【不安の正体・対人編】
前回、「 不安の正体」は先のことが「わからないこと」だとお伝えしました。
わからないことは、調べたり、確認したりすると、わかるようになります。
そうすると安心できて、不安な氣持ちは軽減します。
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さて、対人の場合はどうでしょう?
対人の場合も、同じように相手の氣持が「わからない」から、不安になるのですね。
しかし、相手の氣持ちを調べたり、確かめたりすることは、感情を伴いますので難しいところです。
ですが、比較的深い感情が伴わない場面では、相手にストレートに聞いてみることも可能です。
例えば職場や学校等で、自分の提案したテーマについて、
「みんなはどう思っているのだろう?」
と、不安になったとき、
「どう思いますか?」
と、聞いてみましょう。
これは、いわゆる
「おうかがいをたてる」ことと同じです。
「分かっているだろう」
「賛同してるはずだ」
と、決めつけて進めていくことはトラブルを招きます。
みんながそのテーマについて、どう思っているのかが分かると、不安は軽減しますね。
相手が自分よりも上の立場の方であればあるほど、
「おうかがいをたてる」ことは必要だと思います。
会議、セミナーなどの司会(ファシリテーター)は合間合間に
「どうでしょう?」
「どう思いますか?」
と、「おうかがいをたてる」ことは大事です。
そしてどんな意見が返ってきたとしても
「そうなんですね。」
と、受け止めて対応して下さい。
スムーズに進行出来ると思います。
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さて❗それでは、親しい間柄での
「相手はどう思っているのだろう?」
という不安について。
これは本当に多くの方がお悩みです~(((^_^;)
そして個人差がありますので、一概には言えませんが、基本的なことをお話しますね。
恋人、夫婦、親子、嫁姑、、、、、。
親しければ親しいほど、
それぞれが心の奥に深い感情があると思います。
「相手は、自分のことをどう思っているのだろうか?」
そんな不安が芽生えたとき。
相手の氣持ちを知りたいとき。
その場合、まずは「自分の氣持ち」「自分の状況」を伝えることをやってみてください。
自己開示です。
仕事で失敗したりして、
「相手は怒っているかもしれない。」
というときは、まず謝ります。
「大変申し訳ありませんでした。」
そして、自分の状況や氣持ちをを伝えます。
「初めての仕事で緊張して失敗してしまいました。足を引っ張り、反省しています‼」
そうすることで、相手も氣持ちを出しやすくなるのです。
「大丈夫ですよ。」
「私も最初はそうだったよ。」
「以後、氣をつけるように。」
相手もあなたの氣持ちを知ることで安心します。
相手の氣持ちを知るためには、自分の氣持ちを伝えること。
愛の告白等は、典型的なこのパターンです。
「あなたが好きです。
(あなたは私のことをどう思っていますか?)」
ということです。
例えば、彼からの連絡が取れないとき、
「なんで連絡くれないの?」
と、いきなり切り出すより、
「忙しいのかな?
全然連絡がないので、体を悪くしていないかと心配しています。」
こんな風に自己開示しながら、「おうかがい」をたててみて下さい。
意外とスムーズにコミュニケーションが取れると思います。
もちろん様々な場合がありますので、一概には言えません。
ですが、相手の氣持を知りたいときは、まず自分の氣持を伝えてみましょう。
それは、少し勇氣のいることかもしれませんが、
あなたがほんの少し自己開示することで、コミュニケーションはとりやすくなるのです。
皆さんのご参考になれたなら、幸いです~(*^ー^)ノ♪。
皆さんの幸せを念じています。
(~フォーチューンカードより~)
*~関連記事~*
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