カテゴリ:嗅覚障害
・・・『ナスィア』その1の続き・・・。 9月21日(火)、『ナスィア』当日。 クリニックの予約時間は朝9:20。 ふらふらした身体で外に出るのは、ビレチャナ後始めて・・・。 自宅から南青山まで、バスと地下鉄を乗り継いで、約1時間半位・・・。 バス、地下鉄、そして通勤ラッシュの人々のあらゆる『匂い』を必死に我慢して、やっとクリニックにたどり着く。 体調報告と共に、一晩中続いた嘔吐の後、急にありとあらゆる『匂い』が戻ってきたことを医師に報告。そして、その匂いが『1種類』だということも・・・。 何より、戻ってきた『匂い』のおかげで、おさまっていたのにぶり返した吐き気がつらく、体験したことの無い出来事なので弱気になる・・・(-_-;) 脈を診た医師が、 『今日、ナスィア出来ないかも知れないねぇ~~・・・。』と、一言・・・。 ナスィアの施術にはオイルの吸入があり、このオイルには特徴的な匂いがある為に『匂い』に敏感になっている状態で施術が行えるかどうか・・・。 それから施術中イスに座っている時間があり、その時間が現在の私の体力的に負担になるのではないか・・・という心配があると言うこと・・・などなど・・・。 『出来ないかもしれない・・・』という不安材料をひとつひとつ説明してくれました。 『まぁ・・・ここからは、未知の世界だから・・・。アテンダント達(トリートメントの施術者:女性は女性のアテンダントに施術を受けます。)にも説明をしておくから・・・。』 ・・・・何かあったらすぐに報告する事、いうことで、21日から3日間の『ナスィア』は決行となったのでした。 ナスィアの内容はとてもシンプルなものでした。 頭部のオイルマッサージ⇒オイルの吸入⇒鼻と頭部を暖かいタオルで温める⇒点鼻⇒鼻と頭部のマッサージ⇒鼻と頭部を暖かいタオルで温める⇒休息 ところどころにうがいが入ります。 時間は約2時間。 1日目は、急に『匂い』が戻ってきたことでヴァータが乱れ、心に不安感が出ていたのが、オイルマッサージで静かにおさまるのを感じました。 そして、2日目。 今まで感じることの出来る『匂い』は地下鉄の匂いもシャンプーの匂いも、自分が作った料理の匂いも1種類でしたが、はっきりとその物の『匂い』を感じることが出来ました。 オイルマッサージは、太白ごま油を使ってマッサージを行います。 太白ごま油は、普段料理で使うごま油ほど匂いは強くありません。 マッサージの最中に一瞬だけれどこの『ごま油』の匂いをはっきりと自覚するとが出来ました。 そして、完治するなぁ~~という予感がしました。 施術が終わり担当のアテンダントの方に、 『なんだか、治りそうな気がします。』と話したら、 『私も今日、ふっとそんな気がしたんですよ・・・』・・・と・・・。 アーユルヴェーダ医療であれば嗅覚障害の完治は可能・・・と知っていながら自宅療法も続けてきましたが、実感がないまま約1ヶ月半が過ぎていました。 ・・・うれしかった・・・。 それは一瞬香って、一瞬で消えたけれど、確かにその物の『香り』でした。 アーユルヴェーダ医療で治療が受けられたことに本当に感謝しました。 そして、治療が受けられるように願い、協力をしてくれた家族、そして私の病気を知り励ましてくれた全ての人に感謝をしました。 3日目 相変わらず『匂い』は1種類。 初日よりもこの1種類の『匂い』にも慣れて、心が落ち着いてきていました。 最終日の脈診の結果、 『表面のカパが取れた為に、奥深いカパが取れて今また、昨日よりも詰まっている状態。』・・・との事・・・。 どんだけ、溜め込んでいたのか・・・私(-_-;) 通常1ヵ月後に診察をする所、2週間後に再診をして、カパが取れていない場合は、 『もう一度、ナスィアね・・・。』・・・って・・・。 私:『あの・・・もうちょっと体力が戻ってからにしたいんですけど・・・。』 医師:『今度はビレチャナしないからさ・・・。』 私:『せめて、体重が38Kgくらいになってからにしたいんですけど・・・。』 医師:『食事制限も今度は3日前くらいからでいいからさ・・・。』 私:『・・・・(^_^;)・・・・』 医師:『あのね、冬の前までにカパを摂りたいのよ。冬にカパを溜め込みやすくなるし、せっかく今までの治療で身体が開いているからさっ・・・。』 私:『・・・・(-_-;)・・・・』 医師:『まぁ、次回の脈診しだいって事で・・・・。』 こんなやり取りの後、『ナスィア』の最終日は淡々と終りました。 次は、『自宅療法』についてお話します。 ブログランキングに登録しました。クリックお願いします。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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