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カテゴリ:アート
猫ばかり描いている広島在住の日本画家がいる。
彼を知ったのは10年ほど前のこと。 私が個展をやっている時に、すぐ近くのギャラリーで個展をしていた。 美術家同士が意気投合するのに、杯を重ねる必要はない。 お互いの作品を見せ合えば、イッツ・オーライ! 片や現代美術、片や日本画。 ジャンルは違えど、いいものはいいのだ。 そんな氏から、展覧会を知らせるハガキが届いた。 ふむ。 猫の表情は、日本古来の「戯画」の描き方、 体毛のぼかしは、横山大観を始祖とする「朦朧体」の手法。 その他にも写真のテイストを取り入れたり。 これらが上手く作用して、コミカルさと風格が同居した、 なんとも味わい深い作品となっている。 小さなハガキからたくさんのことを気づかされる。 10年前には感じられなかったことだ。 日々研鑽を重ねた、これがその成果なんだろう。 ふむ。 久しぶりに彼の猫に会いに行こう! 行きたくなった。 秋本幸一展 6月22日(火)~7月1日(木) 12:00~19:00(最終日は17:00まで) 於:ラッズギャラリー 大阪市福島区福島3-1-39 メリヤス会館1F ギャラリーサイト http://www8.plala.or.jp/LADS/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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