4月の読書メーター
4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:424ナイス数:48ぼくは戦争は大きらい: やなせたかしの平和への思い (小学館クリエイティブ単行本)の感想日中戦争から太平洋戦争までの(注)もついていて、やなせたかし先生の話と対比して読めた。兵隊として送られた場所やちょっとしたタイミングが生死を分けたことがわかった。これは水木しげるの戦争の記録でも同じことだった。この理不尽にどうやって折り合いをつけていたのだろうか。やなせたかしは、兵隊生活や中国人との交流をユーモアを交えて語っているが、何度も死ぬ覚悟をしていたことが伝わる。少なくとも、人を殺してはいないから、こういう本が書けるのかもしれない。読了日:04月10日 著者:やなせ たかし自分の小さな「箱」から脱出する方法の感想自分を正当化するために箱に入るという比喩で、プレゼンテーションのように構成された本。お互いを傷つけあう人間関係のおおもとは、自分のほんとうの感情への裏切りで、自分が正しくあるためには周囲が間違っているほうが都合がよくなるのだ。私も、自分を守るために、箱に入り、人を不愉快にしたり、自分の成長の機会を逃したりしていたけれど、私を追い込んだ人も、また箱に入っていた、しかしその人を箱に追い込んだのも私ではなかったかと。自分が間違っているときは素直に認めるだけでも、ずいぶんと人間らしく生きられるのかも。読了日:04月02日 著者:アービンジャー インスティチュート,金森 重樹,冨永 星読書メーター