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テーマ:介護・看護・喪失(5285)
カテゴリ:水頭症(シャント再手術)
先週の旅行中、一応何枚か写真は撮った。トマ女さんとトマ吉さんのツーショットや、トマ女さんとお兄さんたちとのツーショットとか…。なかなかいい笑顔の写真が撮れていたので、プリントしてトマ女さんに見せてきました。(介助優先モードだったので、とってもベタな写真ばかりで、ちょっとご紹介できません。ごめんなさい!!)
リハビリのOT士やST士が通りかかって、話しかけてくれたり、同じ病棟の入院患者さんも興味津々で覗きに来たりしてくれる。 そこで旅行の話をしてもらおうとするのだけれど、正解もあれば、別のときの旅行の話とごっちゃになってしまうのでした。 ST士:旅行はどちらに行かれたんですか? トマ女:えーっと、福島とか仙台とか… (いえいえ、正解は新潟です) ST士:何に乗っていかれたのですか? トマ女:列車でね。 ST士:どんな列車だったのですか? トマ女:あの…ほら、お座敷列車っていう… ST士:どなたといかれたんですか? トマ女:うちは兄弟が多いから… ST士:いいですね、皆さん仲よさそうで。こういう旅行はよくされるんですか? トマ女:このときはね、娘の旦那さんの関係の宿泊施設があって… (それはトマ吉さんの喜寿を祝っての旅行です。) ST士:旅行はいつだったんですか? トマ女:うーん、そうねぇ… もう1週間くらいになるかしらねぇ… この会話の中では、写真にお座敷列車内のものがあったから、それは正解できたのだと思うし、「兄弟が多い」というのは決まり文句のような答え。でも旅行が1週間前というのが分かったというのが、私にとっては回復の手ごたえと思えました。 楽しい旅行の記憶が、トマ女さんの頭の中でぐるぐると巡って、一緒になってしまうみたい。でも、姉の旦那さんの勤め先は敢えて言わずに説明しようと、言葉を選んだり(もしかしたら名前が出てこなかっただけ?)するところなど、トマ女さんらしい話し方。 ゆっくりゆっくりだけど、取り戻しているものは確かにある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.23 23:36:53
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