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カテゴリ:映画・ドラマ
オイオイな出来事は・・・なかった。 ので、映画の紹介。 『カーテンコール』 「昭和30年代から40年代にかけての日本映画全盛の時代に、映画館で幕間芸人として活躍した男の運命を描くヒューマン・ドラマ。」 というふれこみだったので、 『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいなのを期待したのだが、 外れだったかなぁ。 この映画の見所は、なんといっても 幕間芸人・安川修平役の藤井隆。 もともと、映画館で雑務をやっていた安川。 ひょんなことから舞台に上がることになってしまった・・・。 いわば、素人芸。 だけれども、多くの聴衆を惹きつける何かを持っている。 このサジ加減の難しいところを見事に演じている。 特に彼がギターで弾き語る「いつでも夢を」は必聴もの。 この歌を聴くためだけに、この映画は存在する。 とは言いすぎだけれども。 実にいい声で、なんとも素直な歌い方。 出所の分からない、ブサイクなミニギター。 調弦もいささか合っていない。 小節の1拍目をジャラン♪と演るだけのシンプルなスタイル。 これがまた、歌と上手くマッチングしている。 う~ん、音楽って何だろう? 高度なテクニックは、人を感動させるけれども、 こんなに飾らない、素朴なものもあり、なんだな。 商業主義の音楽に慣らされた耳には届かない“歌”かもしれないけど、 存在する価値のある“歌”だと思う。 現在の安川修平を演じるのは、 何と、元スパイダースの井上尭之。 彼もまた、「いつでも夢を」を弾き語る。 渋い上に笑顔がかわいい。 井上さん、上手に歳をとったんだねぇ。 私も、あんなかわいいおじいちゃんになりたい♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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