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カテゴリ:本
一年ほど前、「トコホコの丘」という曲を書いた。 他の音にまぎれて聴こえにくいが、 ウクレレのストラミングのスピードは、 私の限界、これ以上は早く弾けない。 この曲のタイトルは、永島慎二という漫画家の同名の短編から拝借したもの。 曲ができた時に、もう一度読んでみようと単行本を探した。 書庫(というほどのもんでもないが)のどこかにあるはず・・・ 見つからない・・・・ あきらめていたら、先日ひょっこり出てきた。 「四畳半の物語」という短編集。 この中に「トコホコの丘」が収録されている。 わずか18ページの短編である。 永島慎二の作品は、理想と現実のギャップに揺れる青年の痛みを描いたものが多かった。 高校生だった頃にこうゆうのを読んだおかげで、良くも悪くも今の私がある。 作者の価値観はあまりに実直すぎて、当時すでに古臭いと感じたのだが、 今読み返すと、なんだろう・・・ 時代が一回りして、この時代に求められるものが描かれている、そんな気がする。 さて、同名の私の曲、コミックの内容とは一切関係ない。 「トコホコ」とい単語の出自を知りたいな、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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