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2010.11.14
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カテゴリ:言霊
    
            『病は氣から・・・』


     みなさま、この言葉は知っていらっしゃるでしょうか?



辞書を引くと『病気は氣の持ちようで、よくもわるくもなる・・・』と、書かれています・・・。


            
          では、『氣』とは・・・なんでしょうか・・・?



『こころもち』、『おもむき、ようす』、そして『目に見えない力、いきおい』・・・と書いてあります・・・。



この言葉を、病んでいる人に『励ましの言葉』として話す人や、お医者さんが病人に『まぁ~~、ようは気の持ちようだからさっ・・・』・・・てきな感じで使っているのをよく耳にします。


言葉を発した人は、『励まし』や『たいしたことない』事を、相手に伝えた気になっているでしょうが、言われた病人本人はいかがでしょうか・・・?



 本当に『氣』の問題は、『たいしたこと』が無い問題なのでしょうか?



大抵の病人は、『自分の気持ちが弱いので、病気になった。(もしくは、この現状になっている)。』と、自分自身を責め始めます。





・・・言葉は身体の中から出ることで、『言霊』となり、それは目に見えない『ちから』をもちます・・・。




それは、言葉を発する人が受ける人にとって、大きな影響力がある人ほど強力に作用します・・・。


例えば、親が子供に、そして医者が患者に発することで、子供や病人の心には強力に作用します。



この言葉の本来の意味は・・・


『病気は氣の持ちようで、よくもわるくもなる』ので、
  病と戦っている人に語りかける『言霊』には、氣をつけなさいね・・・



と、いう『心の中で自分自身を戒める言霊で、人に話す言葉ではない』のです・・・。



古来日本人は、目に見えない力に畏敬の念を抱き、それを伝える為に『音』や『文』そして『所作』として、これを子孫につなげてきました。



いつから、『言葉』は本来の意味を失い、雑多に使われるようになったのでしょうか・・・・?



もういちど、自分が使ってる『言霊』を見直して、もう少し大切に相手に伝えていきませんか・・・?





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最終更新日  2010.11.14 11:04:25
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