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液晶生活 デジカメ,Mac,時々ライカ

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2015.07.04
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カテゴリ:デジカメ


 パナソニックの大口径望遠ズームレンズ「LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.」をレポートしてきましたが、このへんで最後のまとめてみたいと思います。

 このレンズは35mm判で70mm~200mm相当の画角を実現し、開放F値が全域でF2.8と明るい大口径レンズです。その割にはサイズは全長が約99.9mm、質量は約360gと軽量コンパクトで携行性にも優れ大変使い勝手が良いです。

 個人的にはインナーフォーカス、インナーズームレンズなので全長の変化がないのがポイントが高いですね。ズーム時やフォーカシング時に鏡胴の全長が伸びると、レンズの先端をぶつけそうになることもあり使い勝手が悪くなります。

 F2.8通しの大口径望遠ズームレンズのライバル機種としては、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」がありますが、こちらは焦点距離が35mm判で80-300mm相当と望遠側がかなり長いですね。しかしサイズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」の全長が160mm、質量が760gとクラスが違い、価格にも差がありますね。

 「LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.」は強力な光学手振れ補正機能を搭載しているので、手振れ補正機能を内蔵していないパナソニック機で使用するのなら「LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.」の方が良いですね。

 鏡胴は金属製で丁寧に作り込まれているので質感は良好ですが、ズームリングはゴム製なのが惜しいですね。ゴム製だとズームリングにゴミが入って見苦しくなります。

 光学的性能は絞り開放では周辺光量落ちが若干感じられますが、画像周辺部まで解像感は比較的良好です。絞りは2段絞ったF5.6にすると解像感が高まります。

 マイクロフォーサーズ機では背景がボケにくいと言われていますが、望遠端で被写体に寄って撮影すると背景をぼかすともできます。ボケ味も比較的良好でした。

 ちょっと残念なのは被写体にはあまり寄れないので、望遠マクロ的には撮影できないことです。もうちょっと被写体に寄れて撮影できれば、花などを撮影する時に望遠マクロ的にも、また、寄れれば背景をさらに大きくぼかすことも可能でした。

 と言う訳で、「LUMIX G X VARIO 35-100mm/F2.8/POWER O.I.S.」は、大口径の望遠ズームレンズと言う点を生かし、背景のボケを表現したいシーンで使用するレンズとしてオススメです。
    
     





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最終更新日  2015.07.04 06:18:51



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