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カテゴリ:DINING OUT
先週の水曜日、日本画教室の課外授業で駒込の東洋文庫で開催されている
『本のなかの江戸美術』を観に行きました。 展覧会を観る前に、ミュージアムの2階にあるモリソン書庫を見学しました。 この本の数に圧倒されます! 東洋文庫の創設者、岩崎久彌氏がG. E. モリソン博士から 東アジアに関する書籍・絵画・冊子等約2万4千点を 一括購入したものが公開されています。 岩崎さんってどんだけ金持ちだったんだ!って思う~。 本から漂う知の香り~。 背表紙に人物が描かれている本はチベット哲学の本のようです。 モリソン書庫を見学した後、先生が予約してくださった ミュージアムに併設されているオリエント・カフェでランチをとりました。 東洋文庫創設者の岩崎久彌氏は小岩井農場の経営者でもあったことから、 オリエント・カフェは小岩井農場と東洋文庫が共同でプロデュースする レストランだそうです。 メニューは東洋学に関係する人物の名を冠したもので構成されています。 私はオムライスがメインのマルコポーロセットをオーダー。 先ず、スープとサラダが運ばれてきました。 新鮮な野菜のサラダがとても美味しかったです。 そして、メインのオムライス。 トマトソースの海ぃ~~~ こんなオムライス、見たことない! フワフワ卵の下はマッシュルームとチーズのライス。 美味しい上にボリュームがあって、大満足! 食後はたっぷりのコーヒーがついて、1680円。リーズナブル レストランは人気があるので、予約がマストのようです。 おいしいお食事の後はミュージアムに戻って美術展を見学しました。 ミュージアムとカフェをつなぐ知恵の小径。 柱には名言がアジアの言語で書かれています。 知は力なり(ペルシャ語) 人生に学び終わりなし 月日を無為に送るなかれ(ナシ語・中国南西部) これを見た時、『ナシ語』という言葉に反応し過ぎた。 ============================== 見学した美術展のパンフレット。 江戸時代に庶民が親しんでいた絵本が展示されていました。 江戸時代初期(17世紀)の『四十二の物争い』。 「物争い」とはお題として出された2つの物事の優劣を 和歌で詠んで競い合う貴族の遊びだそうです。 江戸時代初期の『浦島太郎物語』。 浦島太郎の物語って、浦島太郎が玉手箱を開けて老人になっちゃった! ってところまでしか知らなかったのですが、 続きがあったことを絵の説明で知りました。 途方に暮れた太郎は、亀(乙姫)から「あけてはいけません」と言われて 手渡された箱をあけてしまいます。中からモクモクと紫雲が立ち上がると 太郎はたちまちお爺さんに・・・なるにとどまらず、なんと最終的に 鶴に変身してしまうのです。そうして鶴となった太郎は蓬莱山で亀と再会し、 ともに夫婦の神様となります。(めでたし、めでたし!) 浦島太郎が鶴に変身したなんて、知らなかったあ! 乙姫は亀なのか。勉強になりました。 構図が斬新で印象的な安藤広重作の 江戸名所百景・深川洲崎十万坪 企画展のほか、東洋文庫所蔵の浮世絵の初版や原画も展示されています。 所蔵数が多いので、1か月に一度展示替えをしているそうです。 次に訪れる時はどんな作品が展示されているのかな? 知性を温かく刺激してくれる東洋文庫ミュージアム。 またぜひ訪れたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月12日 21時38分19秒
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