨鐘を鋳て、
以て本州中山国王殿の前につけ、これを掛着す。
憲章を三代の後より定め、文武を百王の前より集め、
下は三界の群生をすくい、上は万歳の宝位を祝う。
かたじけなくも、相国の住持溪隠安潜叟（けいいんあんせいそう）に命じて、銘を求む。
銘に曰く。

須弥の南畔　界洪宏たり
吾が王出現して、苦しめる衆生を済う
流れをたつ玉象、月に吼ほゆる華鯨
四海に泛溢し　梵音声を震はし、
長夜の夢を覚まし　感天の誠をいたす
堯風（きょうふう）は永く扇ぎ　舜日は益ます明らかなり

戊寅の年の六月十九日辛亥の日
大工　藤原国善
住相国溪隠叟　これを記す。


※２声に出して読みたい「ミクロネシア憲法前文」
（あまりに感動して本当は強調文字とか使いたくないけど。我々ミステリーハンターの理念にも通じるからこそｎ島さんもまた取り上げたのだ）
われらミクロネシアの民は、主権者として、ここにミクロネシア連邦憲法を制定する。
この憲法のもとに、われらの共通の願いとして、平和と調和のうちに生き、過去の伝統を守り、未来への約束を果たすことを宣言する。
多くの島々が織りなすひとつの民族となるために、われらはその文化の多様さを尊重する。おたがいの違いこそが、われらを豊かにするからだ。
海流はわれらを結び合わせるものでこそあれ、引き離すものではない。
島々によってわれらは生かされ、島国だからこそわれらは広がり、強くなれたのだ。
われらの祖先はその家をここに定めたけれど、だれかを追い出すことはしなかった。
それを受け継ぐわれらは、ここ以外の故郷を望まない。
戦争を知っているからこそ、われらは平和を願う。分割されていたからこそ、われらは一つであろうと望む。支配されていたからこそ、われらは自由を求める。
ミクロネシアの歴史は、ヒトが筏やカヌーで海に乗り出した時にはじまった。そしてミクロネシア民族は、人びとが星ぼしを航海する時代、つまり地球そのものが一つの島となった時代に誕生した。
われらは共通の人間性にもとづく、平和、友情、協同そして愛をすべての民族に届け、また皆からもそれを得たいと願う。
この憲法とともに、他民族に保護されていたわれらは、
いま、そして永遠にわれらの島々の誇り高い守護者となる。

※３ガラパゴス化
世界と異なる独自の進化を遂げること。技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて世界標準から離れてしまう現象のこと。


ガラパゴス化するブログsoul-eye
★何と現在１２位
人気ブログランキングへ
★何と現在総合２位ジャンル1位。ｎ島さんは漫画家ではない
くる天 人気ブログランキングへ



たっけーーー