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テーマ:介護・看護・喪失(5285)
カテゴリ:水頭症(シャント再手術)
ふと気づいてみると、トマ吉さんとトマ女さんの結婚記念日が近づいていた。落ち着いて考えれば、なんと50周年!金婚式じゃないの
というわけで、ささやかながらお祝いランチを計画することにして、トマ女さんに希望を聞いてみようと四苦八苦。なぜかというと、トマ女さん、いつもは自分の年齢はだいたい言えるのに、今日はとぼけてばかり。そのくせ「結婚したのはいくつ?」ときくと「24」と何度聞いても間違えない。 頭の体操で「74引く24は?」といっても、ちょっと難しい。そこで「7引く2は?そろばんだと…」と、想像を促してみたら「5」とちゃんと答えが出た 面倒になると「電卓持ってきて」などと言ったりもするトマ女さんとの会話は、なかなか楽しめる。 食べたい物をしつこく聞いたら「美味しいお鮨っていってるでしょう」ですって。「この前のときにも、上鮨を取ってくれて食べたじゃない。」などと、どうやら去年の話を覚えているらしい。 そして「こういうことはね、お前たちがお膳立てをすることでしょう。お父さんは『あいつらは自分たちでお金を出す気もないくせに』なんていってたわよ。」と、お小言まで頂戴してしまった。トマ吉さんがまさしく言いそうなことだけに、トマ女さん、しっかりしすぎ さらには夕べの話で、「昨日、ひーひーって泣いていたでしょう。二階に行ったら聞こえたよ」なんてことも言った。実は夕べ、トマ女さんが発病前に無理してくれたことを思い出して、久しぶりにベッドの中でめそめそした私でした。だから、なんか本当にトマ女さんが全てお見通しみたいに思えて、またうるうるとしてしまった 金婚式ランチは来週です。お洒落してお出かけしよう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.30 00:55:43
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