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カテゴリ:ミステリーハンター
天気は良いが具合が悪い。
こんな日は寝ながら本を読んで良いじゃないか。 が、夕方になるとやはり出かけるのだ。 行先はと考えたが・・・古いお札を返しに行くか。 「どこのお札でも引き取るから」 という永福寺。震災以降全然行ってなかったが、近場だし行くかとクルマを出した。 実は最近n島論説委員と、夢で多分永福寺と思われる寺に行ったのだった。 夢の中ではずいぶん形が違う。夢の中の浅草寺など凄いものだ。 なぜか人通りがあった。いつもはほとんどこの時間だと俺の独り占めなのだが。 俺がお札をゴミ箱に入れていると「いらっしゃいいたっしゃい」と呼ばれる。 中にも人が居る。普通の人だ。 俺は中に入って「お札下さい」と言った。 かつて、様々な悩みを抱えた女の子達を救ったお札だ。 「はいはい」とその普通のご婦人。いつもの管理人さんはどうした? 「500円でしたか?」 「いえ、あそこにお布施して下さい」 勝手が違うな。 俺が不思議がって、まあいいかとクルマに戻ろうとしたら初めて貰うお札。 俺は戻って、「違う違う。撫で仏が欲しいのだ」と言った。 「あらあなた、さっき勧請してくれた方ね。こちらはね、黒帯じゃなくて赤帯なのよ」 いつもの女性が出てきた。 「はっ?前と変わったの?はい500円」 「だからね、こちらは赤帯なのよ」 「いや、俺は前もただここにお金を置いたぜ」 「あら?さっき勧請なさった方じゃないかしら」 「よく分からないが、俺はいつも誰かと間違われるぜ」 で、はっと気付いた管理人さん。 「あらまあ、あらあら」 「これもご縁ということで、その黒帯赤帯の話を教えてくれませんか」 「なるほど良いことを言いなさる。ご仏縁ですね」 ということで教えて貰った。 永福寺本堂はご祈願所であり、お祝いとかに出す赤帯の封筒でお布施をするのだそうだ。 「お葬式は向こうでやるのだけど、その時は黒帯で」 「そうですよね。御仏前、御霊前だ」 「そうです。それとご祈祷ではないですよ。ご祈願なのです。お願いをするところ。 こちらは陽、あちらは陰なのです。陰陽があるのですよ」 「ははあ」 「それとあなた、お片付けが始まっていると思うけど、展示物を見ていきなさい。 向こうに(山岸駅越えた向かい)お葬式や会合をするところは知っていますね」 「何ですか?」 「今日は秋の大祭なのです。来年の春には朝から来なさい。それと来年のものですが、ハイ」 お守りを貰った。 「人間違いをしたお詫びです」 なんか得した気分だった。 【送料無料選択可!】キボウノチカラ~Tomorrow~ / 齋藤惣一朗 feat.ザ・グレート・サスケ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/09 10:05:06 PM
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