|
カテゴリ:tea & cafe
開高 健 全対話集成1食編 1980(昭和57年)3刷 発行潮出版社 221頁。12人の作家たちとの談論風発の対談鼎談集で古今東西の食から酒、エロス、旅、釣りなど話題に事欠かず開高節がフルに舌好調。牧羊子夫人との奥歯にものが挟まったような本音もオモシロイ。和牛、鯖寿司、日本酒、コメなど美味は胃袋と頭脳で食するのかと思うほど口論も尽きず。小松左京はバーボン、水割りの戦争論。荒正人、池田弥三郎とはベトナムの鼠からパリの鳩までまさに好色から政治まで筆舌に尽くし難し。安岡章太郎はワインから、フランスは水か゛不味くて売ってるが香水もそうで、土が肝心で乾いた空気が旨さにと。美味礼賛は本場のシナ料理が一番、ジビエは昔からいろいろあり 肉食はアチラに負けるが、日本の魚と野菜の種類の多さは世界一自慢出来ると。團伊久磨は海燕の巣、フォアグラとゲテモノで。今や、犬と猫と一緒のペットの生活に世界はなっており 倒錯の時代かなと結び。食には
ヒトと歴史が。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[tea & cafe] カテゴリの最新記事
|