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2012.11.7　n島論説委員レポート

富士宮に行ってきました。今回は木花咲耶姫おでまし。






浅間神社では、子供の受験の絵馬を受けたら、

天神様のほうに納めくださいと巫女さんに言われました。

真赤な浅間作りの屋代に緋衣の巫女さんに萌えます。

富士の稜線に浅間神社は座するのですが、境内の湧玉池に伏流水がこんこんと湧き出ています。

震災前後に富士宮市全域で伏流水の水位が上がり大変だったようです。

木花咲耶姫に子供たち(火の神)の鎮めをお願いするしかありません。

貞観地震と富士の噴火は同時期だったのです。

天神様があるのは知らなかったのですが、

厳島神社が湧玉池の中島にあるのですが、

前に来たときは、池の中で、まあおさまりがいいぐらいに思っていました。


湧玉池



女神考で考えてみると宗像三神市杵島姫は海神であるだけでなく

瀬織津姫のように浄化能力ある神でしょう。

木花咲耶姫の麓、人間が生きるに欠かせない水出ずるところに

その最終処分浄化とも言える市杵島姫を祀るというのは

神にすべてを見透かされているような気がします。

この伏流水は神田川となりヘドロ公害の田子の浦にそそぐのです。

人間の営みなどそんなものです。


浅間神社は市街地にあるのですが、6キロほど登ったところに山宮があります。


山宮



富士山頂にも浅間神社神社があるのですが、

ここは岩手山神社のように崇拝所、神奈備でやしろはありません。

縁起に1900年とありさすがにそれは古すぎだろうと思うのですが、

神奈備であれば納得できるものです。

石がきの結界があるのですが、大きな木が根をはり沖縄の御嶽のようです。

樹木を切り開いた空間から富士望むことができます。

なかなか木花咲耶姫は姿をあらわしません。

無粋話ですが、こんなところでLTEが入り、

近くのライブカメラから雲のながれをつかむことができます。

一時間ほど雲のながれを眺めていました。

木花咲耶姫も荒御魂があるでしょう。

同じように神道の基本的な考えかたに祓い清めがありますね。

イザナミが黄泉で穢れとなる一方で女神には浄化の属性があるのが忘れがちです。



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