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完熟トマトの介護&リハビリ生活

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吾が輩は野良猫である ルキシトさん
2007.09.22
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トマ女さん担当の若い女性OT士が、いろいろと工夫はしてくれるのだけれど、相変わらずトマ女さんを上手く促すことができない。動作や反応が遅いのは他のリハビリでも同じだけれど、彼女は特に手こずっている様子で、40分のリハビリ時間の大半が無為に過ぎてしまうこともある。

そこで今日は一番偉いらしいベテランOT士が、対策を探すためにトマ女さんを見てくれた。研修に来ている学生をアシスタントとして連れて。その人は確かにベテランらしく、リハビリ室でもあちこちに目配りをして、トマ女さんを見守ってくれていたことがある。

車椅子の自走ができれば運動量も稼げるというので、その練習をしたが、やはりトマ女さんはそう簡単には動いてくれない。左足を動かすのを忘れてしまうのだ。ベテラン士も熱心に「右・左交互にね」と繰り返し促し、「はい、今度はひだり!」とはっきりと言ったり、左足に触れて意識を促したりして、何とか動くようにはしてくれていた。

ところが、小休止を兼ねて認知状態確認の質問をしたとき、自分や家族の年齢や誕生日を聞いたり、日付や昨日の天気を次々と尋ねたので、トマ女さんが少し慌てて「年」「月」「日」が混乱した答えを連発したとき、私の方を向いてちょっと笑って見せたのだ。勿論、最初は「娘さんが昭和10年生まれじゃかわいそうでしょう」などと、訂正を促すように言ったりもしてくれたのだけれど、何か同意を求めるような笑いで済ましてしまうことが数回あった。

なんだろう、認知状態がこんなだから「大変なんですよ」とでも言いたかったのだろうか。幸いトマ女さんには見えないようにではあったけれど、ちょっと不適切な感じがしてしまった。質問を患者に投げかけ、一生懸命答えているのに、それに対する反応は「あ、そう」くらいで笑ってすませ、患者の理解をしようとしていない。ST士ではないから、高度な解釈を求めるつもりはないけれど、リハビリの療法士さんには患者の心に沿って対応してくれる人が多いだけに、少し驚いた。

ベテラン士の力を込めた促しに、トマ女さんも懸命に応えてリハビリをしたので、終わったときには頬がちょっとピンク色になったくらい頑張った。だからいいのではあるけれど、ベテランだからこそ、皆のお手本となるような療法士の態度であって欲しかった。特に今日は研修生の前でもあったわけだから。






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Last updated  2007.09.25 02:18:05
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