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テーマ:介護・看護・喪失(5285)
カテゴリ:水頭症(シャント再手術)
私が病棟に着くと、トマ女さんはお昼寝中
声をかけて起こすと、「100年も経ってるんだって。修理いくらくらいかかるんだろうね。」なんて寝ぼけたようなことをぽつりぽつりと話す。こういうことは、これまでなかったので、少々不安に思いながら話を合わせていくと、だんだん分かってきた。 どうやら午前中に「大きな古時計」を歌ったらしく、その歌詞が頭に残っていて、夢を見ていたようだ。そう分かったら、とってもかわいい、女学生がそのまま年をとったようなトマ女さんらしいことで、嬉しくなってしまった。 その後ホールへ行くと、テレビで女子マラソンをやっていた。トマ女さん、食い入るように見入って、選手のゼッケンについた会社名を読んでくれたりもした。 先頭の選手がスパートをかけ、もうすぐゴール。トマ女さんも力が入ってきている。 そしてゴールイン 優勝者インタビューを見ているトマ女さんを見ると、なんと目に涙が浮かんでる もともと涙もろいトマ女さんだけど、こんな涙を見るのも久しぶり トマ女さんの回復を、小さな喜びで感じられたお見舞いでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.27 01:52:54
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